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小沢映子 わたしが伝えていきたいこと

「愛する富士市を、愛せる富士市に」 静岡県富士市議会議員 小沢映子ブログ

茉里子さんを悼んで その3

2017年08月23日 00時56分23秒 | でらーと(重症心身障害児生活介護施設)

 続き

 紆余曲折の後、退院した茉里子さんは、できたてのエレベーターに乗り、岐阜から1週間の期間限定で来て待ってくれている坂口さんのもとに帰ってきました。

 訪問看護師、坂口看護師、居宅介護の看護師(退院した7月19日ステキな3人があれこれ考えてくれています。)

 みんなも退院を祝って会いに来てくれました。エレベーターにも乗って、お風呂もゆったり入って、3日目には3ヵ月半ぶりに通所施設あそ~とにも行った茉里子さん、あくる日の朝帰らぬ人となりました。

葬儀には200人以上の方が参列して、茉里子さんの死を悼みました。

 

 短い生涯ではありましたが、茉里子さんの残したものは、とても大きな遺産となりました。

 障害が重くても最後まで地域で自分らしく生きられること。それには多くの人のつながりが絶対です。

 前述の退院カンファレンスの医療者たち、ヘルパーさんたち、生活介護施設の仲間やスタッフ、リハビリのセラピスト、同じ障害を持つ仲間や家族、特別支援学校の先生、就学前のセンターのスタッフ、茉里子さんとつながってきた人たちです。

そこには、やさしさと安心と社会の豊かさがありました。

それは、まさにインクルふじを作った親たちの目指したものなのです。

 インクルふじは、問題にぶつかったときに「できない!」のではなく、「では、どうしたらできるだろう」とみんなで、知恵を振り絞って考える法人です。

 福祉の先人たちが言います「できないと言うのは、想像力の欠如よ」

「『できない理由を言ったとき、やらないことを決めている。』これを施設の職員の見えるところに貼って戒めているんだよ。」

 職員にとっては、時に大変で迷惑かもしれません。でも利用者を想ってくれている職員のこと、一緒に考えていってくれると信じています。

その4に続く…http://blog.goo.ne.jp/fuji-eiko-1958/e/1fac9da32a1d242d73c8ee83b1d168c3


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