風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

4階の奥さん

2006年04月26日 | チンゲル亭裏日記

階段下のドアの外で、ご婦人に会いました。
私の住む、階段はどうやらモンゴル人だけが住んでいるようです。
階段の上り下りや、ごみの出し方など、不快に思うことはないので、良識のある方たちばかりと想像し、好ましい感覚で、住んでいます。

すれ違ったことは、余りなく、それぞれが先を急いでいる風で、挨拶や言葉かけはありません。

今日は、外から入ろうとしたとき、ご婦人が帰ってきたので、お先にどうぞとドアの所で譲ったら、そちらこそと譲られてしまいました。

親切心からではなく、後ろから来て見ず知らずの人に私の部屋がどこか知られるのが浮「のと、その人の前で鍵を出したりドアを開けたりしたくなかったからなのですが、、、

悪い人ではなさそうなので、先に入りました。
すると、話しかけてきました。
どうやら、4階の住人でした。
今住む部屋を決める前に4階の部屋も見せてもらったときの奥さんだったのです。日本人と言うこともあって、しっかり覚えていたようです。
3階の部屋はいい部屋ですか。仕事はしているの。主人が仕事をしているの。と、どうやら尋ねられたみたい。ハイ、いいえ、ハイと答えました。

部屋を見せてもらったときに、NHKが映るかどうか尋ねたときに、数十もあるチャンネルを不自由な手で、片っ端から調べて映ることを見せてくれた青年が居ました。
貴方の子どもは、元気ですかと尋ねたら、モー(よくない)と答えました。
きっと、身障者であることをモーといったのでしょう。
彼女は、自分から、エムチ(医者)と言いました。

わたしが聞き分けた彼女の言葉は、一つの文章に一つくらいです。
住まいの階段を上りながらほぼ初対面の人が話題にすることと言ったら、そんな事を聞いているのだろうと言う、大雑把な推測の元に成り立った会話です。
これで、彼女が、私のことをモンゴル語の多少の会話が出来ると判断して、次にあったとき、彼女がどういう質問をするのかは、まったく推測ができません。
下手に親しくなってもいけないし、かといって嫌な奴と思われるのも得策ではない。

次に会うのは、しばらく間を置いてからにしてほしいなぁ。
天気の話しか出来ない文盲の私なんだから。
次の期待はしないでほしいなぁ。
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トバ族の茶碗

2006年04月26日 | モンゴル風景
ご飯を大盛りにして食べてくださいといってもらいました。
モンゴルのトバ族のお茶碗です。
糸底の中に描いてある絵が可愛い。
鹿なんだろうねぇ。聞き忘れました。





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