思い出の殻
思い出の殻は どうしてこんなにも つややかに固いのだろう 中味は ほんのひと匙にも 満たな...
戻ってきたものは
戻ってきたものはなんだったのだろうか 心の隅にかすかな傷みを落して もう風が肩にとまるな...
酷暑
もうもうとした光のなかに 蝉は鳴きつづけて 騒々しい蚊帳が 木から木にはられている トンボ...
ひとりぼっち
からっぽの水槽に ひとつの石を入れて やすらぎを感じてから もう何年になるだろう のぞきこ...
蛍
蛍がともっている まるで 遠い日をてらす 灯台のようだ 塚原将『閉ざされた愛』より
朝顔
とじこめられた夜が ゆるんでゆくねじの隙間から 地面にこぼれおちると ゆるやかな最後の回...
麦藁のストロー
麦藁のストローが なつかしい 少し日向の匂いがして 五月の風も聞けたし 雲雀が巣に戻って...
海をみつめる少女
堤防にひとり坐って 海に目を投げている少女がいる 本当の心は解るはずはないのに わたしは...
別れ際のくせ
短い時間のなかに 精いっぱい愛を投げ込んだとしても わたしにみえるのは くずれかけた土塀...
心の帆
目をそらせて外をみつめていたのは あなたが嫌なせいではありません あなたの想いが わたしに...
- VBScript(2)
- Weblog(314)
- お仕事ツール(0)
- Saloon(1099)
- Node.js他(Python)(16)
- HTA(32)
- 決め・分け論(70)
- 映画・ドラマ(37)
- EXCEL VBA(35)
- PL/SQL(10)
- Java(11)
- 詩(自作)(5)
- 詩(塚原将)(298)
- 短歌(200)
- 題詠100首鑑賞(96)
- 題詠100首(109)
- ALIAS SMITH and JONES エピソード(1)
- 題詠100首2010(11)
- 読書(74)
- プロスポーツ(プロ野球、格闘技)(27)
- 日常・育児とか(88)
- 仕事(IT関係)(61)
- とほほ(33)
- 夢(32)
- 勝手にバトン(7)
- 写真(36)
- スタートレック視聴日誌草稿(24)
- 旅行(25)
- 嫌いな言葉(6)
- 好きな言葉(4)