≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

手紡ぎ茶綿絹入りの手織りマフラー

2017-12-13 08:21:26 | コットンの巻物


あとは使うだけ、と 木枠に巻いた状態の糸 をいぜんアップして
緑綿の方を先に織り上げた が、茶綿はこんなマフラーになった。

使った茶綿はムラのあるペルーのだったが、なんとも固くて切れやすい。
緑綿とはずいぶん感触が違って、正直なところ経糸(たていと)が切れやすくて、
緯糸(よこいと)を小管に巻くときにすら しばしば切れて閉口した。
緑綿のマフラーとはだいぶん手触りがちがうなぁ。

増田製綿工場の茶綿の説明
だとけっこう産地で差があるようだから、
今度はブラジルのでも買ってみようかな。
シャツ地なんかだとシャリ感があってもいいかもしれないが、
首に巻くなら柔らかい方がいいと思う。

いや、こんなに固いっていっちゃうと首に巻くのをためらうかもしれないが、
そんなんじゃないよ。
落ち感のある緑綿に比べたらハリがある、という程度の仕上がりだよ。
アトピー持ち敏感肌のわたしが充分首に巻ける程度です。


紡いだ糸を鉄媒染と銅媒染にかけたのだが、緑綿のマフラーと同様
鉄媒染の四角の回りを銅媒染で囲っている、というデザイン。
思ったより色の差が出てないかなぁ。
そういわれてよく目を凝らして見れば分かる、かな。
鉄媒染の茶綿の色が冴えてきたのかなぁ。
それとも銅媒染の色が濃くなってきたのかなぁ。


全体図:


手紡ぎ綿マフラーを織ることに少し納得できるようになったかも。
ハイ、紡ぎます。


あさって12月15日(金)から3日間 SMARK伊勢崎にて
上野村クラフトフェア 食と工芸展@SMARK に出ます。




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手紡ぎ緑綿絹入りの手織りマフラー

2017-11-20 10:47:58 | コットンの巻物


やっと布にした。

やたらと褪色する緑綿、いったいどこが緑なんだ!?という仕上がりがたいそう不満だったが、
もしかして 草木染めみたいに媒染かけたらマシなんじゃないか?
と思いついてトライしたまではよかった。
ええ、ずいぶん寝かせてました。

かすれた感じに緑系の色がついているのが 緑綿+ペルー綿+絹の手紡ぎ糸で、
生成りが エジプト綿+絹の手紡ぎ糸。
分かりにくいが、鉄媒染の部分の両外側を銅媒染で挟んでいる、という構成。
四角が入れ子、っていうか。
離れてみれば何となく分かる、かも。
  ね、狙ってるんですってば!




全体だとこんな感じ。 けっこう気に入った。
絹混紡がどんな感じなのか、使ってみないと分からないのだが、
織り上げて糊を落とした感じだと
綿オンリーよりもバルキー性が少し出た気がする。




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手紡ぎ綿マフラー青ブレンド2本

2015-10-18 11:47:05 | コットンの巻物


まえに試しに 色むらのある糸を紡いで織ってみた のだが、
デリケートな色合いといえば聞こえがいいが、ありていにいえば色合いの変化が少なめな印象を持ったので、
今度はもう少しコントラストをつけて 青系のむら糸を紡いで マフラーを織ってみた。

経糸 (たていと) も緯糸 (よこいと) もこの糸を使ってなんとか2本織ろうとすると糸が少々足らない。
仕方がない、手持ちのほかの手紡ぎ糸も混ぜて、なんとか2本分を仕立てた。

糸が余り過ぎるのもなにかとてもムダを出しているしようだし けっきょく残りの糸をどうするか宿題にしてしまうし、
かといって、織っていて足りないのはぜったいに避けたいし、
糸の残量を気にしながら織るのはけっこうストレスだ。

紡績糸を染めやすい量に染めて、余ることをあまり気にせずに織るのに比べると、手紡ぎ糸を織るのは気を揉む。
撚り止めして糊付けしても、単糸の手紡ぎ糸は絡みたがって織りにくいし、細いと切れたりするし、ちょっと上級ですな。


↓2本並べた全体図。 マフラーのサイズ:幅 約20cm × 長さ 約160cm(左)、 約155cm(右)




↓もう一本 (左側) のアップ。 何色も入れて紡いだ糸だ。




編み物用の毛糸では色が途中で変わる糸 (段染め糸) がよく使われる。
編み地に凝らなくてもシンプルに編んでゆくだけで柄が変わるのがメリットなのだ。

細かいことをいえば、わたしの紡いだ糸は段染めをしたわけではなく
別々に染めたわたを用いて紡ぐときに色が変わるようにしたもので、段染めとは違うのだが、
一見できたものにそれほど差はない。 (その差にこだわっているにせよ。)

そういう糸を使って織ってみたのだが、なるほどデザインを考える上での特徴は段染め糸の編み物と似ている。
つまり、組織とか色糸の配置に凝らなくてもよい。
むしろ糸の色が途中で変わることを最大限に生かすべきだ、と。

緯糸を変えずに織り進むので織り始めるとけっこう早い、というのも段染め糸の編み物に似ているな。
色がむらになるようにローラグを準備するのは意外と手間だったけれどね。

もしこのジャンルを追及するとしたら、やっぱり色とその並べ方だな、と思った。
糸の太さとかも少しは変化をつけたらいいと思うけど。
今回のマフラーの出来はまあまあ自分としてはこんなもんだ、というある程度の満足は得られたものの、
組織とか縞とかに興味のあるわたしとしては、うーん、続けてどんどん作ってみよう、
という気にあんまりならなかったのも事実である。


10月19日追記: ずっと 「いずれHPにアップします」 としていたが、やっとHPを更新しました。  → 丸 山 染 織




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手紡ぎ綿マフラー 赤とグレーのチェック

2015-10-07 13:33:04 | コットンの巻物


催事のまえに、機 (はた) から下ろして房は結んだが糊を落とすのはこれから、っていう状態 をアップしたが、
なんとか糊を落として催事に持っていって、残念ながらまだ売れずにあるのがこのマフラー。

アップを見て分かっていただきたのが、
グレーの糸は2色あってグラデーションするようにたてもよこも配置している、ということ。
アクセントに太い糸をたてに入れたり、緑の糸をたてよこに入れたりしてみた。
じつは緑の糸は そのまえに織ったマフラー の残り糸だったりする。

赤やグレーの糸も、緑の糸と同じようにわたの状態で染めてから紡いでいる。
糸の色のムラがうまくでるようにいろいろこだわっているんである。
手紡ぎの糸を使ってよい味が出るようにしているつもりなんである。




全体図。 幅約20cm × 長さ約175cm。
HPにはいずれアップします。



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手紡ぎ綿マフラー緑系チェック2本

2015-10-03 14:09:48 | コットンの巻物


新作というにはだいぶん旧作だが、アップしそびれていたのでここでアップする。

木綿の手紡ぎをされる方はたいてい紡いだ糸を染めるようだが、
わたしはわたの状態で染めてから紡いでいる。
わたといってもわたしは栽培しておらず、スライバーとかそれ以前の状態のものを入手しているので、
スライバーの状態で染めるのなら、云わばウールのトップ染め、というかんじかな。

そのアップ。 ところどころ緯糸 (よこいと) に太い糸を入れてみた。


幅 約20cm × 長さ 約160cm。


もう1本。 これもだいたい同じサイズ。



そのアップ。



手紡ぎ綿だと紡績糸で織ったシャツ地に比べてずいぶん表情がある。

細い糸を使うと薄い布が織れるのだが、ずいぶん長く必要になる。
細い糸はたくさん撚りをかけないといけないので、
薄い布を織るために糸を紡ぐのはずいぶん大変になるわけだ。

こんなマフラー2本でも糸を紡ぐところから始めると、けっこうな労力になる。
まあ労力自慢のために作っているのではなくて、手紡ぎでないと出ない味わいが面白いから
作っているんだけど、その分お値段は高くなりますねぇ。




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