風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

ビャンバジャルガル先生

2007年02月13日 | チンゲル亭裏日記

今日のオルティンドーの練習は、ことのほか気持ちよい出来でした。

先生からも、下で聞いている人たちが、すみこは最近モンゴル人の声になってきたと言っていると教えてくれました。

先生も上機嫌で、私も前回おなかに力が入らなかったのが、日曜日の乗馬で使った筋肉のおかげで、楽におなかに力が入るようでした。

先生の言うような声が出ると、ほんとに気持ちが良くて、快感。
聴いている人も同じような気持ちで居るらしいのです。

日本語は、喉から声を出すけれど、モンゴル語はハァーと言う息に乗せて出てくるもので、そのようにすると出だしの音が柔らかくそしてモンゴル語の発音になってくるのです。

今日は、エンヒメンディンバイルを久しぶりに歌いました。
やはり、ショロンカイがいまいちですが、前に練習したときとは、格段にそれらしくなってきました。

あの頃、どうして?と思うほど詩が出てこなくて、困ったのですが、今日は、滑らかに出てきて、いい調子。

シルシットは、目指していたところにずいぶん近づいた気がする。

思いのほか、早く、この日が来たと言う感じです。
今日、先払いのお金を支払って、サインを貰いました。
後、10回できるかなぁ。

先生には、十分眠ってないのではないかと言われました。
その通り、この3ヶ月と言うもの、寝つきが悪く熟睡したと言う感じがありません。

先生はなぜかと言うと、最初の音の取り方が悪く、探りながら音を出したり、音をはずしているのは、集中力に欠けているからだと思う。とおっしゃいました。

とてもそれは良く分かります。もともと、最初の正しい音を出すということになぜか、自信がなくて、ぽんと音が出せないのです。
ぽんと出せたらどんなにか気持ちの良いことか、もっと自信を持ちなさいと自分に言い聞かせて、10回に1回は出ているかなぁ。

それが治れば、言うことなし。先生も、ご自分の指導に納得されることでしょう。
何とか、3月終わりまでに、目標達成しよう。
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ホンゴルゾル

2007年02月13日 | UBから
 トメンエヘ所属の、オルティンドー歌手は、ビャンバジャルガルとホンゴルゾルです。

そのホンゴルゾルが、中国の演奏会から帰ってきたので、トメンエヘに挨拶に来ました。
そして、親しくしているビャンバジャルガルに会いに来ました。
1時間半の練習も終わりに差し鰍ゥるころで、へとへとになっていた私にとっては、助け舟でした。

こんなとき、練習をそっちのけで、二人の会話が始まるのです。
のりのりで練習しているときは、腹が立つのですが、今日は、有名なホンゴルゾルですから、私も上機嫌。

二人がとても仲が良くて、気持ちを通い合わせながらおしゃべりをしているのです。
そして、さりげなくホンゴルゾルがビャンバジャルガルの前髪に触っている様子は、さも可愛いといいたげに見えました。
どっちが年上なのkなぁ。

そして、ずうずうしくも、これからお近づきになるつもりの日本のオルティンドー歌手三枝綾子さんと親しいと聴いていたので、練習用のカセットにホンゴルゾルのメッセージを吹き込ませてもらいました。
そして、記念写真も。

帰国後、お目にかかるときの良い手土産になりました。
三枝さんあやこんさん、待っていてくださいね。間違って消してしまわないように、爪を折って置きますから。



さて、今日の練習は、観客(一人)も有って、ちょっと緊張でしたが、日曜日の乗馬のおかげで、腹と腰の筋肉への力の入れ具合が、容易に出来ました。

いつもより先生の笑顔がたくさん会った練習でした。

下で聞いている劇場の人たちも、モンゴル人のようになってきたといってくれているそうです。

モンゴルでは、生徒が上達しないのはひとえに先生の腕が悪いと言うことになっているようなので、ほんとに申し訳ないと思っていたところでした。
間もなく帰国をするというときに、ある程度の評価がもらえたことで、先生が一生懸命教えてくださったことへのせめてものことでした。

私も、SAVE THE CHILDRENの子供たちが、先生の日に感謝の気持ちを伝えてくれたように、私も先生に感謝と尊敬の念を帰るまでに伝えるにはどうしたらよいか考えるとしましょう。

夫曰く、SAVE THE CHILDRENの日も楽しそうにしているけれど、オルティンドーの練習の時がもっと心地よさそうに、していると。
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