川音日記 立花学園高校釣り部元顧問のブログ

釣り部顧問を隠居した65Tが、気ままに日々の出来事を綴っております。

水温、

2012年07月15日 | 釣り部
昔70cmオーバーのレインボートラウトを求めて、何度も
北海道の支笏湖で長期キャンプをしたことがあります。

立花学園高校釣り部顧問です。

地元の方にはチップ(ヒメマス)を求めて夏の間キャンピングカーで長期滞在する方がいます。
何日か滞在すると顔見知りになり、キャンピングトレーラーに招待されるんです。


すると始まるんですよ。


北海道の方は遠方からの旅人に怖い話をするのが決まりのようで、

ヒグマの話し、幽霊の話し、etc.etc.(植村直己さんの話しもあったなぁ)


チョット、ビビらせようとしているのか、山奥へ釣りに入らせたくないのか、
ホントに気をつけろよって思ってくれているのか…

通過儀礼のようなものがあるんですよ、必ず。


でも、その中でチョット気になる話があったんです。


夏場に支笏湖の浅瀬で水泳をしている人が、心臓麻痺を起こすことがあるって話、
浅瀬で心臓麻痺起こすわけ無いでしょ、しかも夏に。と思って聞いていたんですけどね。

日が昇って温められた水は対流を起こします。
太陽が東から昇ると、まず暖められるのは西岸です。
暖められた西岸の水が動き始めると、
冷たい湖底の水がその対流によって東寄りに盛り上がるんだって言うんです。



だから思わぬ浅瀬に冷たい水の固まりがあって、胸ぐらいの水深でも心臓麻痺を起こす。



これは自然現象としてだけではなく、人間の営みからも起きるそうなんです。
ホテルが集中している東岸から、温かい生活排水が流れ込むと、
水が押されて、西岸に冷水塊ができる。


同じようなことが海水浴場の入り江や湾内で起きるとすれば、



何でこんなところで事故が?とは思えなくなりますよね。



それをね、湖に関わる霊の話と絡めて話されたら…ねぇ、旅人はビビリますよ。



こんな話し、信じる必要ないですけど
自然の力には敵いません、謙虚な気持ちで遊ばせてもらいましょう。



えっ、家内が熱出して釣りに行けないから、みんなをビビらせて釣りに行かないようにしてるってかい?


やんやも~、


そったら訳ないっしょ、ウッソでない、ウッソでないって。



でも、けっこう北海道生活長かったもので…
コメント
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