≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

せっけんを作った。

2020-10-17 19:44:15 | その他手芸

このブログを始めるまえにフォトアルバムというのをやっていた。自分の写真にコメントをつけてインターネットにアップ出来るというものだった。デジカメを使い始めたところで、たまには写真にコメントをもらうこともあったりしてそれなりに面白かったのだが、自分の言葉をもうちょっと多くしてまとめたい、という気持ちが出てきてブログに切り替えたのだ。フォトアルバムは6カ月更新しないと消去されるルールだったので、もうとうに消えている。
そのフォトアルバム時代にイノシシせっけんというのをアップしたことがある。

山間地ゆえ地元の方から鹿肉やまれに猪肉をいただくことがあるのだが、その猪肉を下茹でしたところ猛烈に臭くてわたしの手には負えなかった。やたらと脂が多かったので、食べなかった罪滅ぼしにその脂でせっけんを作ったのだ。猪の脂はいわばラードのようなもので、常温で固体で、初心者がせっけんを作ってもうまく固まるのでいい気になってしまった。使い心地も気に入った。
それで、自分で使うせっけんを作ろうと思ったのだ。

せっけんを作るには油/脂と苛性ソーダが必要だ。苛性ソーダを薬局で買うとき身分証明が必要である。油は通販で手に入れられるんだけれどね。
それで取り寄せた油で何回かせっけんを作ったのだけれど、苛性ソーダを使うのがちょっと怖いし染織を始めて忙しくなったし、まあ要するにわたしのキャパオーバーで止めてしまった。

油や苛性ソーダは使いかけのままずーっとしまわれていた。
群馬の山奥に越して25年以上経つが、その間に子供たちが生まれ 育って 家を出て行った。子供たちが出て行ったら家のスペースが空くはずなのになぜか狭くなる一方なのだ。それはつまり、家に入ってくる物が出てゆく物よりも多いからで、さすがにこのタイミングでそろそろ家を片付けないとゴミ屋敷になってしまう。
そう思って引っ張り出した段ボール箱を開けたら出てきたのが手作りせっけんセットの残りだったのだ。

固まっている脂なら可燃ごみに出せそうだ。液体のオリーブ油なら、紙や布に浸みこませるのがちょっと面倒だし酸化して発火したら怖いなあ。しかし苛性ソーダってどうやって捨てるのだ?流したりしたら合併処理浄化槽の微生物が死んでしまう。(捨てられません)

それならせっけんにしてしまうしかないでしょう!

この苛性ソーダの容器は密閉しないようで、長年放置されている間に湿気を吸って部分的に潮解していた。
せっけんを作るコツは正確な計量と温度管理なのに、加わった水分の重さが分からずどうやって正確に計量できるのだ!?

それでもどうにかこうにかせっけんにすることが出来たよ。 やれやれ!!

3回せっけんを作って一番上の写真の量(牛乳パック3本分+α)で、たぶん出来上がりの質はぜんぶ異なると思う。最後のはオリーブ油が足りなくてサラダ油を足したし。もし苛性ソーダが潮解していなくて正確に計量できるならもうちょっとうまく作れる気はする。

 

  うん、でも、 もうせっけんは 作りません

 

 

 

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アンデスの目玉模様の織紐をこしらえた。

2020-10-02 15:54:27 | その他手芸

ブルートゥースイヤホンのケースがなんか物足りなかったので紐をつけようと思い立った。のは、もうひと月以上まえのことなんである。ええ、入院 が決まって、no music, no life なもんで。普段 家で聴くぶんにはブルートゥーススピーカーを使っているけれど、大部屋に入院では周囲に音が漏れないようにしないといけない。それでネックバンド型のイヤホンを手に入れました。

紐なら組紐ディスクを使ってそんなに複雑ではないものを作ることもできるけれど、1年前に こういうものがある、と教わったっきり作っていなかった アンデスの織紐 に挑戦しよう!と思い立ったのだ。だが、うーん、結局 入院までに間に合わなかったんだよね。それで、退院してから作ったという次第。ハハ

教わったのは OriOri の洲崎氏。その節はありがとうございました。
氏の記事の載った SPINNUTS 99号 です。↑↓

最初は細いラムウール双糸を使ったんだけど、織っている間に切れちゃったんだよね。イヤホンのケースの穴に通すのにあまり太い紐にしたくなかったので、手持ちのウールは諦めた。それで、昔 伯母にもらった多分レーヨンの太めの糸で織ってみた。最初は目玉の部分を間違えたが、なんとか出来た。うーん、よじれてますなあ。

なかなかおもしろかった!

そういえば、初めて子供を産んで24時間年中無休営業に死ぬかと思って、少し余裕ができたとき、なんとか自分を取り戻そうと初めて作ったのも紐だった。簡単な四つ組なんだけれど、流しの上から垂らして先のフックにたわしやスポンジをひっかけて水切りする。ばっちくなったけどまだ使っています。紐を見てあのときの気持ちをしみじみ思い出すことがあって、きっとイヤホンの紐を見てもしみじみ入院/手術を思い出すんだろうなあ。

織った紐を切って使ってけっこう残っているけれど、何に使おう?

 

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室内履きの底に革を縫い付けた。

2019-12-11 19:45:28 | その他手芸

寒くなってきたなあ、と実感するのは足元から。
ええ、冷え性です。しもやけが足指に出来るタイプです。
フローリングの家で生活するのに室内履きは必須です。靴下だけじゃぜんぜん冷たいし、スリッパをぺたぺたずって歩くのはすごく嫌い。スリッパで階段っていつでも怪我しそうで恐怖だ。
それでちゃんとかかとのおさまる室内履きなのだが、やっぱり消耗品なんだよな。2年位で底に穴があく。

フェルトのワークショップで作った室内履き を履いていたこともあったがそれもとうにダメになり、先シーズンまではもさっとした黒猫の室内履きだった。底が擦れて穴が開いてきたので上の写真の2代目黒猫の室内履きを買ったのだ。
靴底は1代目と同じような薄い生地に小さな滑り止めのドットがついたものだったが、穴の開きやすさは想像できたので、おろすまえに靴底に革をつけて補強してみた。貼り付けるまえの写真は撮りそびれてしまったよ。

最初は別に革で底を補強すると決めていたわけではなかったが、手芸屋であれこれ見て安価な革の端切れがいっぱいあったのでそこから選ぶことにした。色々なタイプや色があったが、底なんで色は無視し、丈夫さのためにそこそこ厚さはあるけれど室内履きに沿う程度には柔らかく、なにより片面は滑りにくいという点を重視した。それで表はつるつるだが裏は起毛?して滑りにくい感じのものにしたのだ。
裏を床に接するように、革の表と室内履きの底をボンドで張り合わせた。

元々の靴底は端が盛り上がっていたので、あとから貼り付けても端まできれいにくっつかない。それで端を縫い付けた。ポリエステルのミシン糸の太いタイプを2本取りで縫った。
左は縫い付けるまえ、右が縫い付けたあと↑↑。
厚さがあるので針ですくうことが出来ず、表から裏、裏から面、と針を刺していったので時間がかかった。革はそれなりにかたいのでちょっと大変だった。ときどき自分を刺して痛かった。

安価な市販品でもひと手間かけると可愛くなってくる。まえのより長持ちしてくれるだろうし、履いていてちょっといい気分です。


ところでなぜ黒猫か?
ええ、黒猫をむかし飼っていた から、という単純な理由。
キャラクターものを使いこなせる迫力説得力が自分には足らないと思っているので外に出るときにそういうものを身につけることはないのだが、家の中なら、まあ、いいでしょう!?



 
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カーディガンやセーターの修理

2019-01-11 16:49:15 | その他手芸

冬になって山の木の葉が落ちて色が乏しくなるとなんか気が滅入ってくるので、セーターなどは色を補うようなものを選んでいる。
さて、お気に入りのマゼンタのラムウールのカーディガンとオレンジのカシミアのセーターに穴が開いたので、直すことにした。奇しくもふたつとも右の肩甲骨下。あっ、ショルダーバッグのベルトの長さを調節するバックルの当たるところか。


まずはオレンジのカシミアセーターから。

以前ヤフオクで落としていたメリノウール糸がある。48番手の単糸を双糸にしたものを3本引き揃えたものだ。
そのうちの1本がちょうど色も細さもまあまあ近いので、それを使おうと思う。


編み目を復元する。毛糸針だと太すぎるので太めの縫い針を使う。針先が尖っていて糸を割るのでそれほど尖っていない針の頭から通す。通し方はメリヤスはぎと同じだな。
待ち針は編み目をキープするため、もっというと編み目の高さをキープするためのもので、いわば編み棒の役割を果たしている。
ああ、目に来る~


出来上がったの図。タブレットで撮った写真でピンボケなんですけれど、どこか分かります?

答え↓

やっぱり質感がちょっと違うんだよねえ。同じ糸だったらもうちょっとましだったんだろうけれど。


お次はマゼンタのラムウールのカーディガン。

これは出来上がりのアップ。

なんか照明が違うんですけど、同じものです。すみません。マゼンタです。黄色味は入っていないです。

はじめは刺繍でなんとかなるか、と思っていたんだけど、なんか縫ってみたら思ったより大きくなってしまったので、ほどいて似た色の毛糸でダーニングして専用針で刺して軽くフェルト化させた。


ダーニングで使った糸。何年かまえに買っていた。修理用に手に入れたわけではない。セーターやカーディガンも毛糸も好きな色が集まるからかな。
ただし糸が太い。ダーニングすると厚くなってなんか野暮ったいの。
撚り合わされている糸をばらすとダーニングしている間に繊維に戻って切れてしまいそうで、じゃあばらしたうえに撚り増しするかといっても手間だし、安いダイソーの糸にそこまで手をかける気も湧いてこないし、少しでも薄くしようというのはないな。


さて取り出しましたるは1冊の本。


開くと写真ばかりなり。
初めて雪の結晶を撮影したベントレーの本です。


モヘア入りの糸で雪の結晶をダーニングした上に刺繍した。

ワンポイント刺繍が胸ではなくて肩甲骨下というのはちょっとアレだが、まあ許容範囲だろう。
さて着るかと下げてみると、なんとほかに穴が3つも見つかってしまったのだよ。がっかり。穴は左後ろ脇の下と両前身頃ポケットの袋を裾のゴム編みに紐で留めつけて力のかかる部分。

ダーニングするのはいいが、そんな場所に刺繍するとけったいな感じになっちゃいそう。写真はないけどカーディガンのボタンは白系で大きめでそれなりに主張していて、カーディガンはVネックで両側にポケットもあって、少なくとも前側はこれ以上ポイントはいらないだろうと思ったし、後ろ脇の下に視線を欲しくはないし。
というか、もさもさしているところに刺繍するって難しいんですよ。思ったところになかなかラインが引けなくてほどいてばかりだよ。1個刺してもう疲れた。
両方のポケットの下にダーニングがちょっと野暮ったいのもボタンやポケットに合っているかな。

などと色々自分に言い訳して、ダーニングの上の刺繍は1つで着用してます。


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子供の体操服の継ぎ当て

2015-04-27 14:37:27 | その他手芸


しばらくまえから子供の体操服の膝に穴が開いていた。
しばらく放置していたが、なんだかやる気が出たので塞いでみた。

じみ~ にハート型だったりする。
ハートの中をステッチしようかとも思ったが、
あまりいいアイディアが浮かばなかったので、これでおしまい。


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