東日本大震災 現地復興支援センター

・・・真宗大谷派(東本願寺)の東日本大震災による被災地での支援・復興活動ブログ・・・

2016年10月5~6日 名古屋教区第2組/岩手・宮城県【活動・視察】

2016-10-11 22:57:36 | 活動日記

名古屋教区第2組の東日本大震災復興支援研修による本稱寺(陸前高田市)での活動と岩手県・宮城県の視察です。

名古屋教区第2組の方々による活動は、今年度で3回目となります。
1年度目は、本稱寺と南相馬市などの視察、支援物資(飲料水)のお届けでした。
2年度目は、南相馬市の視察と、初年度の活動を受けて本稱寺ご住職の仮設住宅で炊き出しを行いました。
今年度は、前年度に引き続き、本稱寺の仮本堂前での炊き出し・視察でした。

まず前日、先発組がレンタカーで名古屋から東北別院に夜中到着し、宿泊なさられました。

5日は、午前に買い出しを行い、後発組が東北別院に到着後、開会式を行いました。
その後、庫裡で炊き出しの事前準備を行い、昼食を食べ、陸前高田市に向けて出発しました。

この日は、台風第18号が東北に向かっていたこともあり、夕方から雨が降ることがわかっていたため、本稱寺佐々木住職さんが仮本堂前にブルーシートを張って屋根を作っていただいており、更に持参したテントを張って会場を設営しました。
また、どれだけの方にご参加いただけるか心配しましたが、佐々木住職さんがお住いの仮設住宅の方や門徒さんが、悪天候の中、ご参加いただきました。

今回の炊き出しメニューは、味噌おでん、五目ごはん、もつ鍋、キムチ鍋、焼き物(焼き鳥・サンマ)であり、腕輪念珠づくりも行いました。

一年ぶりの再会ということもあり、話もはずみ、予定していた時間はあっという間に過ぎました。

その後、雨の中、片づけを行い、大船渡市の宿泊先に移動しました。

6日の午前は、陸前高田市の奇跡の一本松、南三陸町防災庁舎跡を視察し、南三陸さんさん商店街で昼食を食べました。

午後からは、南三陸町の戸倉中学校跡、石巻市の大川小学校跡を視察しました。

大川小学校跡では、「小さな命を考える会」に語りべを依頼しており、佐藤代表から震災当時の大川小学校での出来事や、震災前の大川小学校についてお話をいただきました。
震災の中でも「守れたいのち」があったこと、「いのちを守る行動」の必要性、震災を「他人事」ではなく「自分事」として受け止めていただきたいというお話がありました。
また、大川小学校は震災遺構として残されることになりましたが、卒業生にとってこの学校は「遺構」ではなく「母校」であるという言葉が大変印象的でした。

大川小学校跡の視察後、新幹線でお帰りの方を仙台駅までお送りし、レンタカーでいらっしゃった方々は別院庫裡をお掃除後、お帰りになりました。

「小さな命を考える会」ホームページ
http://311chiisanainochi.org/

                  

2015年度の活動様子
http://blog.goo.ne.jp/fsc_2011/e/22d15f515809a7430ad4321edf04283e

2014年度の活動様子
http://blog.goo.ne.jp/fsc_2011/e/4b9b2d7a7f82998c8cc881d04f688a85


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