わたしとJが最初のデートで行ったコインバーで、
彼のお別れパーティーがありました。
彼の友人やら、たくさんの人が来ました。
そこで、彼はわたしを「my girlfriend」と紹介してくれました。
とても、嬉しかったです。
彼は、たくさんの人たちに来てくれた御礼を言うために、
お店の中をあっちへこっちへ、忙しそうでした。
でも、友人達みんなに気を使い、みんなが楽しく過ごせているかをきちんと計算している彼を
わたしはとても誇りに思いました。
わたしにも、ちゃんと気遣いをしてくれていました。
「今日は僕のお別れ会だから、、、ごめんね(英語)」
一緒にいられないことを気遣って、
定期的にわたしにそう言いにきました。
わたしは、いろいろな人と話をしたり、
ダンスをしたりしていて、彼が安心して友達と話が出来るようにと思いました。
そして、彼はわたしにサプライズを用意していました。
いつも歌っているところのメンバーを呼んでいて、
会の最後に、急にマイクを持ち、
べらべらべら~~~~~~っと英語であいさつしたあと、
「今日は僕が書いた歌、ここにいるspecial womenのために・・・」
とわたしでもわかる英語で紹介し始めました。
すると、まわりがピーピーキャーキャーいい始め、
友人が「この会場にいるすべての女性にささげる」に変えてしまいました。
(もぉぉ~)
でも、Jは、DJブースの前に出てきて、
イスを2つ並べ、ギターの人とJが座りました。
そして、
あの曲を歌い始めました。
わたしの方に身体を向け、
わたしの目を見て、
わたしに話しかけるように、
歌い始めたのです。
この幸せをどう表現したらいいのでしょう。
歌が終わった時、わたしは自然と前にでていて、
Jと抱き合いました。
ああ、この人しかいない。
この人しか、愛せない、と思いました。
驚くこともありました。
わたしは、Jの友達だと思っていたから深く考えていませんでした。
ある一人の白人男性、Jの友達と紹介されたジョン。
ジョンは、比較的わたしとダンスや会話を楽しむ時間が多かったのは確かです。
Jは友達のあいさつ回りで忙しいから、普通に楽しんでいました。
でも、わたしに好意を寄せているとは思いませんでした。
だって、Jの彼女であることを知っていると思っていたし。
ジョンはわたしの連絡先を知りたいと言ったのですが、
わたしは教えず、彼のメールを教えてもらいました。
別に、なんにも考えずにそのやり取りをしていました。
しかし、ジョンが帰ったあと、わたしはJに呼び出されました。
「なぜ、友達のジョンに電話番号を教えたの?(英語)」
ええ??いつになく、真剣で恐い顔をしています。
“わたしは教えてないよ、彼の連絡先はもらったけど(英語)”
「それを今すぐ、破くんだ。僕がカナダに帰っている間にXXXXXXXXXXXX 」
XXXXXXはなんて言ったのかわかりませんでした。
どうやら、Jは、ジョンの行動からわたしに好意を寄せていることに気が付き、
ずっと監視していたようです。
他にもわたしと似たタイプの女性がいるのに、彼女たちとは話さなくて、
わたしのところばかり行っていたといいます。
そして、彼が帰るときに、
「フルールと接触するのはやめてくれ」
と言ったら、わたしから電話番号をもらったから関係ないとかなんとか、
とても怒っていて、口ゲンカになったというのです。
わたしはそんなこと知りませんでしたし、
ジョンはJの友達で、Jがカナダに帰っている間にどうにかしようなんて思うとは考えられませんでした。
Jは、その後も、今日の朝も、
「ジョンはクレイジーだ。信じられない」
とずっと言っていました。
わたしは、ジョンに電話番号も渡していないし、メールも教えていない、
わたしを信じられないの?
と言いました。
Jは、「わかっているよ、君を信じているよ。ただ、ジョンがそう言っていたから・・・」
Jは、あんなに忙しそうにあちこち回っていても、
わたしの安全を確認していたのでした。
考えてみたら、友人のエコちゃんに紹介しようと思って知り合いになった日本人とメール交換をしてたとき、
Jはこちらにやってきました。
わたしは、“ねえ、エコに紹介できるよ、彼女いないんだって”
と言いました。
「エコにしょうかい、いいね、彼はナイスガイだよ」
そのときも、監視にやってきたのかもしれません。
あとで、また、「彼をエコに紹介するんでしょ」
と確認のように言ってました。
でも、昨日から今日のパーティーで、
わたしたちの「絆」がさらに深まったのは確かです。
わたしにはJしかいないし、
Jにはわたししかいない。
“明日、歯を抜くの。一週間後反対側を抜くの。そのあと、ワイヤーつけるの”
「オオ、ベイビー、そんな必要ないよ。本当にそんなことしなくていいから」
“ううん、でも、今は痛いけど、2年後はもっと綺麗になってるから”
「必要ないって、もっと綺麗になったら、ガイたちがよってきて、僕から離れてしまう」
“ノォオオオ!!わたしはあなただけよ。”
Jはそんなことまで心配してくれてたのですね。
だれも、わたしの彼への「愛」と「尊敬」と「信頼」は崩せないでしょう。
電車での別れは、
切なく、淋しいものでした。
人目もはばからず、
ぎゅう~~~~~とハグして、
何回もキスして、
お別れしました。
でも、涙は出ませんでした。
二人の未来があるから、
二度と会えないわけではないから、
泣かなかったのです。
わたしはJを思って頑張ります。
Jはわたしを思って頑張ります。
次の感動的な再会に向けて、、、