野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

小さな花をけなげに咲かせているコメツブツメクサ

2019年05月23日 12時01分51秒 | 
公園の広場を埋め尽くすように咲いていたのが黄色のコメツブツメクサ。
バックグラウンド・ノイズのように、注意しないと目につかないほどの小ささである。
それでもけなげに咲いていて、元気でやれよと、励ましたくなる。
花が葉とそれほど変わらない大きさなので、コメツブウマゴヤシでもクスダマツメクサでもないと判断。

(2019-05 神奈川県川崎市 公園)





コメツブツメクサ
ヨーロッパなどを原産とする一年草。道端や草地などにグラウンドカバー状に大々々々大群生する。非常によく似たものにコメツブウマゴヤシ(米粒馬肥やし)とクスダマツメクサ(薬玉詰草)があるが、大規模公園や緑地でまるで芝生のような顔をして地面を覆い尽くしているのはまずもって本種である。生命力が強く、芝刈り機で丸禿げに刈ってもすぐまた元通りに繁る。湘南・鎌倉・三浦半島では、お役所などが大規模な造成・土木工事を行ったような場所で普通種。参照)

イワシの頭はトベラとともに?

2019年05月23日 11時44分13秒 | 
イワシの頭も信心からと言うが、
イワシを節分に戸口に飾るのは柊の葉に刺してだと思っていたが
匂いの強いトベラの枝とともに飾るのだという説もあるらしい。
この木はその風習から扉、そしてトベラと名付けられたのだという。
そんなこととは知らぬげに、道端でトベラが白い花をつけていた。
(2019-05 神奈川県川崎市 道端)








トベラ
トベラ(扉、Pittosporum tobira)はトベラ科トベラ属の常緑低木。東北地方南部以南、韓国、台湾、中国南部までの海岸に自生する。

特徴
主に枝の先に葉が集まって付く。葉は倒卵形、互生、主脈は白っぽく、葉全体はつやのある緑色で、周辺部がやや内に巻くように、葉全体が反っている。5月頃芳香のある白い5弁の花をつける。果実は熟すと3裂し、赤い粘液が付着した種子を多数露出し、これが鳥のくちばしなどに粘着して運ばれるといわれる。

海岸では海浜植物などの草本につづく海岸性森林の最前線に位置し、低くて密な群集を形成する他、海岸林の中では高木層を形成する場合もある。また、潮風や乾燥に強く、つやのある葉を密生することなどから観賞用あるいは街路樹として道路の分離帯などに栽培される。雌雄異株。

野生状態ではあまりトベラを食樹とする昆虫は大量発生しないが、都市に植樹されたトベラには、新芽に虫えいをつくるトベラキジラミというキジラミ科の昆虫がしばしば大量発生して、排泄物の甘露にすす病菌が発生しているのを見ることが多い。

枝葉は切ると悪臭を発するため、節分にイワシの頭などとともに魔よけとして戸口に掲げられた。そのため扉の木と呼ばれ、これがなまってトベラとなった(学名もこれによる)[1]。属名のピットスポルムはPitta(樹脂)とSporos(種子)に由来し、これは上記のように熟した果実から粘液が付着した種子が露出するのが特徴的なことから付けられたものである[1]。

猛烈なジャスミンの香を放つソケイ

2019年05月23日 06時42分35秒 | 
道路を歩きながら猛烈な匂いに驚いた。
垣根で咲いているソケイの花だった。
この花からジャスミンがとれるのだという。
さもありなんの匂いである。
花の形もキュートだ。素馨という漢字のイメージも素敵。
(2019-05 神奈川県川崎市 道端)





そけい(素馨、ジャスミン 、羽衣ジャスミン)
Jasmine, Jasminum officinale つる性常緑樹
【もくせい科そけい属】原産地:インド
4~5月に白い花をつける  花径3cm程度
この濃厚な花の香には酔いそうだ
温暖化のせいか軒下の寒風の吹かない暖かい場所で越冬する
冬は室内の日のあたる暖かい場所に取り込む  挿し木で増やす
排水の良い用土を使う   乾燥に弱い  水は充分与える
夏は野外の直射日光のあたらない場所に置く
素馨とは中国の美人の名からきた
ジャスミンはこの花から取れる香水を言う
用途:鉢植、暖地の垣根用

花はほとんど開かないけど、果実が楽しみなナワシロイチゴ

2019年05月23日 06時31分53秒 | 
イチゴの花が咲くのかと待っていたが、ピンクになったところで花はおしまいのようである。
街路わきのいたるところで地面を這うようにして増え、開花している。
実は少し酸っぱいが、ジャムにするとおいしいのだそうだ。
実がなるのが楽しみである。
(2019-05 神奈川県川崎市 道端)






ナワシロイチゴ
ナワシロイチゴ(苗代苺、学名:Rubus parvifolius)とは、バラ科キイチゴ属に分類される植物の一種。別名アシクダシ、サツキイチゴ、ワセイチゴ、サオトメイチゴ、ウシイチゴ[1]

特徴

ナワシロイチゴの果実(伊吹山)
茎は木質化するが、立ち上がらず、他の草の上に覆い被さるように育つ。その茎から出る枝は短く立ち上がる。茎には棘がある。葉は3出複葉、時に5出、あるいは繋がって三裂の場合もある。小葉の葉先は丸く、あらい二重の鋸歯がある。葉の表は明るい黄緑で、葉脈がくぼむのでしわがあるように見える。葉裏は白い綿毛を密生する。葉は落葉性。

花は短く立ち上がる枝の先に散房状につく。花は赤っぽい紫だが花弁が小さいので目立たない。苗代の頃に赤い実が熟すため、この名がある。花期は5-6月[1]。日当たりの良いところに生え、雑草的に生育する。赤紫色の花をつける。果実は食用になり、生食には向かないが、砂糖を加えてジャムにすると美味。

古くは琉球王国で「タカイチュビ」とされ他のキイチゴ(オオバライチゴ、リュウキュウイチゴ、ホウロクイチゴなど)とともに栽培され、現在首里城敷地内で展示されている。

分布と生育環境
日本、朝鮮半島、中国などに分布。畑地や道路脇などによく出現する雑草的低木である。