鮎解禁が近づくと思い出すことがあります。

私は、よく川を見に行きます。
もちろん酒匂川が大好きで、
小さい頃から川に遊んでもらったし、
怖い目にも遭ってきました。
たくさん思い出があります。

でも、酒匂川を見に行くのには、
もう１つ理由があります。

もう、６年前になりますか、
５月１７日、鮎の試し釣りが酒匂川で行われた日です。
川は増水していたと記憶しています。
まだ、私が鮎釣りをしなかった頃のことです。

小学生が川に流され、亡くなりました。
生徒の弟でした。

川で遊んでいてのことのようです。

通夜に参列しながら、
自分にできることは、と考えました。


それ以来、時間をつくっては川を見に行きます。

それで事故が防げるとか、
助けられるとかは思っていません。
そこに大人の目があるということが
大切なことだと思っています。

子供にとって、水辺は魅力にあふれています、
大人だって魅了されてしまうんですから。

「もうちょっと先に行ってみようかな」
子供はみんなそう思うはずです。

「楽しい水遊び」で、おうちに帰れるようにしてあげるのは、
川をよく知る大人の務めだと思います。

釣りをする人も、されない人も、
カメラを持ってでも、散歩でも、ゴミ拾いでも、
自転車乗ってでも、グローブ持ってでも、

みんなで川を見に行きましょう。
きっと楽しいことが、見つかると思います。

もう、悲しい事故が起こらないように。


重い話題でごめんなさい。