Right and Wide

シンガー・ソング・ライター田中正浩の素顔

歌をつくるセンス

2023年02月06日 | 記事

≪推薦≫
1,「Sit Down!」(田中正浩 作詞/曲)
 同じ作者による「Stand Up!」と対の作品ですが、こちらの方が胸に迫るものがあります。
 辺野古で活動を続ける人たちへの強い共感が、歌の隅々から響いてきます。私も一緒に歌いたくなった歌です。この作者の歌を作るセンスがすばらしいです。
 (武義和)

≪準推薦≫
1,「Sit Down!」(田中正浩 作詞/曲)
 今まさに辺野古で闘っている人達の願いと固い決意が歌詞に感じ取れます。2番の後の展開部は作品全体の構成に新たな変化を与え、沖縄の悲惨な歴史を受け止め未来に引き継いでいく覚悟を高揚感のある旋律で表現しています。「しめすとき」はこのフレーズのみ琉球音階を使っていますが少し違和感があります。全体に使うという事に挑戦してみても良いのではないでしょうか。
 (山本惠造)

≪準推薦≫
1,「Sit Down!」(田中正浩 作詞/曲)
 シンプルに歌うスタイル、歌唱力も必要と思われるが、率直さが良い。様々なシーンで歌える曲だろう。Sit Down!と言っているが、立ち上がれ!とも聞こえる。後につづく言葉に、やや新鮮味を欠く感じを持つ。今後に期待したい。
 (渡辺享則)

 

 日本のうたごえ全国創作センターは2019年7月より立ち上がり、2020年10月に第1回推薦曲選考を行い、7月末までの1年間に登録された全91曲の中から全国に紹介して歌い広げたい5曲を推薦、10曲を準推薦、翌2021年8月に第2回選考を行い、同年5月までに登録された全147曲の中から同様に5曲を推薦、10曲を準推薦とした。
 引き続く今回は、2021年6月1日より2022年8月31日までの全95曲より5曲を推薦、5曲を準推薦に選考した。
 推薦曲は本誌に楽譜掲載をするとし、特典として、希望に応じて伴奏編曲などを選考委員の作曲家武義和さんに依頼できるとしている。本誌への掲載は好評で、全国の合唱発表会の中でも数作品が歌われた。

※選考委員
 武義和(作曲家)
 鳴海卓(名古屋二期会会員、名古屋青年合唱団指揮者)
 山本惠造(関西合唱団、レガーテ指揮者)
 渡辺享則(日本のうたごえ全国協議会副会長、長野合唱団指揮者)


以上、「季刊日本のうたごえ」2022.12 No.198 より


 僕の作品はこのコンペで3回連続選ばれています。大変光栄で、励みになっています。

第1回から第3回の推薦曲、準推薦曲は以下の通り

第1回(2020年)
推薦曲
「真実の歌PART-2~傘じゃない~」(田中正浩)
「カジノの唄」(浜波薫 佐古雅哉)
「しあわせになるために」(岡田尚 たかだりゅうじ)
「みっちゃんのえくぼ」(根来慶子、他 高田龍治)
「大好きなみんなへ」(福井センター合唱団 中村はるな)
準推薦曲(省略)

第2回(2021年)
推薦曲
「世界で一番大切なもの」(吹田おらが町コンサート合唱団 山ノ木竹志 たかだりゅうじ)
「いのちの水」(村上久美子 服部安宏)
「ここにいるよ~私たちのエール」(石黒真知子 きむらいずみ たかだりゅうじ)
「bye-bye 原発」(松永朝恵 斉藤清己)
「星となれ ボクらのうたよ」(竹中正道 藤村記一郎)
準推薦曲
「風に吹かれて」(高畠賢)
「風と一緒に」(三浦節子)
「自然体の人」(第65回電通のうたごえ祭典in埼玉創作チーム たかだりゅうじ)
「弥生の空2020」(田中正浩)
「幸せになる」(竹岡敏雄 長森かおる)
「この街から」(谷口桂子 苫小牧うたごえサークルわたぼうし 高畠賢)
「冒険者たち」(川村ミチル 藤村記一郎)
「愛するもののために」(小森香子 大西進)

第3回(2022年)
推薦曲
「Sit Down!」(田中正浩)
「瀬戸田恋歌」(箱崎作次 たかだりゅうじ)
「ウクライナに平和を」(きむらいずみ まほろば遊 藤村記一郎)
「十年たったら」(園田鉄美)
「キンメダイとサンマの恋」(石塚早恵 藤村記一郎)
準推薦曲(省略)


Sit Down!(YouTube)

Sit Down!(楽譜)

コメント
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