少し前から調子悪そうだなあ、とは気がついていたのです。
でもそんなに深刻に悪くなるとは思っていませんでした。
ある夜、「にゃー(痛いよー)」とずっと鳴いてるヴィータ。
トイレに行ったり来たり。いつもと違う鳴き声。
ときどき吐く。
ただごとじゃないけど、今は真夜中。
一晩ずっと一緒にいて、翌朝病院に連れて行きました。
膀胱がパンパンで破裂の危険があったそうです。
そのまま緊急入院。
『尿路閉塞による急性腎不全』という診断。
5日間入院しました。
毎日お見舞いに行き、様子を聞きました。
人間の入院のお見舞いと違って、ずっと病室にいられるわけではないので
5分ほどの面会。それでも私達が行くと、「にゃー…ゴロゴロゴロ」と鳴いてくれます。
尿道がストラバイトという結石で詰まってしまっているので、カテーテルを入れっぱなし。
腕には1日中点滴です。
もともと食が細く入院中はほとんど食べてなくて、どんどん痩せていきました。
結石の膀胱炎が落ち着いてからは、毎日通院して注射と点滴。
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しばらくして再検査してみると、たいていの『急性腎不全』が治るらしいのですが
ヴィータの場合は腎臓に後遺症が残り、『慢性腎不全』となりました。
普通は膀胱炎を悪化させてもここまで悪くならないようだし、年をとった子がなる病気です。
ヴィータはまだ4才。
腎臓は一度悪くなると、良くなることはありません。
少しずつ悪くなってしまうのです。
若いからこそ長生きさせるために「腎臓移植を考えてみてはいかがですか?」とかかりつけの医者に告げられました。
「移植ーーーーーーー!?」
たとえ慢性腎不全になっても、たいていが年寄りの子で手術をすることはなく、本当に例の少ないことのようです。
手術費が高いのは当たり前だけど当然ドナーの問題もある。
ヴィータが助かっても、もう1匹も腎臓を悪くしないとは限らない。
ただでさえ年をとればなりやすい病気なのに、もしその子も腎臓病になってしまったら??
そしてドナーはどうするの?
もう1匹飼うの?
ほかのウチの子がなれるの?
今は元気になったけど、いつ悪くなるかわからない。
この先どうしたらいいか、いっぱいいっぱい考えなくちゃいけない。
ちょっと数値が落ち着いてきたので、自宅で点滴を毎日することになりました。
「点滴ーーーーー!? 私がやるのよね…。」
点滴がしばらくは命綱のようです。
あとはヴィータの生命力に賭けます。
頑張れヴィータ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/2b/72aaa8b83fb1be95f956c3eb62d98382.jpg)
最近はちょっと甘えてくれるようになりました。