小沢映子 わたしが伝えていきたいこと

「愛する富士市を、愛せる富士市に」 静岡県富士市議会議員 小沢映子ブログ

人の話っておもしろいですね

2008年07月30日 23時13分49秒 | 福祉・教育
 24日は、静岡県の市町会議員の研修でグランシップに行ってきました。講師は「バカの壁」でおなじみ養老孟司先生です。「世間」をキィワードに、中国ではヒトは「人」、「人間」と言ったら世間をさす。日本では人のことを人間という。生まれたら死ぬまで世間というところから抜けられない。また、虫を採りに、東南アジアを中心とした外国へ行くが、ついこの間もラオスへいった。お百姓さんが畑で仕事をしていた。暖かい国なので、何毛作できるのかなと尋ねると怒られた。「なに言ってるんだ!こんな大変なことは1年にいっぺんでたくさんだ!」
アジアでは最貧国といわれるラオスだが、何が幸せかを、考えさせられる。

 翌25日は、有楽町の朝日ホールを会場の社会福祉セミナーに参加しました。ここでも講演の講師はなんと、養老孟司先生でした。内容は「中立」という言葉をキィワードに、これまた楽しいお話でした。
 この日のセミナーのテーマは 脱「格差社会」への挑戦-地域再生と社会福祉の役割- です。
 シンポジウムがわくわくするほど素晴らしかったです。シンポジストがとにかくよかったー!
 朝日新聞編集員の大久保真紀さん、もやい事務局長の湯浅誠さん、慶応義塾大学教授(前・鳥取県知事)の片山善博さん、東大教授の佐口和郎さん、コーディネーターに古川孝順さん、
 大久保さんは、こどもの貧困について課題と「貧困」乗り越える試みを。湯浅さんは、野宿者の支援にかかわりながら「ネットカフェ難民」の火付け役であり、現場から貧困問題を訴え続け、存在感を持ってメディアでも登場しています。支援している実践も考え方もとにかく素晴らしい方です。日本もこんな若者がいると思うとまだまだ捨てたものじゃないと思いました。
 片山さんの、質問に答えるコーナーでの、自分の知事の経験からの話は、圧巻でした。コーディネーターも時間が過ぎているにもかかわらず、「このままずっと聞いていたいですね。」と会場の空気を読んで言ってくれました。
 片山さんのお話は、改めて2時間ぐらいの講演でじっくり聞きたいと誰しも思ったことでしょう。

 二日間の養老先生の講演で、“ヨロヨロ”でした。なーんて駄じゃれを言っている場合じゃありませんよね。

 今回のセミナーは鉄道弘済会の主催です。一般企業の部門が主催する教育や社会福祉関係のセミナーや助成事業が随分あります。他にもいろいろと参加や利用させていただいています。


「愛する富士市を、愛せる富士市に」小沢映子公式ホームページ
http://www4.tokai.or.jp/ozawa/

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