濃ーい焦げ茶色なんであるが写真の色の再現が難しくて、うんうん加工したらなんかみんな違う感じになってしまった。心眼で再生してください。
前々回に織った焦げ茶系 は手で裂いて毛羽がたくさん出たのをデザインに生かしたけれど、今回は 前回の紺系 同様ロータリーカッターで細く切った。
着物によって色味が多少違うので大雑把なよこ縞になる。
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裂き織り3枚目です。昨年末 必死に織りまくっていたものです。
深い紺系の大島紬をまえにして考えた。
2枚目の茶系 は手で裂いてそれを織ったとき毛羽が味にはなったけれど、紺系はもっとクールに行きたいな、と。
で、今回は切ってみた。
着物は2枚、微妙に色味が違う。
それで、布の半分でくっきり色味が変わるのではなく、もう少し頻繁に色が交互になるように織ってみた。1枚目の写真で分かるだろうか? 毛羽がひときわ少ないのは着尺の耳の部分。
機(はた)から下ろしたら6m織れていた。ずいぶん縮むものだ。使った緯糸(よこいと)は810g、着物2枚の9割。
今のところ一番こんなものかしらと思える出来。青系だしね。
次はまた茶系を頼まれている。次も手で裂かずに切ってみようと思う。
願わくば、この青系よりも気に入る出来になりますように
とりあえず1本裂き織りした ので、今回はいわば本番。これも材料支給です。
織る より 裂く 方が難しい。試行錯誤です。
焦げ茶の部分は着物だった布の耳の部分。
全体図。上から始めて下で終わってます。
裂くと両側に出る毛羽が織るとこうなる。
すっごく裂きにくくて横向きに裂いたが、毛羽がやたらと長く出たものを織った部分が下部。裂き布の経糸(たていと)より緯糸(よこいと)の方が太かった。
布の形が縦長で横には裂けない、というパーツはハサミで切った。毛羽が出ていない上部はそういうわけ。
裂き布の色味が違うとこうなる。
次は紺系の大島です。この色は毛羽が少なくて少しでも薄い生地に織り上げる方がクールかも、と思って、定規を当ててロータリーカッターで細く切ってます。
裂くスキルをもっと上げたい、と思いつつも、材料やデザインに逆らいたくないので。
頼まれた。材料はすべて支給。
今まで細い糸で織っていたので、なんというか戸惑いが半端ない。
こんなんでよいのだろうか、と ? を頭のうえに浮かべたまま織っていた。
納品したら気に入っていただけたのでとりあえずホッとした。
しばらくはこの仕事が続く予定。
さて、己の薄物はどうしたものか
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