野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

赤とオレンジのグラデーションが特徴の「プリマドンナ」(ダリア・シリーズ09)

2019年10月24日 10時05分58秒 | 

インフォーマルデコラ咲きの中輪のダリア「プリマドンナ」。花弁の先の赤とオレンジのグラデーションが特徴のダリアである。

(2019-10 東京都 神代植物公園) 

 

 

 

ダリア「プリマドンナ」


花のつき方から薙刀という名前をもらったナギナタコウジュ(入笠山シリーズ12)

2019年10月24日 08時39分30秒 | 

ピンクの花を一列に並べてつけるので、花のつき方から薙刀という名前をもらったナギナタコウジュ。コウジュというのは、漢方で乾燥したものを生薬に使っていた香薷という薬草と、匂いが似ているかららしい。花のつき方はどこかシモバシラに似ている。アイヌはナギナタコウジュを「セパエント」と呼んで煮出して茶の代わりにしていたというのを聞くと、親しみがわく。

(2019-09 長野県 入笠山) 

ナギナタコウジュ(薙刀香需)
1年草
北海道-九州の山地や道ばたに生える。高さ30-60cm。全体に強い香りがする。葉は対生し、長さ3-9cm、幅1-4cmの卵形-狭卵形で先はとがり、ふちには鋸歯がある。枝先に花穂をだし、淡紅紫色の小さな花をつける。花冠は長さ約5mmの唇形で、ふちは細かく裂け、毛が生えているように見える。花の反対側に苞が整然と並び、苞は中心部がもっとも幅広く、ふちには短毛があるが、背面は無毛。花期は9-10月。(野に咲く花)
学名は、Elsholtzia ciliata
シソ科ナギナタコウジュ属

 


可憐な黄色い花が愛らしいヒメコウホネ

2019年10月24日 07時24分55秒 | 

コウホネをはるかに小さくしたミニ版のヒメコウホネ。日本固有種だが絶滅危惧種に指定されている。この日はヒメコウホネの花の咲き始めだったらしい。案内係の人がおニューです、と教えてくれた。可憐な黄色い花が愛らしい。

(2019-10 東京都 神代植物公園) 

 

 

 


 ヒメコウホネ  姫河骨
[学名] Nuphar subintegerrima (Casp.) Makino
スイレン科 Nymphaeaceae  コウホネ属

 地下茎は太く、白色、水底の地中を這い、横へ 広がる。葉は束生し、長い円筒状の葉柄がある。水中葉(沈水葉)は質が薄く、縁が波打つ。水上葉(浮葉)は水面に浮かび、水面が低下すると、水面から出て抽水葉となる。水上葉は長さ6~10㎝、幅5~8㎝の広卵形、質がやや厚く、全縁、無毛、表面に光沢があり、基部は深く切れ込む。花柄は長く、水面から上に出て、花を1個上向きにつける。花は黄色、直径3~4㎝。花弁状に見える萼片は普通5個。花弁は小さく、多数。
 コウホネ Nuphar japonicum 水中葉は膜質で細長く、水上葉は光沢があり、長さ20~30㎝の長卵形、水面から出る(抽水形)。花は直径約5㎝のわん形。花弁状に見えるのが萼片で、5個。花弁はへら状で小さく、多数が1列に並ぶ。雄しべ、多数、花糸の幅が広い。雌しべの先は広がり、柱頭盤を形成し、柱頭は放射状に並ぶ。
 オグラコウホネ Nuphar oguraensisはヒメコウホネに似るが、葉柄が中空、葉が水面に浮かぶ。
 ネムロコウホネ Nuphar pumilum は葉が水面に浮かぶ。
[花期] 6~9月
[草丈] 水面に出る
[生活型] 多年草
[生育場所] 池沼、溜池、河川
[分布] 在来種(日本固有種)  本州(中部地方以西)、四国、九州