風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

首都ウランバートル

2004年08月26日 | チンゲル亭過去日記

モンゴルというより、ウランバートルはどんどん変わってきています。
店は、日本の銀座並みの物が出現して、超高級品がならべられ、それだけ首都に住むモンゴル人の生活水準が上がってきたのでしょう。

街を走る車も、ランドクルーザーやベンツのジープといった高級車で、しかも新車がじゃんじゃん走るようになりました。
あいかわらず、その隣をぼこぼこにへこんだり、ガムテープでミラーを取り付けたり、果ては、馬も一緒に走っていたりはするのですが。

レストランは、町を歩くたびにあちこちに新築開店です。
新築と言っても、アパートの1階の歩道に張り出して、レンガや材木でちょいと作るのですが。

しかし、昨日見たビルは本格的に建設されたものでした。
郊外には、どんどん、マンションが建ち、その回りにさまざまな生活用品を扱う店や食堂、レストランが開店するのです。

恐ろしいくらいの、発展の様子です。
すこしずつ、首都の物価はあがりつつあり、地方との格差がどんどん広がっているように思えます。

テレビでの宣伝も日本と変わらない高級品や生活様式が展開されています。
ウランバートルはモンゴルではない、別の生き物のように、成長しいろんなものを取り込んでいます。

去年からの1年間のかわりようをみて、更に、今も激しい変化を遂げているのを見ていると、来年がどのようになっているのか想像もできません。

私はこちらでは、何も生産しない消費だけの生活です。
このままの生活でいいのかなぁ。と、ふと、気がついてしまったのです。

まだ、気がつきたくなかったなぁ。
帰国まで、76日、お気楽生活のままで居たかったなぁ。
とことん、楽しむだけのつもりで来たのだから、そのままでもよかったのになぁ。
何で、今気がついたんだろう。
気がつかなかったふりをしようか。
それも、まだ、今ならできるなぁ。。。う~~~ん。
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ウインド ショッピング

2004年08月26日 | チンゲル亭過去日記

文字通りの気楽なウインド・ショッピングのできるところが、我が家からモンゴル日本センターへのちょっと遠回りの通りに新築されました。

昼寝の夫を置いて、出かける先と言ったら、モンゴルセンターくらいかな。
そう言えば、今月に入って一人で出かけるのは、初めてかもしれない。
「非日常」だなぁこれこそ。
何か面白い本はあるかなぁ、一人で歩いていても随分リラックスしているなぁと思いつつ歩いていたら、ひげのモンゴル人に脅かされた。

はぁー、おどろいた! 悪気は無かったのだろうけれど、飛び上がった。
だから、油断はできないのよ、ちょっと気持ちが引き締まった。

あら、見慣れぬ風景。大きなガラス張りの新築の高級感の有る商店が、ならんでいる。
準備中から、ダンボール積み上げたところ、商売の始まっているところと通りに面したところでこれなんだから。
みんなで、いっせいに開店なんてことは考えないのはモンゴルらしいよ。
入り口が2箇所ある大きなビルだな。

東西に伸びている通りだから、日当たりが良く明るいのはいいのだけれど、商品に日差しがあたって、心地よさそうだが・・・
商品が動かなかったら、生ものでなくてもちょっと浮「ものがある。

ビルの中に入ると、まず、やっぱりSONYだ!サムソナイト、ラドーやロンジンの高級腕時計店、イタリア製らしい靴の店が並んでいる。
腕時計店以外は、ナランショップで見かけたものであったが、商品もちゃんとディスプレイされている。

腕時計がすごい、一番高いので、100万トグルク以上の値札がついていた。
こんな高い値段のものは、車以外で始めて目にした。
しかも、店員の教育が行き届いていて、ずいぶんモンゴルにしては礼儀正しい人ばかり。体をかわして、行く先を譲られたのは、はじめてだ!

今までは、店に入っても、食事をしていたり、友人とのおしゃべり優先で無視されたり、商品の運び込みにつきとばされたり、最初のうちは随分気分を害したり、浮「思いをしたものだった。
最近、それにも慣れてきて腹を立てなくなって、買いたいものを意思表示すると店員達も乗ってきて、最後はやっと笑顔になるのだけれど。

それが、今日は笑顔はまだ無いにしても、店に入ったとたんに好意的態度を示されるとおかしなものでかえって気持ちが悪いのである。
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