東日本大震災 現地復興支援センター

・・・真宗大谷派(東本願寺)の東日本大震災による被災地での支援・復興活動ブログ・・・

2018年2月10~11日 大谷大学TAT第23便/宮城県仙台市・【視察・活動】

2018-02-16 17:16:42 | 活動日記

大谷大学のTAT第23便の視察・活動です。

今回の日程は、東北別院の子ども報恩講と日程が重なったため、いつもの活動とは少し違う日程となりました。仙台教区仏教青年会の皆さまとそのご家族にもご協力をいただきました。

初日は朝7時30分に東北別院到着し、お参りと朝食・休憩の後、仙台市荒浜地区と名取市閖上地区の視察を行いました。閖上地区の「閖上の記憶」では、語りべの佐々木清和さんからお話をお聞きしました。

視察後は、別院に戻ってきて昼食をとった後、東北別院子ども報恩講にお手伝いいただく学生と、翌日の活動場所である仙台市若林区今泉の久保田東集会所での事前準備班(買い出し、炊き出し・縁日の準備)に分かれ、それぞれ活動を行いました。

       

翌日は、朝9時に4台の車に分乗し、別院を出発。久保田東集会所に到着後、準備を行いました。

久保田東集会所は、これまで大谷大学の皆さんが何度も活動をしていただいたニッペリア仮設の元自治会長さんにご紹介いただいた場所であり、久保田東地区やその周辺にニッペリア仮設にお住まいだった方がいらっしゃいます。前回2017年5月の活動もこの集会所で行っており、顔なじみの方もたくさんいらっしゃる場所です。

今回の炊出しメニューは、京風粕汁、焼き鳥です。
そして、当日お越しいただいた方々と餅つきを行いました。

また、催しとしてミニ縁日(景品あり)、アニメ上映会が行われました。

事前に町内会長や元ニッペリア仮設にお住まいだった方々にご協力いただいて、チラシを150枚程度配っていただいたこともあり、餅つき開始の11時頃には、お年寄りから子どもたちまで多くの方が顔を出してくださいました。

餅つきは、参加された地元の方のほうが勝手を知っておられたこともあり、こちらが主導するというより、むしろ教えていただきながらとなりました。蒸したもち米は杵を使って臼の中で手早く捏ね、ある程度もち米がつぶれたら…いよいよ餅つきのスタート!学生も先生も一生懸命つきましたが、やはり、地元のおじいちゃんがスゴイ!!餅つきのスピードと力強さに見ている誰もが圧倒されました。つかれた餅は小分けにし、大根餅、あんこ餅、納豆餅、きなこ餅、ずんだ餅など様々な味付けがなされ、配られました。地元の奥様方にもお手伝いいただきました。つきたてのお餅はやっぱりおいしい!子どもたちにもたくさん食べてもらいました。

     

また、焼き鳥も香ばしく仕上がり、大人気。粕汁は、海沿いの会場に吹く冬の風で冷めた体を芯から温めてくれました。

そこに!!!

突然の突風です!学生・職員・スタッフは必死になってテントを抑え、素早く解体を行いました。スタッフの一人曰く「体が宙に浮く瞬間があった」とか、なかったとか(笑)。何はともあれ、けが人がなく、本当に良かったです。

そして、今回の活動に加勢いただいた仙台教区仏教青年会の皆さまには、集会所の中で念珠づくりをしていただきました。こちらも、参加者の皆さんは手馴れている方が大勢いました。

その後、活動を終え後片付けを行いました。その中で、大谷大学の皆さんの片付けの手際の良さと丁寧さに驚きました。きっちりと、きれいに後片付けを行い、集会所を後にしました。帰りは参加してくれた子どもたちに車が見えなくなるまで手を振って見送ってもらいました。

大谷大学の皆さんは、別院の後片付けを行い、夜8時頃に別院を出発し、翌日朝、大学に無事到着されました。今回も、非常にタイトな日程の中で活動いただき、ありがとうございました。

なお、今回の活動の詳細は、下記のFacebookをご覧ください。
TAT Facebook⇒https://ja-jp.facebook.com/otani311/