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自転車について

2006年04月16日 09時32分09秒 | 旅行・自転車
旅行カテゴリの記事をあまり書いてなかったことに気づいたので自転車について書いてみる。

過去旅行に持っていった自転車は、シングルギアの折りたたみ(クソ重い)、変速付きMTB型の折りたたみ(わりと重い)だったのだけど、四国、青森、中国と走ったこの愛機達はともに撤去されてしまった。どれも安物だし重いし、「これだ」という自転車ではなく、撤去されたことを口実に新しいのを買おうという感じになってきた。
初代はたまたま実家にあったものなので別に選んで買ったわけではなく、電車の走ってないところでの足として、キックボードよりはマシだという感じで持っていっていた。それが撤去されたらちょっとは楽なものがいいと思ってギアとサスつきのを買ったんだけど、これが思ったより走らないので(前のよりはマシだけど)、そろそろ本格的なのを買おうかな?なんて思うようになった。

といっても自転車の知識など皆無なので、まずは調べるところから始めた。最初は何もしらないので無印良品のクロモリフレームのを買おうと思ったりしてて。でも、もっといいのを買わなきゃダメだ思ったりして、いい自転車の定義って何かというので、自分なりに調べた結論がこれ。部品の善し悪しはあるにしても、ごく簡単にいうとこうなる。


タイヤが簡単に外れる(クイックレバー)自転車で、車重が10kg程度のもの。


これについて解説しつつ、「いい自転車」について述べていきたい。
重さについては、20kgは余裕であるママチャリに比べて半分程度の重さ。これは楽に走れるだろうというのは想像に難くない。でも、タイヤが簡単に外れるのがどうした?と思う人もいるかもしれない。クイックレバーなんてものを知らない人もいると思う。でもこれ、あるのとないのじゃ大違い。まずタイヤを外すだけで、折りたたみではなくても電車に持ち込めるようになる。当然、袋などに入れる必要があるが、これは本当に行動範囲が広がる。後先考えずに走っても、疲れたら電車で帰ってこれるのだから。
次には、パンク修理やチューブ交換などが簡単だということ。とくにチューブ交換はタイヤを外さないといけないので、ママチャリのようなナット固定の自転車だと、本当に大変な仕事になる。ともかくクイックレバーがついている自転車は、ある程度のグレードのものなので、それで判断してもいいと思う。

多くの人はママチャリ以外の自転車というとマウンテンバイクを思い浮かべると思う。自分もそうだった。でも、世の中のマウンテンバイクといわれる自転車の殆どはルック車という、外見のみを似せた偽物なのだ。2万や3万で売ってる、サスもついててかっこいい、あのマウンテンバイクが偽物だったなんて。よく見ると「悪路走行禁止」なんて書いてあし重さもけっこうなものだ。
ちゃんとしたマウンテンバイクはタイヤはクイックレバーで止めてあるし、悪路走行禁止なんてものもないし、そこそこ軽い(10kg台前半)し、いいコンポ(変速機やブレーキなど機械部分の総称)を使ってる。どうせ買うなら、偽物じゃないちゃんとしたマウンテンを買うべきだと思う。なにしろ重さも頑丈さもママチャリと変わらない、ただマウンテン風の外観を持つものがママチャリの何倍もの値段で売られているのだから、ルック車なんか買うのは本当に意味がないと思う。あと1万も出せばちゃんとしたのが買えるのに、勿体ない。

マウンテンバイクの利点としては、頑丈であること、サスペンションや太くてごついタイヤなど、悪路に強い構成になっていることがあげられる。ママチャリに比べればかなり軽いし、かなり走る。ただし悪路に特化している故に舗装路を走るには無駄な部分もある。それは太くてボコボコのブロックタイヤやら、サスペンションやらだ。これらは舗装路において抵抗を強めて漕ぎを重くしたり、重量増に繋がったりする。サスなしマウンテンに細めのスリック(ツルツル)タイヤを履かせることで、舗装路にもある程度対応できるマウンテンにすることもできる。


舗装路をとにかく速く走るために作られているのがロードバイクだ。ドロップハンドルが特徴的なこの自転車、競輪みたいなものといえば分かりやすいかもしれない。でもあれはギアもブレーキもついてない、本当に無駄をそぎ落として、トラックを筋力がある者がとことんまで速く走るようにできている代物だ。ロードはそこまでではなく、公道を長距離、安定してそれなりのスピードで走るためのものだ。ツールドフランスを思い出してくれれば一番わかりやすい。
そのために、フレームは細く軽く(だいたい10kg以下)、コンポも軽さを追求して作られている。タイヤも細く、高圧になっている。タイヤが細く高圧であると、接地面積が減るので、路面抵抗が低くなり、軽い漕ぎが実現される。そのかわり、ツルツルで細いタイヤゆえに砂利道に弱く、舗装路でも雨が降ると滑りやすく、また空気圧が高いのでクッション性が減り、乗り心地が悪くなる。また、ホイルやフレームが細いことで華奢になってしまう。

頑丈で悪路に特化したマウンテン、華奢で舗装路に特化したロードときて、その中間、いいとこどりをした自転車がクロスバイクだ。これにはどういったものという定義がない。それぞれの設計によりロード寄り、マウンテン寄りというのが存在する。
たとえばタイヤもフレームも細く、ロード用の700cサイズのタイヤを使っていて、ハンドルだけがドロップではなくフラットバーになっているもの。これをフラットバーロードという言い方もするが、これはクロスバイクの範疇である。これはロードの漕ぎの軽さに、乗りやすいハンドルをつけたもので、このタイプの自転車は個人的にお勧めである。なにしろ速度が出しやすいので、乗るのが楽しい。分解して持ち運ぶにも軽いので、初心者でありながらすこし真面目に乗り倒すつもりがある人にお勧めだ。ハンドル以外は殆どロードといってもいいものだから先が楽しみになる。

対して、マウンテン寄りのクロスも当然存在する。タイヤサイズがマウンテン用の26インチなどで、太さも太めのものを履いている。サスもなければタイヤも細めだったりするのもあるし、サスがついているものもある。これはタイヤが日本でありきたりの26インチであること、ある程度頑丈に出来ていて砂利道も問題なく、歩道の段差も気にしないでいいという気軽さなどが利点だ。ママチャリやルックと違うのは軽いことや頑丈なこと。ハンドルも乗りやすくなっていて、こちらは気軽に乗りたい初心者にお勧めである。

どちらのクロスも、ママチャリと比べると雲泥の差の性能だ。ちょっと乗っただけでも明らかな違いがわかり、またロードでは不可能な頑丈な荷台を付けることもできるし、自転車でどこまででも行ってやろうという気になる。慣れればロードでもいいと思うんだけど、荷物が積めないのが個人的には一番の欠点。

勘違いしやすいのが、ロードは速いと思いこむ人がいるけど、ロードだから速いというわけじゃないということ。ロードは確かに速く走るように作られているけども、それにはそれなりの筋力が必要であって、我々のようにとくにトレーニングを積んでいるわけではない者が乗ったところで、たいした速度を出すことはできない。それでも、時速20~30キロ程度で巡航できるので、これはママチャリと比べて倍程度の速度ではある。しかしその程度の速度なら、クロスでも十分に実現可能である。純粋な、それも高級なロードが必要な人は、高度なトレーニングを積んでクロスでは自分の能力を出しきれないときくらいである。ドロップハンドルが必要になるのも、時速30kmを越える速度で巡航する必要があるとき、空気抵抗を減らす目的があるからで、そこまでの能力がない我々にとってはあまり必要のないものではある。

他にも自転車の種類はいくつかある。寝そべって運転するリカンベント。これは運転しづらいが空気抵抗が少ないので平地ではものすごい速度が出る。ロードのドロップハンドルも前傾姿勢を取ることで空気抵抗を減らす目的があるが、リカンベントは小径のタイヤに地面すれすれに寝そべって乗るので、さらに空気抵抗は少ない。ペダルが前輪よりも先に突き出すものもあるし、ハンドルが腰の下あたりにあるものもある。なかなか奇妙なので注目の的になるだろう。

マウンテンなみの太めのタイヤ、頑丈なフレームにドロップハンドルといういでだちの自転車がランドナーだ。グレートジャーニーなどが有名だが、これはその名の通り大荷物を積んで長期間ツーリングするためのものだ。ドロップハンドルは普段乗るにはあまり適さないとは思うが、細めのタイヤにすることでロード的な使い方もできるかもしれない。個人的に次はこれが欲しい。

他にもいろいろあるけど、とりあえずはこんなところで。
次は自分が買った自転車について語るつもりだ。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さすがw (てぃえ~)
2006-04-16 18:32:41
早速今日の今日で更新してくるとは、さすがいぬっちw

俺もいい自転車欲しいんだよな。

マウンテンベースのクロスが欲しいw俺は遠乗りしないと思うしメカニカルなほうが好きなので前後サス油圧ディスクブレーキ付きのがいいな。多少重くなるけど選んで買えば11、2kg位のもあるからねw

まあお金ないし、いつになるかわかんないけど買ってやるぅ!

買ったらいぬっちの家まで自転車でw・・・・
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いいな~w (葉月。)
2006-04-16 18:49:59
私今ママチャリで走ってるよ~w

私はどっちかって言うと速く走れる自転車の方が好きなんだけど~

ロードバイクはやっぱりそれなりに鍛えないと使いこなせないんだねw

後は私なんでか分からないけど自転車すぐに壊しちゃうからマウンテンバイクとか頑丈な自転車の方が向いてるのかもw

今の自転車はナットだけどそのクイックレバーのやつちょっと欲しいなw
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うほ (いぬ)
2006-04-16 19:39:00
>TAさん

うん、あのあとすぐに書き始めましたw

ずっと脳内で書くべき事まとめてて、そのうち書こうと思ってたからねー。

マウンテンベースのクロスで前後サスにディスクブレーキって、もうそれまんまマウンテンじゃんw マウンテンとクロスの境目って曖昧だよね。

私は舗装路をどこまでもいく質で、少々のり心地わるくても気にしないんだけど、逆に乗り心地に特化するのも面白そうだねー。前に乗ってたルックもサスついてて、腰うかさないで歩道から降りれるのは楽だったし。

買ったらそのうちツーリングしましょうw



>葉月さん

うん、いきなりロードでもかなり速く走れるとは思うけど、クロスと比べて格段に速いってわけじゃないし、ロードは高いから、ある程度慣れてから買ってもいいと思うよー。

あとマウンテンでいう頑丈ってのは悪路走行性についてだから、普段乗るならどれでも問題ないよ。ロードはちょっと華奢だけど、すぐ壊れるってものでもないし、いいものを買うと愛着出て大事に使うから長持ちはするよ。タイヤ周りはロードはかなりの消耗度高いかも?

いい自転車については、専門店にいくと展示してあって、見てるとなかなか燃えるよー。

あとは町を走ってる自転車のレバーの有無を見るのも楽しいかもw
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