東日本大震災 現地復興支援センター

・・・真宗大谷派(東本願寺)の東日本大震災による被災地での支援・復興活動ブログ・・・

2017年9月18日 高田教区有志会・大阪大谷大学学生・仙台仏青/宮城県石巻市【活動】

2017-09-22 11:07:33 | 活動日記

高田教区有志会による石巻の寄磯浜仮設住宅での活動です。今回は、前日より活動に訪れている大阪大谷大学の学生と、仙台仏青のメンバーの方にも一緒に活動いただきました。高田有志会8名、大阪大谷大学6名、仙台仏青2名、仙台駅東口近くにある焼肉店の方2名、現地復興支援センター(仙台教務所)から4名、長浜から念珠づくりのスペシャリストが1名の参加となり、大変賑やかな活動となりました。

今回のメニューは、カレー、焼き鳥でした。

台風一過ですっきりとした天候の中、準備がスタート。高田有志会はさすがの手際でカレーの仕込みを始めます。焼き鳥チームには今回初参加の大阪大谷大学学生が加わりました。炭をおこした経験がない彼らには、仙台仏青のメンバーと現地復興支援センタースタッフが丁寧に炭おこしをレクチャーしました。

また、調理が始まるまでの間、学生たちには腕輪念珠づくりを体験してもらいました。長浜から来られた職人の説明はとてもわかりやすい!学生のみなさんは真剣に集中して、楽しみながら念珠づくりを行いました。器用な学生は普通のお念珠づくりにも挑戦しました。また、作業中には、この念珠づくりが被災地での活動の中で展開されてきたその経緯やたくさんの方に喜んでいただいたことについてもお話いただきました。

その後、本格的に調理がスタート。カレーの調理場からはいい匂いが漂ってきます。焼き鳥も学生のみなさんと仏青メンバーによって600本を焼いていきました。また、焼き肉店からの参加の方には、大変美味しいお肉を炭でその場で焼いていただきました。

炊き出し中には、地元の方が大きな鮭を使って「ちゃんちゃん焼き」を作ってくださいました。これがまた、絶品!!

炊き出し後は、片付けの間まで、地元の方とゆっくりお話をしながら時間を過ごしました。

今回、活動した石巻寄磯浜の仮設住宅は、震災直後の2011年から高田教区有志会が継続して活動を行ってきた場所です。その仮設住宅も閉鎖することが決定しており、この仮設住宅でのこのような活動も今回が最後ということになりました。ですが、高田教区有志会のメンバーは年内に一度会いに来たいと、再会を誓い合っておりました。

大阪大谷大学の学生のみなさんは、色々と感じることがあったようです。不安や迷いを初めは抱きながら参加した学生もいたと思いますが、地元の方との交流はもちろんのこと、継続して活動をしてこられた高田教区有志会の姿に何を思ったのでしょうか。それをまた、たくさんの方に伝えて行ってほしいなと思う一日でありました。

 

 

 

 


2017年9月17日 大阪大谷大学学生視察/宮城県沿岸部【視察】

2017-09-21 15:27:50 | 活動日記

大阪大谷大学の学生が宮城県沿岸部を視察しました。

今回の活動は、大阪大谷大学の岡島克樹准教授が数年前より継続されている活動で、学生の被災地視察やボランティア活動を行っていただいてます。今回も岡島先生のゼミの生徒を中心に5名が参加を希望し、仙台に来ていただきました。

初日である17日は、台風18号が日本上陸なりましたが、天気予報で状況を注意深く確認しながら、東北地方への雨風の影響がまだ少なく安全であると確認できたため、宮城県沿岸の名取市閖上地区と仙台市の震災遺構「荒浜小学校」を視察しました。

まずは閖上地区へ。日和山の上にあがり現地復興支援センターのスタッフからお話をききました。閖上地区は東日本大震災の津波の影響によって多くの方が亡くなられた場所でありますが、この地区は昔から津波の被害があるところでです。昭和8年の昭和三陸地震の際にも津波が押し寄せました。人命こそ奪われなかったものの、先人は後世への警告と教訓とするために石碑を建てましたが、今回の津波はその石碑をも押し流しました。「地震があったら津波の用心」と刻まれたその石碑は、現在、日和山のふもとに他にも押し流された石碑とともに置かれています。学生の皆さんはこの石碑を見て何を感じたでしょうか。

その後、震災遺構「荒浜小学校」へ。学校の校舎は津波が押し寄せたその爪痕を残すものであり、数々の写真の展示や映像が上映されています。実際に津波が襲った場所を歩き、その時の証言を聞く中で学生のみなさんもいろいろと考えるところがあったようです。

最後は仙台市内の仙台教務所に戻り、夕食までの時間、東日本大震災による原発事故を主題にした映画「太陽の蓋」を見ました。

決して望んでいなくとも、地震やそれに伴う津波はいつかまた必ずやってきます。それは三陸地方に限ったことではなく、日本全国どこにいてもです。その時に私たちはどのような行動をとらなければならないのか。今回の震災遺構視察で見たもの、感じたものをこれからの生活の中でどのように表現すべきなのかを学生のみならず帯同したスタッフ一同も改めて考えさせられる有意義な視察になりました。

    


2017年9月16日 東北三教区こどものつどい:チーム名古屋教区「でらやっかいな仲間たち」・仙台仏青/福島県二本松【活動】

2017-09-21 13:48:12 | 活動日記

東北三教区こどものつどい:チーム名古屋教区「でらやっかいな仲間たち」のメンバーと仙台教区仏教青年会による活動です。

今回は、二本松市の岳温泉近くのグラウンドで行われた二本松同朋幼稚園の運動会で炊き出しを行いました。
名古屋教区10名、仙台仏青3名と復興支援センター2名が参加しました。

当日は、台風18号が近づく中で天候が心配されましたが、雨があたることはなく、時折晴れ間も見られました。そんな中、園児たちはこの日まで一生懸命練習してきたダンスや体操を披露したり、全力でかけっこしました。会場ではお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんが子や孫の雄姿に大きな声援をおくり、大きな盛り上がりを見せました。

その会場を横目で見ながら、炊き出しの準備がスタート。今回のメニューは、名古屋教区が小倉トースト、たません、フルーツポンチ、コーヒー、抹茶ティー、タコ焼きなどなど名古屋名物を取り入れたもの。仙台仏青は綿菓子とかき氷です。手慣れた手つきで手際よく準備が進められます。綿菓子の準備中…あれ?子どもたちのつまみ食いが…(笑)

お昼のお弁当をたくさん食べたあと、いよいよテントの各メニューの提供がスタート!まずはデザートにとかき氷に長蛇の列ができました。かき氷を作るのは…同朋幼稚園を卒園したお子さんたちです。長蛇の列に緊張しながらも、はじめはおぼつかない作業もだんだんとうまくなっていきます。「はい、お待ちどうさまでした!次の方何味にしますか?」大きな声で、おいしくできました。

そのあとも、たませんや小倉トーストなどが勢いよく配られます。たませんのソースのいい香りが食欲をそそります。また、甘いものは別腹と小倉トーストやフルーツポンチも大人気。コーヒーやお茶と一緒に召し上がっていただきました。綿菓子も100個以上作りましたが、すべて配られました。

名古屋教区からの参加となりますと、長い距離の移動と荷物の運搬が大変でありますが継続してご参加いただいています。代表の竜沢さんは、「みんなの顔が少しでも見たいので参加します!」と、到着から2~3時間で帰らなければならない日程の中、準備だけをされて帰られました。本当に頭がさがります。

子どもたちの笑顔と、参加された方の熱い思いがあふれる活動となりました。

       

 

 

 


2017年9月5日・6日 災害ボランティアネット(東京教区茨城1組)/宮城県石巻市【活動】

2017-09-13 11:28:56 | 活動日記

災害ボランティアネットの石巻での活動です。

9月5日に石巻市雄勝町・森林公園仮設団地、6日に石巻市・飯野川仮設団地にて活動いただきました。

活動の詳細は、下記のfacebookをご覧ください。

facebook『NPO法人 災害ボランティアネット』⇒こちらから