【柏市のリトミック・音楽教室】フォリア・ミュージックダイアリー

千葉県柏市で総合音楽教室を運営しています。声楽やリトミックのレッスンを通しての、毎日の発見や感動、思いを綴っていきます。

体験レッスンに行ってみよう(リトミック編)

2012-09-24 11:39:08 | お母様へ
こんにちは。

空の高さに秋の訪れを感じますね。

今日は、習い事に関するお母さま方へのアドヴァイスの続きを書いてみます。



まず、小さなお子さん(ここでは、就園前のお子さん)を とりまくたくさんの習い事の中から、

お子さんの得意なもの、個性を伸ばす習い事を見つけるのが大切と、先日書かせていただきました。

その中から、「では 体験を」と考えたとき、

ジャンルをごちゃまぜにしないというのが、ひとつのポイントです。

「体操か英語」かとか、「スイミングかリトミックか」という段階から体験に行かせようとすると、

ずいぶんたくさん体験にいかなければ ならないことになります。

お母さまがその両者の間で揺れたり悩んだりなさるのは、必要なことですが、

それでは全部体験に行ってみよう!というのは、お子さんの負担が多くなってしまいます。



同じジャンルの習い事でどこにしようか迷ったときは、

事前にリサーチする事は可能ですから、

地理的な通い易さ、曜日や時間の都合、レッスン形態などで、

ある程度「ここがよさそう」と思ったところに体験に行かれるとよいと思います。

実際体験して比較をしたいときは、2カ所、多くても3カ所が妥当でしょう。

あまり、たくさん行き過ぎると、「どこがどこだかわからなくなってしまった」

ということになります。

もちろん、体験に行かれる前の「事前リサーチ」はたくさん調べた方が良いと思いますが。



では、実際に体験レッスンに行ったとき、どのように参加すればよいのでしょう。

まずは、お子さんの体調を整えて、気分良く参加させてあげるということにつきると思います。

レッスンの前に外あそびをしすぎて、眠くなってしまったり、

お食事時間の調整でおなかがすいたりという状態での参加は、ちょっと残念ですよね。

せっかくですから、なるべく良い状態で楽しみましょう。

前日から、「明日は、こういう楽しいところに行くよ」と声がけをしてあげるのもいいと思います。

でも、決しておどしを言わないように。

「だから、いい子にしてなきゃダメよ」とか・・・



それでも、お子さんは初めての場所は不安で泣いてしまうかもしれません。

参加しないかもしれません。

でも、心配なさらないでください。それは、ごく普通の反応です。

レッスンの途中で、気に入ったものがあって参加してくれるかもしれません。

ずっと泣いていて、困ってしまったらお母さんだけでなんとかしょうとせず、

先生にちょっと聞いてみてください。すぐにアドバイスをくれるはずです。

体験レッスンで「参加しなかった」「できなかった」ということで落胆するおかあさまがいらっしゃいますが、

はじめにできなかったことをできるように促していくのがこれから始まるレッスンです。


体験レッスンに行って「自分のお子さんがやったか、やらなかったか」だけを見るのはもったいないです。

お教室の雰囲気、安全性や清潔さ、先生の言葉がけや奏でる音楽など、

少し余裕があったらお子さん以外の周りも見られると良いですね。


よく聞く声に「お昼寝(または朝寝)の時間と重なるので心配」というものがあります。

今までそれぞれのご家庭のペースで動いてきたのですから、不安も当然でしょう。

でも、週に一回何曜日の何時に○○に行くということを習慣化するのは、

ひとつのリズムを作ることです。

私はリトミック講師ですので、音楽リズムを良くするおおもとには、

生活リズムを作ることも含まれると思っています。

子どもは柔軟なので、新しい生活パターンにも慣れるものです。

そんなことから、曜日のリズム、時間のリズムを学ぶのも大切なことですね。


体験レッスンは、ただ参加するだけでなく、先生にいろいろご相談する機会でもありますから、

不安なことや疑問があったらどんどんお話してみましょう。



長くなってしまいましたが、お母さんが楽しむと子どもさんも楽しめるものです。

リラックスして、体験レッスンを習い事選びに活用してくださいね。


フォリアのリトミックの体験はあさって9月26日です。

どんなお友だちにあえるか、楽しみです。

一名だけ空きがありますので、ご希望の方はご連絡ください。


柏市の総合音楽教室 フォリア・ミュージックルーム

お近くのリトミック教室をお探しでしたら 特定非営利活動法人リトミック研究センター









リトミックって、習い事?

2012-09-22 09:59:08 | リトミック
昨日、小さなお子さんの習い事について書きましたが、

実は、少しだけ違和感がありました。

自分がリトミックに興味を持ち、勉強をし始めたとき、

それが習い事であるという認識がなかったからです。

その感覚は、ずっと消えず今にいたるのですが、

リトミックって、習い事なのかな?

月謝を払って、週1回行くのだから、形式としては習い事。

お母さま方も、もちろん習い事の一つとして選択してくださっているのでしょう。

でもでも・・・

なんとなく、悶々としています。


それは、リトミックのめざすものによるのかもしれません。

リトミックは、音楽を学ぶための一手法ではあります。

けれど、「リズム」という人間の根幹にかかわるものに着目したゆえに、

それは、音楽教育という枠をこえて、人間全体の発育にも関わっているということです。


これを単に習い事のくくりに入れてしまっていいのかな?考えてしまうことがあります。

一般的にはそうなんでしょうが。

(さっきと同じこと言ってますね。思考がぐるぐるしててすみません)


むしろ、小学校の必須課程にいれて、すべての子どもたちが学ぶ機会があればいいな、と思います。

それが、日本にリトミックを広めるのに尽力なさった、故板野平先生の

「どこのどなたさまにも、この教育を受けられるように」

という言葉の示すものだと思います。


私など、街の教室でリトミックを伝えるだけで微力ですが、

それでも、少しでもリトミックを通してみんなが笑顔になればいいな思います。

たぶん、子どもたちは習い事って思ってないでしょうね。

だって、楽しいんだもん


小さいお子さんの習い事

2012-09-21 18:27:55 | お母様へ
私は、4歳の時にピアノを習い始めました。

きっかけは、わからないのですが、親に「習う?」と聞かれて、「習う」と答えたという単純なものだと思います。

そこから、はや○○十年・・・

しかし、親から見て、ピアノを習わせてみようと思わせる予兆はあったのかもしれません。

幼い頃から、朝から晩まで歌を歌っている子どもだったようなので。

(当時は音楽=ピアノという単純な図式だったようです。

その後「声楽」というものがあると知り、今度は自分から頼んで習わせてもらうことになるのですが・・・)


さて、私が子どもの頃と比べて、今は子どもたちの習い事の選択肢は驚くほど多いです。

ちょっと数えてみても、10や20はあがるのではないでしょうか。

      

なるべく多くの可能性を子どもに与えたいというお母さまのお気持ちもわかります。

でも、そういうわけにもいきませんね。

今日は、お母さまに心に留めておいていただきたい、子どもにとっての習い事についてのお話。


その1

習わないことは身に付きません。そして、身に付くまで続けないと身に付きません。

あたりまえすぎてすみません。

つまり、何かを身につけさせたいということで、習い事をするのですよね。

では、「何を」選択すればよいのか。


その2 

お子さんにどのような人になってほしいか、というビジョンを持ちましょう。

それがないと、やみくもに習い事を選んでしまいかねません。

もちろん、習い事をしないという選択もあるわけです。


その3

小さい子の習い事は、得意なこと(あるいは得意そうに見えること)を伸ばしてあげるものを選んであげてください。

苦手なことの底上げのために、習い事をしようとすると、きりがなくなり、習い事スパイラルに陥ります。


その4

続けたからには、やめない。最後までやりきるという意識を親も子も持ちましょう。

可能性を求めていろいろチャレンジしたい気持ちはあると思いますが、結局何も身に付かなかったというのでは残念です。

小さい子ほど、体力的にもいろいろかけ持ちせず、

お母さまの目でこれなら続けられそうだというものを吟味してはじめさせてあげてください。

小さい頃から、「いやになったらすぐやめる」という経験をすることは、好ましくありません。


その5

そのためには、レディネス(rediness=心身の準備ができた適期)が大事です。

年齢や心身の発達を見て、習い事を始めるのに早くも遅くもない時期を見極めてあげてくだ

さい。

リトミックでいうと、3歳児までには、ぜひ始めさせてあげたいです。

もっと早くから、というお母さまもいると思います。

早く始めたいのであれば、歩行が安定し、「1歳半の気づき」といわれる、1歳6ヶ月がひとつの目安です。

ピアノのレッスンは、肉体的には6歳。リトミックを学んでいれば、もう少し早くから始めてもだいじょうぶかもしれません。

レディネスは、ひとりひとり違います。


少し、長くなってしまい、すみません。

一言でいってしまうと、

お子さんを よーく見てあげてください 

ということです。


それが、一番の鍵になると思います。


また、今はいろいろなところで「体験レッスン」をしていますね。

始める前に「体験レッスン」をすることで、良い習い事に巡り会うことも多いと思います。


では、「体験レッスン」はどのように受けたら良いのか・・・というお話は、また近いうちに。


リトミック研究センター フォリア・ミュージックルーム







くちびるを震わす

2012-09-14 18:48:35 | 声楽
こんにちは。

昨日は、巻き舌について書きましたので、

今日は、くちびるを震わせるトレーニングについて。

これは、直接発音にはかかわりませんが、

くちびるの力を抜くという意味で、声楽の基礎練習にかかせません。

くちびるを軽く閉じて、ブルブルブルと震わせます。

リップロールとも言いますね。

実は、このコツを先日生徒さんから教えていただきました。

びっくり!の誰でもすぐできる方法です。

両手の人差し指で、ほっぺたのえくぼができるあたりを押します。

そして、くちびるを合わせて、息を吐く。

ね、できたでしょ。

こんなわかりやすい方法を生徒から逆に教えていただいてしまい、感謝感激です。


ところで、私は、根が横着なので、

高校生の頃、巻き舌の練習とリップロールの練習を同時にやるという特技をあみだしました。

つまり、くちびるを震わせながら舌を巻くのです。

つばが飛び散るので、あまりおすすめはできませんが・・・


この二つは、できるとリトミックのレッスンの時も便利です。

ヘリコプターを飛ぶ音に擬音をつけるときは、くちびるを使います。

音の上行下行ができるようにしておくとソルフェージュのレッスンにも楽しく応用できます。

カードのあてっこゲームをしたりするときは、裏返したカードをひっくり返す時に、

小太鼓のロールのかわりに巻き舌で擬音をつけます。


少しのコツでできるようになるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。