blog of Flying Tangler

皆もすなるぶろぐといふものを、我もしてみむとてするなり

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カクテルNo.1 の続き

2005-08-29 14:11:51 | Bar Tangler's
昨夜中途半端に終わってしまった、Dry Martiniの続きです。

そうそう、あの時少し確かめたいことがあって"Martini"で検索をかけたところ、なにやら変なサイトが現れました。 会員制のコンパニオン・クラブとかで、派遣女性のプロフィールなどがぞろぞろと記述されていました。 「コンパニオンが会員制ってどういうこったろう?」と思い、一旦HPアドレスを記録しておいて、後にもう一度調べてみようとしたら、今度は最初にパスワードを要求されてしまい、二度と覘けなくなってしまったんです。 あれって、かなり怪しいサイトだったのかもしれません。

閑話休題

カクテルのMartiniでしたね!
このカクテルの名前はMartini Rocciという、イタリアのヴェルモット・メーカーに由来するそうです。 20年程前までは、このメーカーの製品は日本の各所で売られており、当時は私も『EXTRA DRY』をドライ・マティーニに使用していました。淡白な色合いですが、芳醇な香りと甘さ抑え目で、このカクテルによく合うと思いました。 ところが何時の頃からか、このメーカーの製品はとんと店頭で見かけないようになってしまったのです。(てっきり倒産でもしたんだろう、と思っていたのですが、昨夜検索をかけたところ、健在しているんですね、ーー日本円の価格ものっていましたから、輸入業者もいるようです。 今度入手方法を探してみるつもりです) で、以来ドライ・ヴェルモットはフランス製のNOILLY PRATを使用するようになりました。 このカクテルの調合で、一番論議の沸騰するのが、ジンとドライ・ヴェルモットの配合比率です。 ベストの比率は各人の好みもあるのでしょうが、それぞれのメーカーによっても変わってしまうのではないか、私はそう睨んでいます。

それでは、私の推奨するドライ・マティーニのレシピを開陳いたします。

タンカレー・ジン:45ml
NOILLY PRAT:約2ml
ANGOSTURA bitters:ほんの一滴(直接振り込むと多過ぎるので、ステアリング・スプーンに受けて量を調節すると良い)

以上を大きめのロック・グラスの氷に注ぎ、手早くステアリングする。(手早さが命)
ステアリングがすんだら、レモンの皮を薄く切った一片をきゅっ、と絞りかける(これをレモン・ピールと言います)

以上でできあがり、・・・これをそのままロックで飲みます。

一般的なドライ・マティーニはステアリング後、カクテルグラスに注いで飲みますが、私のお奨めはオンザロック・スタイルです。・・なぜなら、カクテルグラスに注がれた場合、カクテルは急速に温度が上がってゆき、ものの一分もすると味が落ちてしまいます。 いかにショート・ドリンクとはいえ、こんなに強いカクテルを一気に呷っていたら、大抵の日本人ならすぐにダウンしてしまいます。 オンザロックにすれば、温度上昇をかなりの時間延ばせる、というものです。 ただまあ、それでもあまり長い時間たってしまっては、今度は薄まり過ぎて味も落ちます。 まぁ、せいぜいもって15分が限界でしょうね。

酒の好きな向きはどうぞお試しあれ、ご機嫌に酔っ払えること、請け合いです。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
温泉行きたい (RURI)
2005-08-29 22:40:44
ドライ・マティーニと聞くと、ついつい反応してしまいました。



質問1. ステアではなくシェイクしたマティーニってのはいかがなもんなんでしょ。

質問2. オリーブが添えてあったりしますが、あれって必要なんでしょうか。
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おなつかしや瑠璃様 (Flying Tangler)
2005-08-29 23:30:32
コメント頂けて光栄です。 温泉ですかぁ?えぇ、どこへなりとご一緒させて頂きますよ! 今度こそは混浴の秘湯にね(うっふ、っふ)あれー、横でご亭主が睨んでるー!!



まだこういうBlogってやつの仕組みがよく解っていないので、とんでもないチョンボしかねないので、少し心配です、・・というのも、貴女からのコメント通知がきているのに、Blog上には何にも反映されないのですから、・・・ こういう場合どうすりゃいいんでしょうかねぇ? あっ、やっと届いたようです。
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瑠璃さまへ、続き (Flying Tangler)
2005-08-29 23:54:36
一度に長文は書き込めないようなので、分割コメントにしました。 エッと、・・シェイク・メイドのマティーニですか? うーむ、聞いたことないですねー、一般に「ショート・ドリンク(アルコール度数が高いものが多く、スピリッツ:蒸留酒をベースとしているものが多い)」に分類されるカクテルは殆どがミキシングによっています。 一方、果実ジュースや、ソフト・ドリンクの配合比率が多いカクテル、「ロング・ドリンク」と呼ばれるものは、たいがいシェイキングで作られるようですね。 もちろん例外もありますがね。

オリーブ添えはお好みによると思います。 私はあまり好みません、オリーブ漬けの油がドライ・マティーニのあのピュアな味わいの邪魔をするように思えるからです。 何かを添えるとすればオリーブよりパープル・オニオン(プチ・オニオンの塩漬け)を好みますね、・・・もっとも、この場合、カクテル名は”マティーニ”ではなくなって、”ギブソン”と呼ばれることになりますが。
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