原子力安全・保安院

福島原発事故に関するニュースのたびに耳にする「原子力安全・保安院」という組織。
原子力発電は放射能汚染という最悪のリスクを抱えており、その安全性を検証し確保するための監視役として設置された機関だと思うのだが、違うのかな？
だとすれば、そもそも原子力利用を推進する経済産業省内にあること自体、疑問だ。
どうせなら環境省とかに置けばいい。
それか、文部科学省、消防庁、消費者庁、あるいは農林水産省というのもいいかも。
それにこのネーミング。
「保安」（＝「安全を保つ」）の前に「安全」をとってつけて、いかにも「原子力は安全」と言わんばかり。
今となっては滑稽を通り越してブラックユーモア的な気さえするのは僕だけかな。