川音日記 立花学園高校釣り部元顧問のブログ

釣り部顧問を隠居した65Tが、気ままに日々の出来事を綴っております。

「陶山神社」の境内を、

2024年08月14日 | 釣り部


今夜はお祭りのようでテントが張られ、

風鈴がきれいな音を奏で、

眼下には有田焼のお店が軒を連ねています。

お参りを終えて参道を下っていくと・・・

「ガタッゴトッ」音が聞こえてきます。



電車が通るんです。びっくり。


階段を下りて、有田焼の店舗に入ると各店に自慢のお宝があり、

各店で「有田焼素晴らしいですね~」「欲しいな~」って言いながらも、

とても手が出ません・・・


有田の町並みから少し山へ入ったところにある



「福珠窯」

若いご夫婦?が作陶されています。

お若いのですが、古伊万里(この言葉にすっかり弱い65Tです。)の伝統柄を

現代風にアレンジされています。



素敵な平皿でしょ。オンラインストアありますよ。


もう一軒気に入ったのは、大きな工場を持つ



「深川製磁」

インペリアルって書いてありますね。

大規模工場なのですが、技術的に優れた職人さんは製品に自分の名前を入れることが許されるんだそうです。

そんな職人さんの作品を集めた博物館のような建物があり、なぜかそこへ連れていかれ・・・

1時間以上説明をしていただきました。お腹いっぱい。

一つ一つの作品が何年もの時間をかけて絵付けされたもので、

眺めてため息、値段を聞いてまたため息、でした。


そんな中、案内してくださった方が持ってこられたのがこれ、



これ、青磁なんですよ。ヤバい。

この工場は製品の均一性を保つために、「ガス窯」で焼いているにですが、

この香炉は「登り窯(薪で陶磁器を焼く窯)」で焼かれた作品なんです。

「登り窯」は、どの位置に置いたか、何個入れたか、季節や天気によって、隣同士においても

違いが出ます。これ1つだけ、この色になったそうです。(他のも見ましたよ)

実際この香炉、青磁とは思えない色でしょ。さらに手で触れると

窯の中で灰をかぶったザラツキもあるんですよ。


焼き物ってすごいなぁ。たくさんの窯元を見て回って、陶磁器の魅力にすっかり引き込まれています。

説明がくどくてごめんなさい。
コメント
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