東日本大震災 現地復興支援センター

・・・真宗大谷派(東本願寺)の東日本大震災による被災地での支援・復興活動ブログ・・・

2017年1月30~31日 名古屋教区災害ネットワーク研修会/福島県【研修】

2017-02-06 14:18:32 | 活動日記

名古屋教区教化委員会都市教化部門主催による災害ネットワーク研修会(現地研修会)です。

名古屋教区では、教区教化テーマ「不安に立つ」の具体的な実践として震災後、毎年「現地研修会」を展開されております。
今回は、福島県内を視察し、被災された正福寺(双葉町)の坊守さんのお話をはじめ、相馬市の漁協関係者の方や同朋幼稚園(二本松市)の卒園生保護者の方々との交流を通して、「共なる社会の実現」に取り組むという趣旨のもと、『「たすけてください」から5年半。もう一度 聞こう福島の声』というテーマで研修会が実施されました。

また、この現地研修会に先立ち、名古屋教務所において真行寺(二本松市)住職の佐々木道範さんのお話を聞く事前研修会が開催されました。

今回の参加者は、名古屋教務所の所員、名古屋別院の職員を含め、31名でした。

初日、福島県郡山駅で集合、貸切大型バスで移動し、須賀川市にある正福寺仮本堂を訪問・参拝しました。

正福寺の坊守さんからは、震災直後の状況、お寺が運営する双葉保育園の対応、避難生活、仮本堂を設置するまでのご苦労や門徒さん方との関係などについてお話をお聞きしました。

その後、二本松市に移動し、真行寺で同朋幼稚園卒園生の保護者など3名の方から、震災後のそれぞれの辛く苦しい判断、家庭のこと、周辺の方々との状況など、他人に語りたくないようなことまでお話をいただきました。

夕方からは、お話いただいた方々や名古屋教区で行われている保養事業に参加したことのあるお子さんとその親御さんにも参加いただいての交流会(懇親会)が行われ、その日は二本松市に宿泊しました。

翌日、二本松市を出発し、仙台教務所の木ノ下嘱託のお話・説明を聞きながら、飯館村、南相馬市小高地区、浪江町を視察し、相馬市に移動し、昼食を食べました。

昼食後、相馬市観光協会の語りべの方のご案内で、鎮魂祈念館などを視察し、磯部水産加工所で相馬双葉漁協組合の方から震災後から現在までの取り組みについてお話をお聞きしました。

その後、仙台駅で解散となり、皆さんお帰りになられました。

また、この現地研修会後、2月22日に再び佐々木道範さんを講師に迎え、ふりかえり学習会が名古屋教務所で行われる予定となっております。

                 


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