hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

特別扱いの特権階級

2010-08-18 07:51:34 | 日記
 国の政治は別としても、地方自治については、昔は名誉職でした。 社会構造を金儲け一辺倒にして、考えたり楽しんだりと言う余裕を持たせない仕組に変えて来ました。
 戦後、尊重された労働意欲や勤勉と言った美しい言葉の裏に、家族揃って死に物狂いで働かないと普通の生活が出来ない社会を作って来たと言うことです。
 そういった中で、一部の特権階級が自分達の都合の良い流れを築き上げてきたのです。
 日本人の風潮として、自分が特別扱いされる事を、妙に好む傾向があります。 この傾向は、様々な方面に垣間見られますが、商品を買う時、病院で診察を受ける時、小中学生の扱いや親への対応。 あらゆるところで何故か、貴方は特別な扱いをされているんですよと推測される場合を喜んでしまうのです。 逆に、そういった扱いが為される機会作りも頻繁です。 
 表面に見える場だけでなく、特別会計のような裏の仕組、公職と言われる立場の人達が見えない所で美味しい思いが出来る仕組。 人間の感覚で言えば、完全に腐っていると言える感覚ですが、何となく優越感を感じてしまう愚かで哀れな満足なのです。
 結局、本質的に心から歓ぶ幸せという感性が育っていなくて、絶えず人と比べて、自分の方が、多いの、大きいのと喜んでしまう感性の貧弱さが齎すものなのでしょう。
 人間教育の重要性が問われるのですが、日本国民の目は違う方向を向いてしまっています。 とても重要な事です。 人間社会にとって何が重要か? 幸せって何なのか?
 もう一度考え直す時期です。
コメント
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