野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

有毒のミヤマシキミ

2019年05月03日 12時53分20秒 | 
丹沢でみかけたミヤマシキミ。
ごくありきたりの植物にみえるが有毒らしい。
山には有毒な植物が多い。
まあ、これを間違えて食べるような人はいないだろうが。
(2019-04 神奈川県秦野市 林間)






ミヤマシキミ

ミヤマシキミ(深山樒、学名: Skimmia japonica)は、ミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木。雌雄異株。


特徴
樹高は60-120cmになり、幹は基部から直立して分枝する。樹皮は灰色で、若い枝は緑色で無毛、いぼ状の腺点がある。葉は茎の上部にやや集まって互生し、葉身は倒披針状長楕円形で、長さ6-12cm、幅2-3.5cm、先は短くとがり、基部はくさび形、縁は全縁になる。葉質は革質で両面は無毛、表面は光沢があり、裏面には油点が散在する。葉柄は長さ0.5-1cmになり、すこし赤紫色を帯びる。

花期は4-5月。枝先に円錐花序をつけ、長さ2-5cmの散房状になり、白色の香りのある花を多数つける。花序軸に短毛が散生する。萼は広鐘形で小さく、浅く4裂し、萼裂片は広三角形で長さ約1mmになり先はややとがる。花は径約1cm、花弁は4個あり、長楕円形で長さ4-5mmになり、まばらに油点がある。雄花には雄蕊が4個あって花弁と同長で直立し、雌花には4個の小さな退化雄蕊と中央に1個の雌蕊がある。子房は4室に分かれ、各室に1個の胚珠が下垂し、花柱は太く、柱頭は平たく浅く4-5裂する。果実は球形の核果で、径8-10mmになり、12-翌2月に赤く熟し、4個の核を含む。核は広卵形で長さ6-8mmになり、先がとがり、1個の種子を含む。

分布と生育環境
日本では、本州(宮城県以南)、四国、九州に分布し、低山地の林内に生育する。国外では、台湾の高所にも分布する。

名前の由来
和名ミヤマシキミは、「深山樒」の意で、山中に生え、枝葉の様子がシキミ(樒) Illicium anisatum に似ることによる。ただし、シキミはミカン科ではなく、マツブサ科の植物である。

利用等
有毒植物で葉、果実にアルカロイドのスキミアニンやジクタムニンがあり、葉に多く含まれる。誤食するとけいれんを伴う中毒を起こす。かつては、頭痛や目まいなどの民間薬として使用され、また、煎じた汁は虫下しとして使われた。

庭木、生け垣、観賞用などに栽培、植栽される。

初めてみつけた清楚なヤマルリソウ

2019年05月03日 08時08分46秒 | 
咲きかけのヤマルリソウを発見。
ホタルカズラはみつけてたが、ヤマルリソウは初めてで、うれしい。
ヤマウグイスという別名も素敵だ。





そのすぐ後で、数輪まとまって花開ているのもみつけた。
ホタルカズラほどに瑠璃色は映えないが、
清楚な感じで美しい。

(2019-04 神奈川県伊勢原市 林間)





ヤマルリソウ



ヤマルリソウ(山瑠璃草[2]、学名:Omphalodes japonica (Thunb.) Maxim.[1])は、ムラサキ科ルリソウ属に分類される多年草の1種[3]。和名は山に生育し瑠璃色の花をつけることに由来し[4]、別名が「ヤガラ」、「ヤマウグイス(山鶯)」[5]。属名のOmphalodesは、中央が凹となる分果であることに由来し、「へその形をした」という意味[2]。

日本の固有種で[5]、福島県以西の本州、四国、九州に分布する[3]。

湿り気のある山地や道端[6][3]、半日陰となる木陰に生育する[2][4]。山野草として苗が市販されている。

特徴
根生葉は倒披針形(長さ7-20 cm、幅2-5 cm)でロゼット状に広がる[3][6]。茎葉は根生葉よりも小さく、基部が茎を抱き、上部のものほど小さく[6]、まばらに互生する[4]。茎の高さは7-20 cmで数本が斜めに立ち枝分かれせず[2]、開出した白い毛が多く[6]、先端に直径1-1.5 cmの淡青紫色の総状花序をつける[3]。花期は4-5月で[3]、5枚ある花弁の色が薄桃色から薄青色へと変化する[2][4][5]。花序は分岐せず、8-17 mmの小花柄があり、花が終わると下に垂れる[6]。萼は長さ5-8 mmに大きく伸びる[6]。分果は縁が平たんで長さ約3 mmでがぎ状の棘がなく[2]、がぎ状の棘が出るものは変種のトゲヤマルリソウ(棘山瑠璃草、学名:Omphalodes japonica (Thunb.) Maxim. var. echinosperma Kitam.)[6]。白い花のものは、シロバナヤマルリソウ(白花山瑠璃草、学名:Omphalodes japonica (Thunb.) Maxim. f. albiflora S.Okamoto ex H.Hara)。






ホタルカズラとの再びの出会い

2019年05月03日 06時10分42秒 | 
丹沢の別の山で、ホタルカズラのピンクと瑠璃色の一緒の株を発見した。
ホタルカズラはなんとも魅力的な色合いの花だ。
「四季の山野草」のページによると、「咲き始めは赤紫で、次第にコバルトブルーに変わっていく」らしい。
「野山に自然に咲く花のページ」には写真が多数掲載されている。
(2019-04 神奈川県伊勢原市 林間)







四季の山野草(ホタルカズラ)

ホタルカズラ - 野山に自然に咲く花のページ