と御質問がありました。
恥ずかしながら、塚原将というのは、僕のペンネームです。
![](http://images-jp.amazon.com/images/P/B00008DYWR.09.LZZZZZZZ.jpg)
僕が知っている限りの情報をお知らせしますと・・・
僕が塚原将(まさる)という名前の人の存在を知ったのは、かれこれ、30年近く前のこと。
小椋佳というシンガーソングライターの『夢追い人』というアルバムだったと思います。
そう、僕が彼を知ったのは、詩人ではなく、作詞家としてだったのです。
塚原将さんを語るときに、小椋佳さんの存在に触れない訳にいかないでしょう。
僕は、小椋佳のファンだった訳で、やはりその歌詞の奥深さに魅せられていたのだと思います。
でも、小椋佳の歌を子細にみていくとき、好きだな、いいなぁと思う歌には、作詞「塚原将」と書いてあるのです。上手く言えませんが、切なさというか、心の奥の痛い部分を、キュンと指してくるような胸を絞めつけるような、なんとも言えない感じが、塚原将さんの歌詞にはありました。その部分、小椋佳さんの歌詞は、もっと大らかで翳りがないような気がします。それはそれで素晴らしいのですが・・・。
ちなみに、歌詞としては、
誰かに背負われて/風船の愛/時/思いおこせば/君が旅に出ると言った時には/君が持っていた僕の青春/哀れみこめて青春が見ている/夕ぐれの河に/風の足跡/同情(あわれみ)/黒門賛歌(飛行船黒門号)/渡良瀬を行けば 等があげられます。
中でも『時』は、多くのファンの評価が高いみたいです。
中村雅俊さんが歌ってました(ヒットしたかどうかは憶えていない)。
僕も、『時』には、参りました。(そのうち紹介しますね。)
そうでした、僕の思いではなく、塚原将さんという人のことでしたね。
小椋佳さんとの関係で言えば、塚原将さんは、小椋さんのお義兄さんということになります。
小椋さんと奥さんの佳穂里さんは、同級生(たしか小学校からの)ということでしたから、小椋さんの生年1944(昭和19)年よりは、数年年上で、現在、還暦ぐらいになられているのでしょうか?
(黒門小学校の黒門讃歌を作詞されていて、その紹介で39期卒業生とあり、小椋さんが45期ということなので6学年上のようです。)
当時は上野で「サンキョウ」というレストランをなさっていたらしいですが、現在は閉店されているらしいです。ネットで検索してみましたが、近況は分かりません。
『しずか』という個人誌をその店において、公開されていたものが、彼の詩集として、出版され、詩人として、僕らの目に触れることが出来たという訳です。
彼の著作は、
![]() 1976年3月10日初版発行 新書館 ForLadies78 |
![]() 1977年7月25日初版発行 新書館 ForLadies93 |
![]() 1979年3月15日初版発行 新書館 ForLadies120 |
![]() 1981年11月1日初版発行 新書館 ForLadies |
高3の帰宅時、駅前の大型書店で、『たった一つの季節に』をたまたま見つけて狂喜して購入しました。
勿論、告知等の何も情報源がないので、書店で見つける以外ない本でした(少なくても僕の住む地域では)。
『消せない時間』、『閉ざされた愛』も同様です。
『愛する人よ あなたと旅ができるなら』は、ネット時代になって、検索で見つけて、古書としてネットで購入しました。
発行年の1981年は、もう大学生になっていましたが、本は図書館で借りるものと書店へは行かなくなっていたので、書店では見つけることが出来なくなっていたと思います。まだ、ネットでない時代でしたし・・・
現在、絶版で古書としてしか手に入りません。
こんな素晴らしい詩集を埋もれさすのは勿体ないと、ブログでご紹介しているのですが・・・、果たして、著作権侵害にならないものなのかどうか・・・(は、疑問があります。実は恐る恐るやってます。クレームがあればバッサリ削除ということもありえますので・・・)。
ただ、すでに絶版なので・・・(復刻しても多分、人の目に触れることはない(売れない)と思います。)
『愛する人よ あなたと旅ができるなら』は、つい数ヶ月前に手に入れたものです。
カバーに著者の写真がありました。ハンサムです。今はきっと渋いおじいさんだと・・・。
※追記:舘又将文さんのブログの2013年 02月 24日の記事「塚原将さんを知る友人へ。」に写真があります。
◆関連ページ
逆に読んで頂くと(投稿日付順)いいかも・・・
閉ざされた愛⑥⑤④③②①
消せない時間④③②①
たったひとつの季節に④③②①
愛する人よ-あなたと旅ができるなら⑥⑤④③②①
作詞家としての塚原将