goo blog サービス終了のお知らせ 

hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

有識者、専門家と言われる人ほど、陥り易い罠?

2018-01-24 18:30:26 | 日記
年齢的な面もありますが、一般的には成人に成ると陥り易い思い込みが人間の判断を狂わすことが多いようです。

世間で言われる常識とか普通はという概念の固定化です。 この程度なら許されるとか、この程度なら相手が怒って自分に危害を加えるようなことは無いだろうと判断してしまうのですね。

この判断ミスが、思いも由らない事件に結び付いたりします。 結果として運が悪かったでは済まないケースも多いです。

ところが、このような目に見える結果が出る場合より深刻な思い込みも沢山あります。 このようには在るべきではないと気持ちにはあっても口に出すのは気が引けたり、後に残る面倒が煩わしくて躊躇するというようなケースです。

この場合、その場や目先では大した問題には成らないし、見て見ぬ振りが最善と受け止めてしまう場合が多いのですが結局は問題の後回しになっています。

政治の世界や公の仕事の中には極めて多いのですが、改めるべきが改まらないケースですから問題が山積みになります。

政権交代した時にも、改めるべき事が沢山在ったはずです。野党政権の無力が為に結果として何も変わらず、過去のままに戻ってしまいました。

世界にある、あらゆる組織、機構には、ここで言う改めるべき事象が沢山あります。 こうした組織や機構は長く続けば続くほど、必要な改革が増えるのですが、この過去に留まる安泰を、より良いと選択してしまうのです。

この傾向が続いてしまうと流れを変えることが大変、困難になります。 今の日本が正に、その状態にあります。

私が、関わっている人達の中にも多く居ます。殆どが20代半ばくらいから、この傾向に陥っています。 彼らは既に、今の状態を最善と言い、別に変える必要も無いと言います。

大きな視野や広い見識を持とうなんて考えなくなっているのです。 目先で言うなら、それが楽であり特別な努力も必要無いからです。

この傾向が強くなるのは、それなりの境遇にある人達です。 本来は、この傾向に陥るのは50歳前後からで良いのですが、周辺の環境から流されてしまう人が多いでしょう!

必ずしも悪いとは言いませんが、余りにも多くの人が、この傾向に陥るのは国が停滞してしまう原因になります。 決して良い事ではないと知っておくべきです。

何故、ここまで強欲なのか?人間!

2018-01-24 07:04:16 | 日記
今の日本!日本だけではないでしょうが、政治も法律も全ては人間の為に役立つ組織であるべきなのに、自分や自分達の利益の為に利用することしか考えない。それが人間という生き物なのだと言いたいのでしょう!

確かに、豊かで快適な生活が望ましいのは解ります。しかし、その為には誰もが皆、努力すべきであって自分だけが豊かであり快適であれば良いと考えるのは、どうかと思うのです。

特に日本のような資格社会では、資格を得た者が自分達の都合の良い社会を作り上げています。

私が今、関わっている裁判の関係でも資格者達は皆、この日本のシステムが最善だと言います。 しかし私から見るに、彼らにとって最善なだけで、国民、市民にとっては煩わしく、面倒なだけで少しも良いとは言えません。

例えば裁判上の手続きでも、面倒が過ぎています。それは何故かと言えば、誰にでも簡単に出来てしまえば、自分達の付加価値が下がってしまうからです。

逆に言えば相対的に自分達の仕事が減るということです。確かに、仕事が減れば法曹界にとってマイナスでしょう! 法曹界の手続きを複雑にすれば、するほど役所や関係機関の仕事も増えます。

ところが物事、程度の問題です。特に戦後の日本では、大きい事は良い事で、より大きくすることしか頭に無かったのです。

そして今の日本があります。今の日本に身軽になれと言っても、成れると思いますか? 身軽に成ろうとすれば自分達の首を絞めることになるのです。

その為に、誰かが苦しもうと将来の日本に大きな迷惑が掛かろうと、自分達や自分にマイナスになることは絶対にしたくないのが現在の日本人です。

それが人間だと言いますが果たして、そうでしょうか?
長い将来を考え、未来の日本を考えたなら、目先だけの利益だけでなく、身軽に成ることも必要ではないですか?

今、自分にとって損か得かではなく本当に必要なものが何であるのか?をもう一度、考え直す時が来ています。