野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

スイレン咲きの大輪をつけるロイヤルウェディング

2019年10月30日 12時34分43秒 | 

スイレン咲きの大輪をつけるロイヤルウェディング。ロイヤルウェディングという名前にふさわしいサーモンピンクの珍しい色のダリアだ。写真のものはすこし疲れ気味だが、色はよく出ている。リンクの写真もごらんいただきたい。

(2019-10 東京都 神代植物公園) 

 

ロイヤルウェディング

著名なダリアの育種家であり、秋田国際ダリア園の代表である鷲澤幸治氏の作出品種。ロイヤルウェディングは、美しいサーモンピンクの大輪咲き品種。ステムは中太で強健なため、育て易い品種です。早生タイプ。

花型:スイレン咲き
花色:サーモンピンク
草丈:中性(70~100cm)
タイプ:キク科の球根植物
植付け適期:3月~6月
開花時期:6月~10月

栽培方法:
原産地の気候により、高温と乾燥を嫌います。日当たりが良く、しかも夏は涼しい、水はけのよい土に植えてください。植付け時に堆肥などを混ぜると大きく生長します。アブラムシが発生しやすいので、浸透性殺虫剤をまくなどして予防してください。寒さに弱い球根なので、晩秋には堀上げを行います。分球する際には、クラウンと呼ばれる球根の付根部分に発芽点があるので、傷つけないよう一緒に切り分けて下さい。


メハジキによく似た花をつけるキセワタ(箱根シリーズ02)

2019年10月30日 09時25分50秒 | 

メハジキとそっくりな形で花がつくキセワタ。写真のうしろにみえる白花のものが多く、綿を着せたようだからキセワタだという。どうということのない花だが、どこか親しみを感じさせるのはなぜだろうか。

(2019-09 神奈川県 箱根町) 

キセワタ

山地や丘陵の日当たり良い草地に生育する多年草。
茎は方形で、直立し、高さ60~100cmほどになる。
葉は卵形または狭卵形で、洋紙質で粗い毛があり、長さ5~9cm、幅3~7cm、欠刻様の粗い鋸歯があり、鈍頭~鋭尖頭。
葉身基部は広いくさび形またはやや切形で、1~5cmの葉柄がある。
花は数個ずつ上部の葉腋につき、紅紫色で長さ25~30mm。
萼は長さ15mmで粗い毛があり、5浅裂して裂片は刺状にとがる。
花冠は唇形で、外面は密に白毛があって白く見え、下唇の中央裂片は下に曲がって紅紫色。
雄蕊は4個あり、下側の2個が長く、上唇の内側に沿って斜上する。
分果は長さ約2.5mm、暗褐色、倒卵状のくさび形で3稜があり、表面は平滑。
近縁種 : メハジキ

■分布:北海道、本州、四国、九州 ・ 中国
■生育環境:山地や丘陵の日当たり良い草地など。
■花期:8~9月


この時期にかわいい桜の花、十月桜

2019年10月30日 07時28分17秒 | 

この時期に桜の花を楽しめるのうれしいことだ。小彼岸桜の小園芸種らしいが、神代植物公園で蕾をほころばせていた十月桜。白い花も少しピンクがかった花も、どちらもかわいい。

(2019-10 東京都 神代植物公園) 

ジュウガツザクラ [十月桜]

開花時期 1月、2月、3月、4月、10月、11月、12月
花の色 白、ピンク、赤
名前の読み じゅうがつざくら
分布 園芸品種
生育地 公園樹、庭木
植物のタイプ 樹木
大きさ・高さ 3~7メートル
分類 バラ科 サクラ属
学名 Prunus x subhirtella Autumnalis
花の特徴 秋から冬にかけて花が咲くので、はっと人目を引く。
開花時期は10月から4月にかけてで、断続的に小さい花を咲かせる。
春の花のほうが少し大きい。
花の色は白ないし淡い紅色である。
花径は25~35ミリくらいあり、花弁数は10~20枚である。
萼筒は太い壷型で、雌しべが長く突き出る。
葉の特徴 葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
実の特徴 花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
ただし、結実するのは稀である。
その他 江戸彼岸(エドヒガン)と豆桜(マメザクラ)の交雑種といわれる小彼岸桜(コヒガンザクラ)の園芸品種である。
江戸時代の後期から広く栽培されてきた。