野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

巴紋のような捩じれた形の花弁が特徴的なトモエソウ

2019年08月15日 09時33分23秒 | 

トモエソウはオトギリソウ科の植物らしい花をつけるが、何よりも特徴なのは、花の名前の由来となった花弁のねじれだろう。巴紋のような捩じれた形が面白い。葉は披針形で、上から見るときれいな十字対生になるのも目立つ。中国名は連翹だが、これは日本では春一番に咲く黄色のレンギョウを指す。

(2019-07 東京都 神代植物公園) 

 

 

トモエソウ(巴草、学名:Hypericum ascyron)は、オトギリソウ科オトギリソウ属 の多年草。中国語名は連翹であるが、これはモクセイ科の植物の和名となっている。

特徴
茎は、高さ50-130cmくらいになり、直立し、分枝する。葉は茎に対生し、形は披針形で葉の基部は茎をなかば抱く。花期は7-9月で、径5cm、花弁5個の大きな黄色の花を茎や枝の先につける。花は巴形のゆがんだ形をしており、和名の由来となっている。花の中心に雌蕊があり、花柱の先が5裂して反り返る。その周りには多数の雄蕊があり、5束に分かれる。

分布と生育環境
日本では、北海道、本州、四国、九州に、アジアでは、朝鮮、中国、シベリアに広く分布し、山地や河川敷の日当たりのよい草地に自生する。


重々しい赤レンガ色でとくに目立つドクター・ウエモト(槿シリーズ06)

2019年08月15日 06時07分33秒 | 

個人名がついているのが珍しいムクゲ、ドクターウエモト。「上本博士が種なし西瓜を作るときなどに用いられるコルヒチン処理(染色体が倍加する)を行ってできた品種」だという。底紅で赤の一重の花弁が重なって咲いているので、重々しい感じがある。ピンクの品種の多いムクゲのうちでも、人目をひく赤レンガ色だ。

(2019-07 東京都 神代植物公園) 

 

 

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