風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

千の風になって

2007年02月04日 | UBから
この歌が昨年暮れの紅白歌合戦に歌われてから、人気が急上昇して、クラシックのCDが記録的に売れたと、何かのニュースで言っていました。

おばあ様をなくされた友人に、この詩を教えてあげたのが、2年前のこと。
友人から、「紅白で歌っていた歌はなんだか懐かしいと思ったら、あなたから教えてもらっていたのですね」と、メールを頂きました。
2年前に知っていたのだから、私は、どうやってこの詞のことを知ったのだろうと、改めて新井満を検索してみました。

http://www.twin.ne.jp/~m_nacht/1000wind/1000wind.html「千の風になって」

http://www.twin.ne.jp/~m_nacht/door/land_door.html  「新井 満」

それによって、みつるではなくて、「まん」と読むのだったことを知り、そして、私は、2003年8月28日の朝日新聞天声人語の記事で知ったのを思い出しました。

その頃、夫は、単身でUBに住み、私は日本で、仕事をしていました。
鳥インフルエンザが始めて取りざたされたときの4月に10日間休みを貰って、初めてUB観光に来て、さらに、8月もぶっちぎりで1ヶ月の休みをとって、夫とモンゴル国内の旅行三昧でした。

日本に帰国してすぐに何日分かの新聞を読んでいた中に確か見つけたのではなかったかしら。
早速、CDと本を買い求め、何度も何度も聞いたのでした。
その年は、6月に母の1周忌を終えたばかりのときでした。

UBの夫が単身で住むアパートで、母の体温を感じるような夢を見たばかりだったのを、驚きとともに思いだし、母を感じながら聴いていました。
その頃は、まさか、私がUBに住むことになろうとは思いもよらないときのことでした。

そうなんだ、母はあの日当たりの良い、港を見下ろすお墓には居ないのか、私と一緒にモンゴルを旅していたのか、と思ったのでした。

その歌のことは、歌詞を備忘録に入れてきてありますが、一度ぐらい見たでしょうか、備忘録に何かを入れるたびに、タイトルの「千」はちらりと目をかすめましたが、そのファイルを開くまでにはいたりませんでした。
もう、体に入っていたから。。。

また、もう一度、満さんの声でなく、クラシック歌手秋川雅史の重厚な声で聴くことになるとは、あれから、どこをどのように回って、彼の手に来たのやら。

ニューヨーク事件のときは、娘の中国派遣の時だったし、慰霊祭には必ず歌われるというこの歌を再び聴いて、いろんなことを思い出しました。


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