≪手を動かさねばっ!≫

木綿を手紡ぎしてマフラーを織っています。リネンの巻物も織っています。

ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート ライブに行った。

2020-01-17 23:09:59 | 音楽

2019年10月末にステイシー・ケント ライブをブルーノート東京で観た ばかりなのに11月あたまの ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート ライブ を観にまたブルーノート東京へ来てしまった。
10月末のステイシー・ケント ライブのとき始まるのを待ちつつ1杯ひっかけながらPVを眺めていたのだが、そこでもうすぐ来るよというダニ&デボラ・グルジェル・クアルテートの演奏ビデオに釘づけになってしまったのだ。
  ブルーノート東京 ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート ライブリポート(めずらしく写真のみ)
   このライブでも演奏した LÔRO の動画

ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート はブラジル出身のミュージシャンで、ヴォーカルのダニはピアニストのデボラの娘だ。
ブラジルはリズムが違う。ポルトガル語のリズムや発声が英語とも異なってジャズよりもコロコロ転がる感じが出る、とでもいえばよいか。キューバ音楽は体を躍らせる強力なリズムがあるけれどブラジルのはそれとも違う。リズムだけでなく音色の多様性等いちばん音楽が進化している地がブラジルなんじゃないかと思う。その激戦地を勝ち抜いてきただけあって、ダニ&デボラ見てくれの素っ気なさ(失礼!)は彼女らの音に対する自信だと思う。

このライブは始まるまえにDJがブラジルのコンテンポラリー音楽をかけていた。ライブへの期待が高まる。DJは中原仁氏である↓右、ヘッドホンをつけて立っている。
中西氏はJ-WAVEの88年から現在まで続くブラジル音楽中心の番組「サウージ!サウダージ」のプロデュース・選曲や ほかの音楽番組の選曲・制作を手がけたりと大いに活躍されている方だ。日本におけるブラジル音楽のキーパーソンなのだ。その目利きが自身でDJされているのだから、ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート は期待できるよ!

デボラのピアノは迷いがない。これは相当なものだ。一緒に演奏するベースはにこにこしながら他のメンバーとアイコンタクトを取るしドラムも確かなレベルで、難しいキメを4人ばっちり合わせていた。ブラジルから来たピアノトリオジャズ+ボーカルだからといってもちろんボサノバではない。最新の音楽でわくわくぞわぞわさせられた。
こういってはなんだがボーカルのダニは母の七光りなんじゃないのか?という邪推は一蹴された。すみませんでした。ダニはスキャットの方が歌詞より多くて一つの楽器のようにカルテットの一員になっていた。明るくエネルギッシュで聴衆をどんどんひき込んでいっていた。細かいリズムを刻みつつも急いた感じにはならず、2拍3連が急に入ったり油断のならないリズムにびっくりさせられ興奮する。そういう難しいリズムをやすやすと楽しそうに演奏しているさまがたまらない。凄いです。しかし決しておおぎょうにならないのが小気味よく、そこがちょっと都会的でブラジル音楽っぽいんだろうと思う。好きです。
英語なら少しは分かるんだけどなあ、とブラジル音楽を聴くたびに思う。8曲目に演奏された ”NÉ?” は歌のフレーズの終わりにいちいち ”ね?” とダニが首をかしげる歌だった。ポルトガル語も日本語のように語尾に”ね?”をつけるらしい。
  NÉ? の動画。5年まえのものでこの時はまだ首をかしげていないな。

ステイシー・ケントライブでわたしには物足りなかったスパイスを存分に摂取できたライブだった。ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテートがまたブルーノート東京に来るならぜったい観に行きたい!!

ライブ続きで急に決めたこともあって、今回は宿をとらず日帰りだった。それでいつもはカクテルを頼むわたしもソフトドリンク ラベンダー&ジンジャー ↓、夫はコーヒー。いつもより後ろの席だがそれも悪くなかった。


名残惜しいが家路を急ぐ



 
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国立近代美術館工芸館で『竹工芸名品展』を観てきた。その1

2020-01-06 13:14:58 | 展覧会に行った話

竹橋にある 国立近代美術館工芸館 は建物が重要文化財の旧近衛師団司令部庁舎で趣がある。
入り口↓


竹工芸名品展:ニューヨークのアビー・コレクション―メトロポリタン美術館所蔵
ニューヨークのアビー夫妻が収集した日本の近現代の竹工芸作品「アビー・コレクション」がメトロポリタン美術館に収蔵されるのを機に開催された2017年の展覧会「Japanese Bamboo Art: The Abbey Collection」は47万人以上を動員したそうだ。今回の展示はアビー・コレクションを日本で初めて紹介する里帰り展。


飯塚琅玕斎(いいづかろうかんさい) 花籃 旅枕 1940年代前半 真竹、籐 アビー・コレクション
1890(明治23年)-1958(昭和33年)栃木市生まれ。
かたくてよくしなる竹の質感が枕っぽい形に見てとれておもしろい。


飯塚小玕斎(いいづかしょうかんさい) 白錆花籃 雲龍 平成2年 アビー・コレクション
ぐるぐる、端からどこへ巻いていっているのか籠の回りを回って視線で辿ってみたよ。パーンとはぜて真っ直ぐに戻りそうな質感に緊張感をもたらされる。竹って切り開くことができるんだ。

飯塚小玕斎 1919(大正8年)-2004(平成16年)東京都生まれ。琅玕斎の次男。1982年に重要無形文化財「竹工芸」保持者(人間国宝)に認定された。



小菅吼月(こすげこうげつ) 晒竹捻り組花籃 昭和51年 晒竹、籐 アビー・コレクション
1932(昭和7年)-2016(平成28年)新潟県長岡市生まれ。父、竹堂に師事。並列させたひごにより、作品に軽やかなリズムを生み出すひねり組みを得意とした。キャプションより。
繊細な透け感、幾何学的な模様のリズムが気持ちいい。


阪口宗雲斎(さかぐちそううんさい) 果物籃 水月 昭和4年 真竹、籐、漆 アビー・コレクション
両端の輪は竹の節で、どちら側も切り開かれていないまま間を細いひごに割いて開き、横に別のひごを入れて編んで面を作っているというトリッキーな作品。

阪口宗雲斎 1899(明治32年)-1967(昭和42年)大阪府豊中市生まれ。


阪口宗斎(さかぐちそうさい) 牛形花籃 20世紀半ば 鳳尾竹、煤竹、籐、漆 アビー・コレクション
1932(昭和7年)-没年不詳 大阪府立国際会議場堺市生まれ。阪口宗雲斎の四男。


  国立近代美術館工芸館で『竹工芸名品展』を観てきた。その2 へつづく


 

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国立近代美術館工芸館で『竹工芸名品展』を観てきた。その2

2020-01-06 13:14:00 | 展覧会に行った話
国立近代美術館工芸館で『竹工芸名品展』を観てきた。その1 よりつづく

生野祥雲斎(しょうのしょううんさい) 七宝文煤竹網代編盛籃 昭和22年頃 煤竹、籐 アビー・コレクション
1904(明治37年)-1974(昭和49年)大分県別府市生まれ。。1967年に重要無形文化財「竹工芸」保持者(人間国宝)に認定された。
伝統的な編組作品から彫刻的な作品、竹の美しさを生かした簡素な造形の作品へと作風が変化した、とキャプションにあった。なるほど、この籃↑は伝統的な編組のステージなんだな。

生野祥雲斎 宗全華籃 1960-1965年頃 真竹、籐 アビー・コレクション


生野祥雲斎 盛籃 1960-1970年頃 真竹、紫竹 アビー・コレクション
たわめるのではなくきっちり折り曲げることも出来るのか。


生野祥雲斎 竹華器 怒濤 昭和31年 竹 国立近代美術館
これが観たかった!

見る角度で表情を変える。ひごの太さに変化がある。



縁のリズム。

節がある。ひごの幅の太いものがどれか分かる。


生野祥雲斎 白竹一重切花入 くいな笛 1960-1970年頃 真竹 アビー・コレクション
ラストステージの簡素な造形。くりぬかれた穴の下中心が少しだけ盛り上がっている。


生野徳三(しょうのとくぞう) 洸 平成5年 真竹、籐 アビー・コレクション
1942(昭和17年)- 大分市生まれ。父祥雲斎に師事。 ひごの太さに変化がある。下に映る影も面白い。


  国立近代美術館工芸館で『竹工芸名品展』を観てきた。その3 につづく


 
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国立近代美術館工芸館で『竹工芸名品展』を観てきた。その3

2020-01-06 13:12:57 | 展覧会に行った話
国立近代美術館工芸館で『竹工芸名品展』を観てきた。その2 よりつづく
竹工芸品ではないが、同じ会場で展示されていたので同シリーズでアップする。

原田麻那 着物 雪月花 昭和52年 絹、織  冴え冴えとした冬だなあ。

熊井恭子 Screen-D 昭和62年 ステンレス・スティール線

ピンピン戻ってきそうな線をたわめて形作る感じが竹工芸に似ている気がする。


板谷波山 氷華彩磁唐花文花瓶 昭和4年 磁器  大胆な唐花だ。フロストっぽい表現が冬に展示するのにふさわしいのだろう。


2階展示室、インターミッション。閉め切った扉の向こうが1階へ通じる階段のホール。


さいごの展示室にジョージ・ナカシマの椅子が3客置いてあった。思っていたより小振りで繊細。座り心地はよかった。

国立近代美術館工芸館は石川県金沢市に移転するらしい。どんな雰囲気になるのだろう?


 
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紅葉の山

2019-12-31 15:38:34 | 行った話とか(自然)

大晦日の投稿が紅葉というのもアレだが、まあまあ順番通りにアップしていかないとわたしの頭が整理できないのでスミマセン。
11月9日のうちの近所の山。紅葉が遅かったのは温暖化の影響かなあ


 
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