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ソフトバンクモバイルへ詐欺だと批判が集中

2006年10月29日 06時31分57秒 | 政治・世相・スポーツ等
いやー、予想通りソフトバンクの詐欺まがいの宣伝に多方面から批判が集中している。


なかでも精力的に報道しているのが私が毎日見てるインプレスの記事だ。一般マスコミがソフトバンクの言い分の受け売りで安いだの他社に衝撃だのと言ってるのを尻目に、スーパーボーナスの導入時点から疑問視する記事が多数載っている。下段にある関連記事にも目を通していただきたい。

ドコモ社長のブチ切れようはすさまじいw普段こういうことを言わない人がこれだけ怒るというのは相当なものだろう。ドコモより全方位で高いくせにさも安いかのように言っているというのはさすがに許せないだろう。

彼の言う通り、web機能の基本料(iモード利用料)が100円高いし、請求書発行費用もひっそり100円値上げしているのに、ドコモの各プランより200円引いてるというのはまさにていのいい詐欺だろう。実際は同じになるというのに。

他にもソフトバンクのほうが高い部分はやまほどある。固定電話からの接続料が未だに高いままで、ドコモが最安、ついで10円差でauなのにソフトバンクは倍近くするままだということ。他にも国際メッセージの送信料だの、無料通話の適用範囲などがソフトバンクの方が有意に高いという。

対ドコモのブループランですらこれなのだ。全くドコモと同じプランを用意してちょっとだけ引くというのなら、細かい部分まで全部マネしなきゃだめだろう。目先の部分だけをマネして、他社が無料もしくは安くやってることに高い金を取っておいて、ドコモより安いですよーって言うのはまさに詐欺そのものだ。

一番の詐欺は頭金が0円の分割払いを「端末は全て0円」といって売ってることだ。単なる分割払いを「0円」として表示するなんて呆れるほどの不当表示だ。頭金ナシOKと表示してあればまだしも、そんなの珍しくもなんともないからなぁ。今のままの表示を続けるなら、公取委が入っても仕方ないほどのものだ。

掲示板を眺めていても、安いという指摘はちっともみかけず、高い、詐欺だというものばかり。ソフトバンクユーザーからもボーダフォン時代のプランをレッドプランとして継続させるよう求める動きもある。

という批判の嵐の中、ソフトバンクショップへはソフトバンクへの契約を求める客で行列が出来ているという。50人待ちという表示もあったようだが、それほど待たされるほど殺到してるというのは、彼らは実際は高いということを理解していないのだろう。こういう人が詐欺に騙されるのだろうなぁと思ってしまった次第。

事実として、ソフトバンクの全てのプランはドコモやauより高い。他社からソフトバンクに移動する唯一の利点は、周りにソフトバンクユーザーが10人いて、彼らと長電話するというだけの使い方をする人で、キャンペーン中にゴールドプランに入り、2年間機種変更・解約しない人だけである。

一人や二人と定額通話したい人は、ウィルコムを2回線契約しよう。月額5千円程度で双方向から話放題である。電池が持たないので家で長時間話す人は、IP電話を契約しよう。いくら話しても無料である。PCがあるならスカイプなどもお勧めである。



ところで、ドコモ最大の嫌がらせをするとすれば、イメージカラーを青から別の色にすることで、ブループランという名前の意味をなくすというのはどうだろうかw
auもイメージカラーをオレンジ以外にする。実際やったら笑うなあ。

予想外割は予想外に高い

2006年10月27日 11時05分05秒 | 政治・世相・スポーツ等
新スーパーボーナスの内容が発表された。


簡単にいうと、頭金0円になるスーパーボーナス。さらにハイエンド機種では月々の支払いとは別の負担金が発生する仕組みだ。旧のほうでは頭金の額で調整していたのを、頭金まで含めて分割払いにするという契約だ。

うーむ、これは・・・感想としては、ソフトバンク終わったな。

確かにハイエンドが頭金ナシで買えるのはいいけど、2年間の機種変更が出来ないというのはあまりにもおかしい。それと1年分割バージョンも近いうちに出来るとのことだけど、だったらきちんと整ってから発表するべきだと思う。ギリギリまで動向を見て決めたのだろうけど、あまりに施策が複雑で店舗で混乱が起きるのは想像に難くない。店員ですら理解できてないこともあろう。

たしかにハイエンド機種が売れることはキャリアにとってもメーカーにとってもいいことだ。長期間使ってくれるなら端末代を補助してもいい、これもキャリアの論理としてはわかる。でも、以前にも書いたように、他社は無条件でこれを肩代わりしてることを考えると、分割払いで縛るのでは、ユーザーの利点は皆無だ。
まあ、利点があるとすれば、たとえばドコモの新機種は2万円台中盤くらいから出てくるが、この2万円強を払わずに済むかわりに分割払いにするということになろう。ならばその2万円をクレジットカードなどで(分割で)支払ったほうが、解約時のリスクがなくていいと思うのだが。
分割なのに途中解約すると3万円くらいを余計に払わされるというのでは、よっぽどソフトバンクと心中するつもりの人でない限り契約したくないだろう。
でもまあ、ハッピーボーナスを契約する人もいたくらいだから、そこそこにはいるのだろうけど、他社のシェアを奪うほどの魅力はない。ハッピーボーナスからの乗り換えくらいしか需要はなさそうだ。
あと、途中解約すると原価で買い取らされるというのなら、SIMロックは外すべきだと思うけど、どうなんでしょうね。あとSIMが刺さってないとワンセグが見れないとか、そういう制限も外すんでしょうね?どうなんでしょうね??w

それと、一見安く見えるというゴールドプランについても改めて言及してみたい。個人的には一見しても安く見えなかったのだが、報道によると安いと思ってる人がいたらしいし、量販店でもソフトバンクに変更する人が多かったというので考慮してみたい。


基本料金9600円で無料通話なし。通話料金は同社内無料(しかし夜間の除外時間あり、200分を超過すると30秒20円)、他社携帯へは30秒15円(深夜)~29円(昼間)となっている。無料通話なしってのが明らかに高いと言えるのだが、一般人はそう思わないのだろうか?
他社携帯への通話料が他のプランより高いのはどうかと思う。コスト的な問題でいえば、自社内ネットワークを無料とするなら、他社への通話はそれにプラスして他社へ払う接続料だけだろう。通常は自社内コスト+他社接続料で通話料が決まるのだから、自社内が無料ならば通常のプランより安くして然るべきだ。他社への通話が高いのは他のプランとの差別化だろうけども、どうせならそれすら安くしてみてはどうかと思う。これだけ高い基本料を取るのだから。

同社内無料に制限があるのはどうかと思う。現行プランの定額では制限時間帯はなかったのだから。無料通話もこの値段のプランなら4千円分くらいあって然るべきだ。ただ、このプランの目的は同社内無料の部分にあるのだろうから、そう考えると約1万円で話放題ということだと思う。ただ、現行プランだとラブ定額や家族定額などが300円の追加で通話無料となることを考えると、定額にするコストにしては高い。周りにソフトバンクユーザーが多い人にしか利点はない。
というか携帯で通話無料である理由ってあまりないと思う。外で連絡とるならメールで十分だし、家でだべるならIP電話使えばいいのだし。これを言うと本末転倒だが、ラブ・家族定額の需要がそれほどなかったことを考えると、携帯が定額通話になることの需要はそれほどないのではないかということに気づくべきだ。

さて、高い基本料は新スーパーボーナスで割り引かれる。いきなり37%引きとなるから6048円、無料通話なしである。これでも高い。そして年々安くなっていき、11年目だと70%引きになる。どうも説明ページを見ていると、既に11年使ってる人はいきなり70%引きになるようである。(実際に使われる方は確認願いたい)
同社内のメールも定額に含まれるが、他社へのメールは含まれない。インターネットメールなのだから、自社内で完結しても他社に投げてもコストは殆ど変わらないと思うのだが、どうもけちくさい印象が強い。

パケットも定額にするとトータルコストがさらにかかる。
ゴールドプラン+新スーパーボーナスでパケット定額にすると1万円くらいかかってしまうのだ。他社はというと、最低プラン+定額で7000円程度である。無料通話も1000円程度含まれることを考えると、ゴールドプランはそれほど安くないのがわかる。唯一の利点は同社内無料ということだが、これに対するコストは3千円程度ということになる。
これまでが回線限定とはいえ300円だったことを考えると高い。少なくとも、同社ユーザで長電話する人が10人いないと元がとれない。

ところが、この定額のコストは無料通話分を含めるととんでもないことになる。他社の最低プランにも千円程度、ゴールドプランと同等の6000円のプランだと4000円もの無料通話があるのだ。つまり3千円多く支払って、4千円もの無料通話をナシにしてやっと同社内無料という恩恵が受けられるということになる。別々にカウントするととんでもないコストである。
同じソフトバンクの他のプランと比べてみてもこの差は同じ程度である。ドコモやauと同じ料金体系にして、ー200円にするという発表があったからである。

こうして見ていくと、同社内無料という利点に支払うリスクが意外と高いことに気づくだろう。無料通話の4000円で通話すると、2時間半くらいであろうか?それ以上通話する人で、ソフトバンク以外にはかけないのなら入る利点はあるだろう。ところが、シェアから考えて7割方他社にかけるのだから、そういう人はかなり限られている。


それと、現在キャンペーンでいきなり70%引きになり、ずっとその値段になるというのだが、そうなると2880円で同社内無料、他社に対しては前述の通話料となる。これはまあ、安いのかもしれない。これくらいだと無料通話分がなくても仕方ないかなとは思える。他社への通話料が高いのも、安いプランなら仕方ないし。でも、このキャンペーンが終わったら、6千円で無料通話ナシというのでは入る利点はさっぱりない。だったら現行プラン+家族・ラブ定額のほうがよっぽど良い。

今ソフトバンクのHPを見ていて気づいたのだが、ラブ・家族定額がなくなったみたいですな。というか旧プランの説明が全くないw
新会社としてやっていくからというのだろうけど、前のプランを使い続けたほうが得な場合もあるというのだから表示くらいしてほしいと思った。現在も受付自体はしているようだし。

値下げだの0円だのと言ってるが、新プラン・サービスで明確に値上げになっているのもある。たとえばパケットの定額プランだ。従来のデュアル定額とパケットし放題を比べると、どちらも最低額と上限額が定められたauのダブル定額のパクリだが、その下限が下がったのはいいとしても、パケット単価と上限額の値上げが行われている。これも現行プランを隠すことで隠蔽しようとしているが、注意が必要である。現行のデュアル定額を契約しているのなら、新パケットし放題には加入してはいけない。


ということで、新スーパーボーナスの利点は頭金のないこと。欠点は分割払いが終わるまで機種変更すると残金を払わされること。
ゴールドプランの利点は、同社内定額なこと。欠点は基本料が高いこと(キャンペーンなしの場合)、定額除外時間があること、他社への通話料が高いこと。

うーむ・・・予想外割にする利点がちっともないw
同社内定額が狙いなら、ウィルコムをお勧めする。これは2900円(副回線2000円)で同社内通話無料だから。この値段もキャンペーンじゃなくて、ずっと。
頭金が払いたくないならカードで買えばいい。それだと月々の支払いが増えるが、2年もの間機種変更できないことを考えたらそれくらいの負担は問題じゃないと思う。ハイエンドじゃなきゃ5千円以下で売ってるものもある。スーパーボーナスだと、そのような機種でも原価で買わされてしまう。

それにしても、内容を見ればちっとも安くないのになぜ安いという報道があるのか、ここ数日のソフトバンクへの変更者が多かったのかが疑問である。しっかり調べもしないで契約しているのが多いのだろうとは思うけど、無料通話なしってきいた時点で高いなって思うのが当たり前だが・・・。それとこっそり値上げされている部分にも目を反らしてはいけない。

孫さんはインセンティブビジネスモデルを崩壊させたいというのだろうけど、本当にシェアを増やしたいなら、インセンティブをぶちこわすんじゃなくて、むしろばらまくべきだと思う。モデムをタダで配った(と一般に誤解されてる)ように、なんの縛りもない端末を無料でくばりまくる。そうすれば契約者も増えるだろうに。それか、Yahoo!BBのモデムみたいに端末をレンタル・リース扱いで解約・機種変更したら返却するようにしたらいいんじゃないかな。で、外装交換してまた提供すると。短期解約への対策はこれで十分出来ると思うんだけど。

ともかく、会社の論理ではなくてユーザーの論理で考えた施策をすべきだ。こうもわかりにくいことをやってユーザーを騙すようなやりかたで信頼されるわけがない。
プランをすべて他社のコピーにするというのもバカにしている。そのくせ無料通話分の適用範囲が他社より狭かったりと、やることがちぐはぐである。

とくにゴールドプランの見直しは必須だと思われる。他社のプランのコピーをやるなら、ゴールドプランなどやめてしまってオプションとして通話定額をたとえば指定先のみなら300円、同社全部なら3000円というようにするべきだ。他社のコピーをしたいのか、オリジナリティを出したいのかがわからない。
現行プランを隠しているのも、旧来からのユーザーをバカにしている。そのプランが好きで契約した人もいるのだから、現行プランもレッドプランとして残すべきだ。まだ受付しているのに隠すなんて卑怯極まりない。

まあともかくこんなことをしていてはシェアを取り戻すのは無理だろう。目先のことしか考えない人にはいいのかもしれないけど、消費者はそれほどバカじゃない。もとのボーダフォンのイメージが最悪だっただけに、似たような小手先のことばかりやっていては意味がない。

あ、あとauの「顧客満足度一位」ってのもばかげてる。比率でいうとドコモと比べてほんの2%程度しか上回ってない。ダントツの一位かのような言い方というか、自信満々なのはどうだろう。分母の違いを考えると単なる誤差の範囲だと思うのだが。


ともかく、今回の番号持ち運び制度だけど、大山鳴動してなんとやらとならぬようにして欲しいものだ。

番号持ち運び制度開始

2006年10月24日 17時07分53秒 | 政治・世相・スポーツ等
携帯電話のナンバーポータビリティが始まった。

各社宣伝はしているけど、ドコモとauはそれほど必死さは感じられない。まあ、それほど利用が進まないであろうことは各国のデータからわかってることだ。

理由としては、まず手続きが面倒かつ明瞭でないこと。番号以外の多くの部分が引き継げないこと。メルアドの通知サービスがあるんだろうけど、そんなの番号だって「この番号は○○番にかわりました」というアナウンスをしてくれるサービスは今でもあるんだから、昔の番号を使うことの利点は、その番号が気に入ってることくらいのものだろう。

そして、なにより重要なのは各社サービスと料金が横並びで、そこまでして乗り換える利点が見あたらないことだろう。とくにドコモは料金体系が他社と違って夜間や深夜の安さが飛び抜けていたのに、新プランで他社と同じく一律料金にしてしまったことで、まさに横並びだ。プランによって数百円の差はあるものの、たいてい同じと思っていい。
とはいえauは音楽配信に力をいれつつあるし、GPSなどの特徴がある。ソフトバンクは指定先通話料無料オプションがある。ドコモはまあ、そういう特徴が薄いけど必要なサービスはあとからやってくる。たとえば繰り越しとか。あ、903にはGPSが標準だったな。

初めて携帯を選ぶというのなら、そういった独自色をもとに決めてもいいけど、何年も使っているのに会社を乗り換えるってのは相当の覚悟が必要であって、その覚悟の前には番号が変わるくらいどうってことないのだ。つまり変える気があるならとっくに変えてるだろうと。ナンバーポータビリティはそれほどの起爆剤にはならないだろうと。
まあでも、ちょっとは動くだろう。全体の数%程度。そして一番ユーザーが減るのはドコモで間違いない。同じ5%のユーザーが流れるにしても、6割程度のシェアを持つドコモは、残りの2社から流れるより多くの顧客を失うことになる。分母の大きさというのはこういうときに損するのだけど、だからといって全体のシェアに影響するほどの移動はないだろう。100万や200万が移動したところで、5千万以上の契約者数からみれば微々たるものだ。
各社の新機種が出てるが、毎年この時期に発表になるのだし、これを睨んでのものとはあまり思えない。事前のアンケートでも利用したいという意見は1割程度であり、直前アンケートだとさらに減っているようだ。これは私も前から思っていた通りだ。


で、その前日にソフトバンクがすごい発表をした・・・という報道があったのだけど、見てみるといまいち怪しい。というか別に凄くない。
予想外割というのがあって、同社内通話メール無料というのだけど、それが適用されるゴールドプランとかいうのは、新スーパーボーナスに加入しなきゃいけないという。しかもその新スーパーボーナスの内容は現時点で秘密。なんだよそれwこの段階で発表しなかったら、今日から開始なのに変えたいと思ってる人が決めあぐねてしまうじゃんwww
同社内無料っていわれても、周りにボーダフォンの人いないしなぁ・・・。これはエッジの通話無料プランも似たようなもんだ。

しかしソフトバンクも大変だ。Jフォン時代はau(セルラー+IDO)と同等のシェアを持っていたのに、ボーダフォンなんかに買われてしまってからシェアが落ちる一方。シェアだけじゃなくて契約者数の純減も起きたし、純増しているときも多くがプリペイドという状態だ。そもそも英ボーダフォンは日本ローミング先が作りたくてJフォンを買い取ったのだから、3G網が整備されてしまったらもういらないのだろう。
ユーザを減らさないようにするつもりがあったのかなかったのか分からないが、社長の10の約束を半年足らずで反故にしてしまった件は、やっぱり英国人は嘘つきばかりだと、中東問題の発端を作っただけのことはあると思ってしまう(笑)
2年縛りという無茶なハッピーボーナスと、ハッピータイムの廃止、それにまつわるハッピーボーナス解除問題と、ユーザーの心がドン引きになるようなことのくりかえし。ハッピータイムで釣ってハッピーボーナスで縛り、ハッピータイムだけを廃止するってのはどこの悪徳商人かと言いたくなるわwそれで市場をかき回して撤退と、ある意味素晴らしい連中だった。

そして極めつけのスーパーボーナス。普通は端末の値段はキャリアの出す販売報奨金でもって値引きされているんだけど、これは基本は原価販売、2年の分割払いになり、スーパーボーナスに加入することでその月の支払いを免除するというもの。まあ実質的に報奨金制度と変わらないんだけど、問題はその途中で解約したら残りの支払いを要求されるってこと。他社で1万とか2万とかの携帯を買っても、すぐに解約したって問題はないのに、スーパーボーナスだと4万とか5万とかの支払いを求められる。契約上は問題はないが、これって報奨金のリスクをユーザーに押しつけてるだけで、ユーザー側になんの利点もない。だったらよその安い携帯を買えばすむ問題だ。誰がスーパーボーナスに加入するのだろう。(答:目先の利益しか見えない人か、内容をよく説明されずに買う人)


それと問題は、2年の間機種変更出来ないと言うことだ。機種変更することでもまた残りの端末代を請求されてしまう。半年ごとに新機種がでて、1年ごとに新サービスが始まるこのご時世に2年も端末を使い続けなければならないなんて、逆にユーザーを縛り、新サービスが発展しないだろう。素晴らしいサービスが始まってもそれを利用するための端末を買えないのだから。
日本独自のこの販売報奨金制度だが、キャリアが端末購入代を面倒見て、通信量等で回収するからこそ、新しい端末がどんどん出て、どんどん買い換えていくことで新しいサービスが出て、それが普及する。この爆発的な携帯の普及にはこの制度がうまく機能しているからだといえる。解約されて本体を取られたら困ると言う人もいるが、その端末を誰かに売ったとして、その端末を買った人はそのキャリアに持ち込んで契約しなければ役に立たないのだ。結局は契約数は減ってないことになる。つまり即解約が経営を圧迫するほどのものではないのだ。年割の解除料や契約事務手数料が入ることを考えると、そこまで即解約に怯えることはないのだ。

ドコモは2年以上同じ端末を使うと、機種変更時に5000円割り引くというサービスをしている。また、ドコモクラブにはいると2年使ったらその機種の電池をプレゼントしてくれる制度もある。さすがに2年も使うと電池がバカになるのだから、新しい電池にしてもっと使ってくれと、そういうことだろう。ドコモは10ヶ月から機種変更の優遇がうけられるが、2年使い続けた人にはさらにプレゼントを与えるというほうが、よりユーザーのための施策であるという印象が強いだろう。それにくらべてボーダフォンの施策は、ユーザを縛る、押しつけるもので本当に印象が悪い。ドコモを嫌う人の意見が目立つこともあるが、よく見てみるとドコモのほうが自然なサービスをしているのがわかる。


そしてボーダフォンはソフトバンクに売却された。ソフトバンクはテレコムも買い取ったみたいだけど、だったらボーダが買い取る前にテレコムごとJフォンも買い取ればよかったのにと思う。
孫さんはADSLの時のようなつもりでわくわくしてるとか言ってるけど、あのときはブロードバンド自体がまだそれほど普及してなく、価格破壊によってシェアを伸ばせたのだろうけど、携帯はもう飽和状態になっていて、少ないパイの奪い合いというので状況がその時と違う。同じつもりでうまくいくとは思えない。

今度の新スーパーボーナスがどんな施策かわからないが、無茶な縛りや割賦契約であったなら、同じようにはシェアは獲得できない。損を見越して最新端末をタダで配るくらいでないと、シェアを増やすのは難しいだろう。しかしそれは現行スーパーボーナスと矛盾する。会社の身売りだけでもユーザは混乱するのに、意味不明のサービスがポコポコ出てきては消えてを繰り返していると、面倒だからソフトバンクはいいやって思われてしまう。だからこそ、新スーパーボーナスの内容がソフトバンクの明暗を分けるといっても過言ではないのである。

ま、個人的には、乗り換える気は全くないし、ソフトバンクがばかみたいに安くしてくれたり、斬新なサービスを始めたら、ドコモがそのうちマネしてくれるので、もっとドコモの尻を叩いて欲しいと思う。つまり、孫さん頑張れ!ってところです。

言いたいことも言えないこんな世の中は

2006年10月24日 15時53分49秒 | 政治・世相・スポーツ等
ポイズン。
(タイトルにあまり意味はない)

というわけで、ここのところのアレでも、過去のアレでもいろいろな困った人がいた。私は基本的に困った人に好かれやすい運命にあるようで、この好かれるというのもリアルに好かれてしまうのと、妙に付きまとわれて攻撃されてしまうという両方の意味があるけどどうでもいいか。
まあ、私が普通より厳格に論理を重んじるから、それが気に入らない人というのはいるのだと思う。でも、間違ったことをして怒られるならまだしも、正しいことを言って怒られるのは納得がいかないものであるw

前にも何度か書いたことがあるかもしれないが、困った人というのはどういう人のことか。

1 論理が通用しない。
2 主張に根拠がない。
3 常識・礼儀がない。
4 言っても聞かない。
5 自分を省みれない。
6 自分の非常識さを論われると、価値観の差だからほっとけと言う。
7 意味の通じない言い訳、突拍子もない立論をする

それらが理由で、人に迷惑をかける行動を取るのことを言う。さて、それぞれを見ていこう。

1については言うまでもないが、物事を論理的に考えることができないので、支離滅裂である。仮に正しいことを言っていたとしても、筋道を立てて自分の主張を説明することができない。

2についても同様だが、なんでそんな事をするのか、そんなことを言うのか質問してもまともな答えが返ってこない。そして「あんたはすぐに根拠根拠言う」と逆に怒られてしまう。ちょっとまて、御飯を食べる根拠はおなかがすいたからだろう。何をするにも理由が必要だ。突発的に、なぜそんなことを言い出すのか分からないことをすれば、なぜだと質問されて然るべきだ。でも、彼らは「なぜ?」というと黙ってしまうか、逆に怒り出す。なぜだろう。あ、聞いちゃだめなのかw
行動に根拠が必要ないってことは、その場その場で思いついたことを突発的にやっているってこと。行動に責任が持てないってこと。それは人間としてどうかと思う。


3について、これもほんとうに困る。礼儀というのは別に格式とか作法に拘れというものじゃない。私だって別に常に礼儀正しいわけじゃない。でも自分が最低限だと思う礼儀というか、当たり前の因果というのはわかる。
とりあえず、見ず知らずの人に突然意味不明の文句を付けることがどれだけ失礼なことかきちんと理解してほしいものだ。人に注意するときは、それが注意できる筋合いにあるものか、その注意が正当なものか、きちんと説明しなきゃだめだ。
あとは人にものを尋ねたらちゃんと聞いてその通りにするようにしてほしい。ちゃんと礼を言えってことじゃない。聞いておいてほったらかしってのはどういうことだ。

批判しておいて、反論、弁明されたらそのままほっとくとか。おいおい、自分の勘違いで人を批判したのなら訂正くらいしてほしいものだ。勘違いじゃないというなら最後まで諦めずに証明してほしいものだ。まあ、同じ事を何度も書かれても困るんだけど、反論が出来なくなったら自分のほうが間違っていた、正しくはこうすべきだと表明して欲しいものだ。批判しっぱなしで逃げて、また別の批判を始めるの繰り返しをされると非常に腹が立つ。

4 については、何が気に入らないのか分からないが、注意されても注意を注意と受け止めようとしない。攻撃されたとでも思うのだろうか。そういうことをしたら迷惑だからやめてくれ、あなたの言うことはこういう理由でおかしいからと説明しても、全く聞く耳を持たない。自分が悪かったとしても注意をされたくないというタイプの人だろうか。

5 これは特徴としては本当に顕著なもので、他人に対して、自分が今まさに行っていることを注意したりする。たとえば、人に注意をするのはマナー違反だという注意を行うなど(笑)。これは、張り紙禁止の張り紙みたいなもので笑い話にしかならないのだが、他には、空気を読めてないと人に言うという空気の読めない行動を取るなど。だいたい空気ってなんだwそんな主観的なあやふやなものじゃなくて、人に注意するのならいいことか悪いことか、迷惑なことか否かだけで言ってほしいもんだ。人に注意するのは良くないって?そりゃ注意されたくないだけのことだ。関係ない人にとっては注意されるようなことを堂々としているほうが迷惑なのだから。
人に禁じたことを自分でやるという人は、それほどおかしくない人でもよくやる。

6 これも顕著。つまりは客観と主観の区別がついてない。
たとえば、こちらは常識を問う。あちらは主観で返す。彼らは非常識だから、当然常識外のことを言う。もちろん彼らとは相容れない。そうすると「人の主観に文句を言ってはいけない」といって自分の非常識をほっとけという。いやいやそうじゃない。常識は何かという議題においては、それぞれの考え(主観)などを持ち出してはいけない。主観は主観で持っても構わないが、それが人に影響を与える状態で露わになったときは、常識と比べて常識を優先した行動を取ってほしいのだ。それが人間社会ってもんだろう。

相手が非常識な行動をしてこちらに迷惑をかけた場合、文句を言うとだいてい「あなたとは主観が違うから、関わらないのがいい」といって逃げる。
例のうさぎ君らがこの典型で、自分から誹謗中傷を始めておいて、それをやめるようにと注意したら、あなたとは相容れないからほっといてくれればいいと言い出す。ほっとくけど、その前に自分がやったことを謝ってからにすべきなんだけど、謝れない理由をいくら問うても意味不明なことを口走るばかりである。それで終わればまだしも、さらに中傷を続けるのだからひどいものだ。相容れないから中傷する、それすらもほっとけと?そりゃちょっと問屋が卸しませんよ。

とある人は、私に技術的な質問をしてきたはいいけど、それを試したかどうかを言わないまま新たな質問をしてきたり、対話を打ち切ったりした。また暫くあとに、北方領土について質問されたので日ソ不可侵条約から説明したのに、完全スルーされてしまった。質問しといて無視するなと怒ったら、それは互いの物差しの違いだからと訳のわからない言い訳をされた。自分が知りたくて質問してきたのに、答えて貰っても何とも思わないというのが物差しの違いで済まされてはたまらない。

自分に問題点があった場合、それを咎められると、価値観の違いだから仕方ない、価値観を押しつけるなと言ってくる。こちらはあくまで主観ではなく常識でものを言っているにもかかわらず、その常識と彼らの主観がぶつかった場合、彼らはその常識をこちらの主観と称して押しつけるなと言ってくる。
いやいや、常識は押しつけさせてもらうよ。常識というのは主観の最大公約数であって、誰が見ても同じな、平均というべきものだ。これを基準に法律は出来ているし、世の中は動いている。自分がその常識が気に入らなければ、他人に関わらないところで生活するべきである。人とふれあっていくなら、他人とふれあう部分においては常識を元にしなければならない。
価値観の多様は認めるけども、それが他人の迷惑になるなら、常識を根拠にそれは矯正されてしまうのだ。それが法律であり、常識であり、道徳というものだ。

7 基本的に論理的ではないし、二つ以上のことを同時に考えられないので、言い訳が突拍子もない。事実を前提にしない。分かりやすく言うと、たとえ話や比喩が理解できない。一つ例え話をすると、その例えにだけ目がいってしまって戻って来れない。そして混乱し始めて、発狂する。
または、多くの人に注意されていても、それらが全員同一人物による陰謀だとか言い出す。そのくせ多数決を望む。しかも匿名でいくらでも多数を装える場所に自分から逃げ込み、そこで「相手は一人、自分らは多数」と嘯く。論理でかなわないと「みんながお前を嫌っている」という。みんなとは誰で、何人かと言うと黙る。
ここまでくると理屈とか理由とかなんでもいい、とにかく俺は正しいお前はおかしいから嫌いと連呼するのみ。次第に目的が中傷そのものになっていき、「一日中ネットにかじりついている」とか「仕事もしないでいる」「低学歴である」などと一方的に、なんの根拠もなく言い出す。ここまでくるともう「お前の母さんでべそ」とでも言いたいのだろうけど、何度か注意しても収まらない場合は、例外なくここまで行く。

さて、こういう人があまりに多くて、すぐに目についてしまうけど、大抵はほっとく。でも普通に話してるだけで意味不明の文句を付けてきて、反論するとそのまま逃げるか、異常な嫌がらせをしてくるということがたまにある。それがあまりに不躾であると、ときどきとことんまで追いつめてやりたくなる。そういう場合、たいていは今まで挙げたようなパターンにほぼ収まる。そうなると、やはり自分の分析、分類は正しいのだと確信する。

こういう人は基本的に論理とか常識とは相容れず、問題ばかり起こしているのだと思う。「またこういう奴が来た」と発言する人が多いのを見ても、ときどき注意されているのだろう。でも自分が間違っているとは夢にも思わないので、正しい注意をする人に対して「また変なのが来た」というのである。
こういうことを書くと、この手の連中には「お前もそうだろう」と言われてしまうのだが、私と相手のどちらが正しいのかは、論理でもって明らかに出来る。ゴミを拾って愛でることが常識だと言い張るような、一目で常軌を逸していると分かるような連中と比べてもらうだけでも私にとっては失礼だ。

彼らが性格に問題があるのは言うまでもない。専門的に言うと人格障害の範疇にあるのは間違いない。だが、これは精神病とは違って単なる性格の問題。社会生活を送れないほどのものじゃないけど、問題はよく起こす状態。
とはいえ、普段からいつも彼らがおかしなことを言ってるとはとうてい思えず、特定の状況でこういう症状を起こすのだろう。とくに夜中一人でネットをやっていると客観性を失ってしまうことはままある。夜にラブレターを書いて朝見直すととっても恥ずかしいことに気づくのに似ている。

と前は思っていたのだが、実際はけっこうやばいことに最近気づきつつある。まず例のウサギ君。あの人はもとから何らかの症状があって、壁に頭を打ち付けたりしたこともあったそうだ。しかも加害者のくせに警察に行ったらしいし、「警察は私の味方」という嘘をついて警察に怒られる始末。あの人は通院まではしていなかったらしいが、単に「たまに困ったことをする人」の範疇は越えているのは確かだ。
次に、最近の件で私を中傷したり、迷惑メールを送りつけてきた連中は、自分で精神病であることを告白している。通院していたり、入院していたことを臆面もなく明らかにしており、そのうえでこちらにお前は精神病だろと言ってくる。
自分がそうだからって相手もそうだと思われても困るのだが、自分が精神病だという自覚があるなら、人ともめるのは自分に原因があるかもしれないと、ちょっとは思って欲しいものだ。それが出来ないのが精神病だって?いやいや、程度の差はあれ、そうとはいいきれない。

別に人ともめ事を起こさないし、起こしたとしても相手に精神病だと呼びかけたりはしない病人は多い。彼らは無茶なことも言い出さない。
今回の件でも、一度は私に文句を言ってきたけども、あとからそれを悔いて逆に自虐的なことばかり送ってきた人もいた。病気だからといって全てが無茶なことを言い出したり、いつまでも反省しないわけではない。自分が病気なのがいけないのだと思う人もいるし、病気だからって人に迷惑をかけない人もいる。これは病気の種類によらず、同じ病気でも人に迷惑をかけるかけないの違いがある。ということは、症状の差としてもやはり病気であることそのものが問題ではないといえる。

よく軽々しく、もめ事を起こした相手のことを、頭がおかしいんじゃないのとか、きちがいだとか言う人もいるが、実際に相手が精神病患者だったら、これはしゃれにならない。単に性格の問題だとか、能力の問題だとばかり思っていたが、実際にかなりの数の精神病患者がいるかもしれないのだ。これに気づいたときはかなりのショックだった。
ちょっと調べてみると、たとえば分裂病の場合は全人口の1%程度いるという。となると、ちょっとしたコミュニティを形成したら一人や二人混じっててもおかしくない。分裂病だととくに病識が薄いため、通院・認知されないということもあるので、もっと多いのかもしれない。となると、実社会でのもめ事の多くは、片方もしくは両方が病人である可能性もある。そうなると、単に事実をつきつけるだけという簡単な方法でも解決できないこともやむなしである。

我々は、相手が病人であるかどうかを問わず、事実を前提にせずに誰も言ってないことや、どこにも存在しない理由で人を批判したり、理屈にならない理屈で人を攻撃してきたりする人が無視できないほどの数存在し、彼らに困らされてしまうのは事実だ。我々の出来ることは、常に論理的に考え、正しいことをすることで、彼らと一線を画するように生活することである。相手が病人かどうかを問わず、正しいことをしていれば彼らに生活を乱されることはないのだから。
この世から困った人を排除することはできない。彼らにも存在する権利があるからだ。となれば、困った人に被害を受けていちいち落ち込んでいる暇があったら、困った人につけ込まれてしまう隙を与えないように次から頑張ろう。逆に彼らの存在を楽しめるようになれば、世の中を悲観することもなくなるだろう。困らされるだけではもったいない。この割り切りが出来ずに悩む人もいるのだが、ここを乗り切れば世の中はそれほどつまらないものではなくなるはずだ。

補選と栗東市長選挙と民主党と新幹線

2006年10月23日 06時14分41秒 | 政治・世相・スポーツ等
選挙ネタ二つ。

まずは衆議院補選。自民が両方とも勝って安倍政権が信任された形となった。

これはまあ順当なところか。なにしろ最近の民主は何がやりたいのかわからない状態だから。自民に反対することのみが目的で本質を見てないというか。
基本的に野党ってのは与党のやることを監視して道を外さないようにするべきなんだけど、与党が道を外してない場合は無茶なイチャモンを付けてるようにしか見えないので与党が太るばかりになってしまう。これでは野党の意味が薄い。そうならないようにするには、認めるべきところは認めて、自分らならもっとうまくやるよというところを見せつけるべきではないかと思う。
しかし実際は全くをもって逆で、近頃の野党は政府が国民のために、日本の国力を高めるためにやろうとしてることを全て反対する。
たとえば、北朝鮮の一連の軍事行動について周辺事態と認識しないと言い出す始末。
周辺事態とは、日本国内に限らず日本周辺で日本に対して脅威を与える状態で、周辺事態法によって軍事活動等を行えるようになる。条件の一つに「日本周辺の国で国連決議で制裁を含む採決があったこと」というのがあるので、明確に今回は周辺事態といえる。

明文で当てはまるうえに今現在ミサイルを撃ったり核実験をしたりしているところなのになぜ周辺事態と認識しないのか理解に苦しむ。ほっとけば北朝鮮は核兵器を完璧なものにしてしまい、それをカードにして無理難題を言ってくるに決まっている。そうなればアメリカも黙っておらず、戦争へ突入するかもしれない。それ自体は北朝鮮の崩壊となるからいいのだが、対応を間違えたら北朝鮮が最後っ屁で核を使うかもしれない。そうならぬように圧力を与え、もしくは核兵器が不十分なうちに軍事的圧力等も交え、最終的には政権を崩壊させることまで視野に入れなければならないというのにだ。
まずは対話と圧力が必要だが、相手が対話にのらない以上は圧力しかなく、また相手が軍事行動をちらつかせている以上は周辺事態の認定もやむなしであろう。それにもかかわらず民主は周辺事態の認定をするつもりはないという。全く何をしているのかと、国民が何を望んでいるかをちゃんと察知した政策をとるつもりはないのかと言いたくなる。
民主党の言い分では、日本は北朝鮮に屈して黙ってろと言ってるようなものだ。こんな党に誰が投票したいと思うだろうか。

小沢一郎は政治家として有能であるとは思うけど、彼自身の信念というかやりたいことって見えてこない。政治家としての自身のキャリアのためにやってるようにしか見えないわけだ。自由党から民主に合流したときには、兵隊を得てこれでついに小沢軍の旗揚げかと思ったが、結局はどーでもいい駄々っ子に飲まれてなにも出来ていない。小沢が小泉の郵政問題、安倍の拉致問題というような政治家生命をかけた悲願といったものを持たずにいれば、これ以上小沢勢力が伸びることはないだろう。国民はそういった大義のある者に惹かれていくのだから。大義を見せずにいれば、このままではお山の大将で終わってしまうだろう。

周辺事態への認識も、党内が一致しないうえに菅や鳩山といった船頭が多いこともまとまりを欠く原因となっている。野党第一党がこんな調子じゃ、どんどん自民党の基盤は強まっていくことだろう。来年の参院選では郵政造反組が復党するらしいから、これがまた自民大勝となったら憲法改正すら自由に出来てしまうだろう。個人的にはそれはそれで望ましいけど、野党の使命を忘れてもらったら困る。やっぱり少々トップとしては抜けていても次の世代の前原が代表であるべきなんじゃないかと思えてしまう。

というふうに考えていくと、北朝鮮の国会議員と繋がっている議員もいることなどを考えると、現状で民主に入れるのはよっぽどの変人じゃないかと思える。反自民の人はどこに投票すればいいのか、さっぱりわからない状態だ。社民?共産?もっとありえないw国民新党?大地?民主党とかわらんwこれでは一番マシな自民に入れるか、棄権するしかない。自民大勝もやむなしといったところだ。


それともう一件。
栗東市の市長選挙があって、これがなんと新駅推進を掲げる候補が当選した。栗東市新幹線新駅問題は、凍結・中止を掲げた候補が知事に当選したことで一時期話題になった。知事が凍結、中止派で市長が推進派というねじれ現象が起きているのが面白いところだ。滋賀県民は中止を望み、栗東市民は建設を望むというのは、やっぱり沿線外の地域では反発が多いのだろうか。

この件については栗東市民及び滋賀県民の問題で、部外者がどうこういう問題ではないと思うが、個人的な意見を言うならば、新駅が勿体ないというのならば、作り始めたものをやめてしまうのも勿体ないと言えるのではないか。一度決まったものはあとから易々ととりやめていいものじゃない。
反対派の意見としては、あんなところに駅を作っても意味がないという。まあ、大阪・京都との連絡に南びわ湖駅から新幹線に乗る客がいるとは思えないのは確かだ。なにしろあのあたりは新快速が発達しているので、米原から姫路まで、在来線の便がとてもいい。今度の改正でなんと新快速が敦賀まで行ってるっていうから凄い。
栗東から京都、大阪まで新幹線に乗る需要自体がそもそもない。これは確かにそうだと思う。しかしこれが東京や名古屋、西なら岡山以西との連絡を考えたらどうか。米原や京都まで出なくても乗れるというのは便利といえば便利だろう。
駅ができたところでこだましか止まらないのでは意味がないともいう。でもこれは今更ダイヤ体系を変えてまでのぞみを止める必要はないと思うし、名古屋以西はひかりも各駅停車が多いのだから問題はないだろう。
つまり、岡山方面へ行くのであれば新大阪で乗り換えればいいし、東京には名古屋まで各駅のひかりに乗ればいい。たかだか2駅くらい飛ばさなくてもいいだろう。なにものぞみが止まらないから意味がないというわけではない。そんなこといったら豪快に飛ばされる小田原ー三河安城間の新幹線駅に失礼だw
それに駅予定地周辺は畑だらけでなんの発展も望めないともいう。でもこれは新駅効果で周辺の地価が上がって経済が活性化するかもしれない。確かに畑の真ん中にあって殆ど利用者のいない新幹線駅というのはあるが(たとえば北陸新幹線・安中榛名駅)東海道新幹線については東京ー大阪という大都市間の輸送であって需要そのものはあるといえる。
たとえば、新横浜なんて畑の真ん中に出来た駅で、開業からしばらくはこだましか止まらなくて、接続も悪く横浜市民でも東京から乗る人が多かったというのに、いまではひかりものぞみも止まるようになり、地下鉄も通るようになってあれだけ栄えている。
横浜とはパイの大きさが違うとはいえ、駅さえ出来ればなんとかなる、それが新幹線マジックなのだ。安中榛名だって次第に町並みが整備されつつあるのだから。軽井沢に10数分でいける位置なのだから、そこに別荘でも建てたら意外といい立地じゃないかと思う。南びわ湖駅についても、周囲に人口が全くないわけじゃない。京阪神のベッドタウンとして整備されれば需要は十分にあり得る。なにも今まで作った分を捨ててまで止めるほどのことじゃないと思う。

こういう反対論者というのは、公共事業自体が嫌いだというのがある。確かに談合だらけのゼネコンが儲かるのはよくないと思うが、これらに制限を加えた頃から不況になったとも言える。公共事業でたくさん金を使うと、その金は結局周辺を潤すのだから公共事業自体は毛嫌いすることはない。そしてそういう連中は新幹線に関わるものにも反対したがる。無駄な箱物と違って新幹線ほど優良な公共事業はないというのに。
そういうわけで私は別に利用しないけど新駅はあっていいと思う。あそこまで作ってやめるほうが勿体ない。

というか。
同じく新駅問題のある神奈川県出身者としては、新駅が出来るのはうらやましいものだ。別に出来たからって新幹線に乗るわけじゃないけどw、やっぱ近くに新幹線の駅があるのはうらやましい。
相模新駅はまさに実家の超近くに出来るって言われてるんで(相模線倉見駅付近もしくは小田急江ノ島線高座渋谷駅付近)、もし出来たらかなり燃えるんだけども、どっちもJR東海としては「現状のダイヤの密集度では無理」ってことらしい。まぁ北陸新幹線や中央新幹線が全通したら東海道のダイヤに余裕が出来て新駅構想も上がってくるんだろうなあ。でもそれってあと20年や30年では実現しそうにないw