東日本大震災 現地復興支援センター

・・・真宗大谷派(東本願寺)の東日本大震災による被災地での支援・復興活動ブログ・・・

2016年10月23日 三重教区桑名別院婦人会有志/福島県【視察】

2016-10-25 12:05:42 | 活動日記

三重教区の桑名別院婦人会有志の皆さんによる福島県の視察です。

22日に新幹線で郡山市までいらっしゃり、三重教区で2012年から毎年実施されている「福島のこどもたちを三重へ」プロジェクトに参加された方と再会し、懇談されました。

23日には、郡山市からレンタカーで南相馬市まで移動し、午前中、原町別院参拝後、現地災害救援本部福島事務所にて木ノ下嘱託のお話を聞きました。

その後、道の駅「南相馬」で昼食を食べ、浪江町の視察を行いました。

浪江町は、立入制限がされていた地域の内、常磐高速自動車道より東側の「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」が、今年4月1日よりバリケードが撤去され、日中の出入りが自由となりました。

今回は、浪江町沿岸部と町内中心部の視察を行いました。
沿岸部は、既にガレキが撤去され、防潮堤や港などの工事が行われており、福島第一原子力発電所の煙突を見ることができました。

次に、南相馬市小高区に移動し、駅や商店街を視察しました。
小高区は、今年7月12日に避難指示が解除された地域であり、小高駅から駅北部の原ノ町駅が同日運行が再開され、既に再開されていた相馬駅まで運行しておりました。
避難指示は解除されましたが、戻られた方はまだまだ少ないようであり、地域の様子は人の姿も少なく、商店街のお店はシャッターがしまったままであり、避難指示が解除される前とほとんど変わらない状況でした。

三重教区の皆さんは、視察後、二本松市へ移動し、二本松の方々と懇談・食事をなされ、翌日お帰りになられました。

    

「福島のこどもたちを三重へプロジェクト」ホームページ
http://booses.net/index.html


2016年10月19日 高田教区有志会/宮城県石巻市【活動】

2016-10-24 18:40:16 | 活動日記

高田教区有志会の寄磯浜仮設での活動です。

今回のメニューは、焼き鳥丼でした。

焼き鳥は800本をバーベキューコンロで焼き、タレはいつもの焼き鳥のタレに更に生姜焼きのタレなどもブレンドし、しめじと玉ねぎを加えて作りました。
焼き終わった焼き鳥は串からはずしタレをかけて、タレが絡むようにもみ込みました。

仮設住宅に住み着いているネコたちも大きくなり、以前は離れた場所から私たちを眺めていましたが、最近ではもう慣れた感じで、調理中に近くまで寄ってきて、ゴロゴロしたり、餌をせがんでくるようになりました。

今回も3箇所で配食を行いましたが、港の近くでの配食は、前回同様、水産加工場に電気がついてなく今日もお休みかと思い、配食し終えたところに数人の方がいらっしゃり、ビックリしました。
配食が終わったことをお伝えすると、炊き出しを楽しみにされていたこともあり、ガッカリされた表情を見て、本当に申し訳なく思いました。

いつもと同じ量を準備したにも関わらず、炊き出しが足りなくなってしまい、準備する量の難しさを改めて痛感しました。
食事が余ってしまうと、皆さんにお願いして引き受けていただくのも申し訳ないと思っていましたが、足りないのはもっと申し訳ないなと思いました。

次回は、足りなくならないように「もっと焼き鳥を焼くぞ!」という気持ちになりました。

     


2016年10月5~6日 名古屋教区第2組/岩手・宮城県【活動・視察】

2016-10-11 22:57:36 | 活動日記

名古屋教区第2組の東日本大震災復興支援研修による本稱寺(陸前高田市)での活動と岩手県・宮城県の視察です。

名古屋教区第2組の方々による活動は、今年度で3回目となります。
1年度目は、本稱寺と南相馬市などの視察、支援物資(飲料水)のお届けでした。
2年度目は、南相馬市の視察と、初年度の活動を受けて本稱寺ご住職の仮設住宅で炊き出しを行いました。
今年度は、前年度に引き続き、本稱寺の仮本堂前での炊き出し・視察でした。

まず前日、先発組がレンタカーで名古屋から東北別院に夜中到着し、宿泊なさられました。

5日は、午前に買い出しを行い、後発組が東北別院に到着後、開会式を行いました。
その後、庫裡で炊き出しの事前準備を行い、昼食を食べ、陸前高田市に向けて出発しました。

この日は、台風第18号が東北に向かっていたこともあり、夕方から雨が降ることがわかっていたため、本稱寺佐々木住職さんが仮本堂前にブルーシートを張って屋根を作っていただいており、更に持参したテントを張って会場を設営しました。
また、どれだけの方にご参加いただけるか心配しましたが、佐々木住職さんがお住いの仮設住宅の方や門徒さんが、悪天候の中、ご参加いただきました。

今回の炊き出しメニューは、味噌おでん、五目ごはん、もつ鍋、キムチ鍋、焼き物(焼き鳥・サンマ)であり、腕輪念珠づくりも行いました。

一年ぶりの再会ということもあり、話もはずみ、予定していた時間はあっという間に過ぎました。

その後、雨の中、片づけを行い、大船渡市の宿泊先に移動しました。

6日の午前は、陸前高田市の奇跡の一本松、南三陸町防災庁舎跡を視察し、南三陸さんさん商店街で昼食を食べました。

午後からは、南三陸町の戸倉中学校跡、石巻市の大川小学校跡を視察しました。

大川小学校跡では、「小さな命を考える会」に語りべを依頼しており、佐藤代表から震災当時の大川小学校での出来事や、震災前の大川小学校についてお話をいただきました。
震災の中でも「守れたいのち」があったこと、「いのちを守る行動」の必要性、震災を「他人事」ではなく「自分事」として受け止めていただきたいというお話がありました。
また、大川小学校は震災遺構として残されることになりましたが、卒業生にとってこの学校は「遺構」ではなく「母校」であるという言葉が大変印象的でした。

大川小学校跡の視察後、新幹線でお帰りの方を仙台駅までお送りし、レンタカーでいらっしゃった方々は別院庫裡をお掃除後、お帰りになりました。

「小さな命を考える会」ホームページ
http://311chiisanainochi.org/

                  

2015年度の活動様子
http://blog.goo.ne.jp/fsc_2011/e/22d15f515809a7430ad4321edf04283e

2014年度の活動様子
http://blog.goo.ne.jp/fsc_2011/e/4b9b2d7a7f82998c8cc881d04f688a85