http://www.h4.dion.ne.jp/~solongo/A6_1.htm
モンゴル料理のページです。
夫が羊の肉のにおいに非常に敏感なことは、モンゴルの知り合いのご家庭に招待された時に、特別に夫用に牛肉で作ったボーズを供されるくらい知人の間では有名になっています。
それで、夫とはゴアンズには今まで行くことがなかったし、これからも行くことはないのでしょう。
長女と花ちゃんと市内散策したとき、お昼にゴアンズでボーズを1個ずつ買いました。
ほんとは、その店で食べるつもりで入ったのですが、カラカラの喉を潤すビールを売ってなかったのです。
それで、テイクアウトして、ビールの飲めるピザのオープンテラスの店に行きました。
持ち込みOKを確認して、ビールと小さ目のピザとを頼んで、明るい風の通るテーブルで舌鼓を打ちました。
娘と花ちゃんとボーズの味とビールの冷たさと涼しい風と笑い声と。
ここちよく思い出します。
おいしいものが好きで、お酒が好きで、アルヒを飲んだ銀杯が気に入って、自分用の小さい銀杯を持ち帰ったほど、モンゴルも気に入って。
明るい笑顔とエネルギーを振りまいて帰った娘を、思います。
この旅で、いろんな思いを夫の胸に刻んで帰った娘を、もう一度呼び戻したいなぁ。
父親らしいことをすることを恥ずかしがって、なかなか表現できない夫を歯がゆく思い、「もっと表現して、現してよ」といい続けた私。
それを、拒絶し続けた夫。
娘を中国に送り出した時、初めて残される者の寂しさを知った夫。
仕事で、残して出かける寂しさは何度も経験しても、その逆の立場は想像もしなかったことでしょう。
頑固に、言葉に出して言う必要はないのだといい続けていた夫が、少しずつ変わってきました。
気持ちは表したほうが良いと体で理解してから、その後ずいぶんの時間がたって、やっと、今頃になって、少しずつ表現し始めた夫。
モンゴルに来たおかげか、それとも、私達の年齢に達したからなのか。。。
いずれにしても、良かったなぁ。
私も、せっかく動き出した列車に、「もっと早くもっとたくさん」と急かさないようにしょうっと。
娘達が、私達の手の中から、飛び立つ前でよかったなぁ。
いまごろむすめたちはなにをしているのかなぁ