昨夜は、よく晴れて星空が望めたので、 天体望遠鏡・赤道儀の極軸調整に励みました。
周知のように地球の自転により、天空の眺望は24時間で360度回転しています。
望遠鏡による星空観察や、写真撮影する場合に、長時間に渡り天体を同じ画角で視野に収めるには、望遠鏡を地球の自転に合わせて回転させてやる必要があります。
その役を果たすのが『赤道儀』という装置ですが、 この赤道儀を地球軸と平行に合わせるのが極軸調整です。
北半球では北極星をたよりに極軸調整を行いますが、 これがなかなか厄介です。
北極星の方角は、 実際には地軸と少しずれており、しかも年ごとにわずかずつ移動しているからです。
長焦点(=高倍率)の望遠鏡では、ほんの僅かなずれでも大きく反映されますから、 時々の再調整が求められます。
極軸調整は赤道儀に内蔵された『極軸望遠鏡』という、小型の望遠鏡を覗きながら赤道儀の方向を調整します。
極軸望遠鏡の視野は、 上の画像のようなイメージですが、 肉眼ではどうして、こんなにはっきり見える訳じゃありません。
しょぼしょぼお目目でかすかな星像を追いながら、 三本の6角レンチを使って赤道儀を調整する、ってのは・・・・・
とっても骨の折れるお仕事でした!