バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

弱点克服の目的

2012-01-26 01:24:55 | やっぱりミニバス!
平成24年1月26日 木曜日
 
「弱点克服の目的」


昨年夏のミニバス新人教育リーグの結果から、

私も子供達も多くを学びました。

次の新人戦に向けて、克服すべき課題も明確になりました。


さて、弱点を克服するためには、その弱点を引き出す状況を作為することが有効なやり方だと思いますが、

それが難しいんです。

弱点克服のためのプレースタイルは、わかりました。

それを子供達に指導すればいいのです。

まず何故、それが弱点になったのか、その原因を説明し理解させること。


その弱点を克服するにはどのようにすればいいのか、子供達に考えさせること…

当然、コーチの私は、明確な弱点克服の原則事項と、

それに基づく具体的ないくつかのプレースタイルは、頭の中にありペーパーベースにもしてあります。

その練習要領も段階的に目標を設定したものを創造してあります。

問題は時間ですね。

ハビットスポーツと言われるバスケにおいて…

週二日、しかも半日練習で、昨年夏から来月2月の新人戦までにチームを概成させるには、

練習の量としての時間が足りないのは明白です。

それを補うのは、練習の質です。

如何にゲームライクに、複合型の練習を創造するかにあると思います。

そして、弱点の克服や、さらなるチーム力の向上と修正を考えれば、『何を、いつまでに』という計画を作成することができます。

新人戦の1ヶ月前をその期限とし、

最後に練習試合で、最終的に練り上げて確認します。

そして、そのプレースタイルを形にしなくてはならないと思っています。

当然、形には気持ちが入らないと生きたものにはなりません。

そのためには、どこまで、克服練習を行うのかを…

残された時間を考えて、効率的に効果的にやること、

必要なら計画を見直しながら進めていくことが大事だと思います。

また形だけ覚えても、気持ちが入らないと実戦では崩れること

ですから原則となる対応の考え方を教えて…

なおかつ、そのプレーに あきらめない気持ちを入れていくこと

それを子供達に理解し、納得させることが大事です。

それがわかっていれば、あとはその原則を具体化するやり方ですから、

子供達自ら作戦ボードを使い考え出すことができます。


それが弱点克服という課題の一番の目的です。

コーチが微に入り細に入り教える段階から、

子供達自らの考えで原則にのっとったプレースタイルを創造し、

試し、修正し、作り上げること

そしてそこに、子供達自身の試合に臨む、あきらめない気持ちを入れていくこと

それが子供達を成長させるための、次の段階への指導の目的だと思います。

とにかく、私はミニバスのコーチとして子供達の心身を成長させる責任を果たさなければならないと思っています。

それは、ミニバスというスポーツを通じて、スポーツする楽しさと…

子供達が自ら考え、自ら律っすることができる心を育むことだと肝に銘じています。

それは私にとって重いことではなく、

実に、やり甲斐のある楽しいことだと思っています。