
2019年10月末にステイシー・ケント ライブをブルーノート東京で観た ばかりなのに11月あたまの ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート ライブ を観にまたブルーノート東京へ来てしまった。
10月末のステイシー・ケント ライブのとき始まるのを待ちつつ1杯ひっかけながらPVを眺めていたのだが、そこでもうすぐ来るよというダニ&デボラ・グルジェル・クアルテートの演奏ビデオに釘づけになってしまったのだ。
★ ブルーノート東京 ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート ライブリポート(めずらしく写真のみ)
★ このライブでも演奏した LÔRO の動画
ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート はブラジル出身のミュージシャンで、ヴォーカルのダニはピアニストのデボラの娘だ。
ブラジルはリズムが違う。ポルトガル語のリズムや発声が英語とも異なってジャズよりもコロコロ転がる感じが出る、とでもいえばよいか。キューバ音楽は体を躍らせる強力なリズムがあるけれどブラジルのはそれとも違う。リズムだけでなく音色の多様性等いちばん音楽が進化している地がブラジルなんじゃないかと思う。その激戦地を勝ち抜いてきただけあって、ダニ&デボラ見てくれの素っ気なさ(失礼!)は彼女らの音に対する自信だと思う。
このライブは始まるまえにDJがブラジルのコンテンポラリー音楽をかけていた。ライブへの期待が高まる。DJは中原仁氏である↓右、ヘッドホンをつけて立っている。
中西氏はJ-WAVEの88年から現在まで続くブラジル音楽中心の番組「サウージ!サウダージ」のプロデュース・選曲や ほかの音楽番組の選曲・制作を手がけたりと大いに活躍されている方だ。日本におけるブラジル音楽のキーパーソンなのだ。その目利きが自身でDJされているのだから、ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート は期待できるよ!

デボラのピアノは迷いがない。これは相当なものだ。一緒に演奏するベースはにこにこしながら他のメンバーとアイコンタクトを取るしドラムも確かなレベルで、難しいキメを4人ばっちり合わせていた。ブラジルから来たピアノトリオジャズ+ボーカルだからといってもちろんボサノバではない。最新の音楽でわくわくぞわぞわさせられた。
こういってはなんだがボーカルのダニは母の七光りなんじゃないのか?という邪推は一蹴された。すみませんでした。ダニはスキャットの方が歌詞より多くて一つの楽器のようにカルテットの一員になっていた。明るくエネルギッシュで聴衆をどんどんひき込んでいっていた。細かいリズムを刻みつつも急いた感じにはならず、2拍3連が急に入ったり油断のならないリズムにびっくりさせられ興奮する。そういう難しいリズムをやすやすと楽しそうに演奏しているさまがたまらない。凄いです。しかし決しておおぎょうにならないのが小気味よく、そこがちょっと都会的でブラジル音楽っぽいんだろうと思う。好きです。
英語なら少しは分かるんだけどなあ、とブラジル音楽を聴くたびに思う。8曲目に演奏された ”NÉ?” は歌のフレーズの終わりにいちいち ”ね?” とダニが首をかしげる歌だった。ポルトガル語も日本語のように語尾に”ね?”をつけるらしい。
★ NÉ? の動画。5年まえのものでこの時はまだ首をかしげていないな。
ステイシー・ケントライブでわたしには物足りなかったスパイスを存分に摂取できたライブだった。ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテートがまたブルーノート東京に来るならぜったい観に行きたい!!
ライブ続きで急に決めたこともあって、今回は宿をとらず日帰りだった。それでいつもはカクテルを頼むわたしもソフトドリンク ラベンダー&ジンジャー ↓、夫はコーヒー。いつもより後ろの席だがそれも悪くなかった。

名残惜しいが家路を急ぐ


































