≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

ヤマハ イノベーションロードに行った。その3

2023-03-26 16:25:22 | 音楽
ヤマハ イノベーションロードに行った。その2 よりつづく

ものづくりウォーク という展示のなかの ピアノコーナー。

響棒の貼り付けられた響板↑ キャプション↓ 響板はとても重要なパーツです。




響板の表側に、弦のとまる駒が貼られている。低音の弦は長くなるので、省スペースと共鳴をねらって交差させて張るため、駒が部分的に2列になる。


アップ。駒はブリッジともいう。ギターなどと同じだ。


キャプション。




支柱と側板。がっちり作られている。


キャプション。




フレームと弦。これぞピアノ、っていう。低音の弦が上に交差している。




キー(鍵)の一揃いを鍵盤という。白黒はのちに貼られるけれど、貼られる木材は一枚から切り出される。ポルタティーフオルガンを作った ときにはじめて知ったが、これは重要なポイント。
キーの中ほどの孔をピンに通して支点で支え、正しい位置に留めるパーツを筬(おさ)というらしい。まさか機織り道具の名前が出てくるとは思わなかった。
孔の位置が少しずれているのは、黒鍵と白鍵でキーの長さが異なるので支点がずれるから。




キーと同様、ハンマーもくっついた状態で作られて切り分けられる。低音から高音にかけて大きさがなだらかに変化している。




鍵盤にアクションをセットした状態。アクションのパーツが分かる展示。




キーの高さを微調整するためにピンに通す紙。支点のバランスキーピン用と、手前のフロントキーピン用。フロントキーピンはキーの左右のブレを抑える役目があり、ピンに刺してあるフェルトや紙で キーを押したときの深さや感触が決まる。ちなみに3つ上の写真では、バランスキーピンには赤いフェルト、フロントキーピンには緑のフェルトが通してある。
紙でキーの高さを調整する様子は 掛川工場で見た。最初にレーザーで精密に測定してコンピュータで瞬時に計算し、ピンごとに紙を準備する機械があった。最後の微調整は人がするそうだ。




さまざまな工具。カッコイイ




   ヤマハ イノベーションロードに行った。その4 へつづく




 

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