Right and Wide

シンガー・ソング・ライター田中正浩の素顔

ウクライナに平和を(2)

2022年03月28日 | 作品

ロシアによるウクライナへの侵略に対して世界中の人が抗議の声を上げています。

歌手 加藤登紀子さん
市民が生活する都市の真っただ中に爆撃するなど許せません。ロシアは女性や子どもを含む市民への攻撃を一刻も早くやめてほしい。ウクライナの人達の被害が大きくならないことを祈っています。
黙ってみていることができず、ツイッターなどで思いを発信しています。2月26日には長野でのコンサートで「花はどこへ行った」を歌いました。ロシアのコサック民謡を元に、アメリカのフォーク歌手、ピート・シーガーがつくった歌です。1960年代、ベトナム侵略に反対する反戦歌として全世界で歌われました。
世界中で「戦争反対」「戦争をやめろ」の声が広がり、ロシアの市民もプーチン大統領の独断に怒り、「戦争反対」を叫んでいます。身の危険があるにもかかわらず、声を上げるロシアの人たちを力いっぱい抱きしめたい。
(「しんぶん赤旗日曜版」3/6)

音楽家 ナターシャ・グジーさん
私は音楽家です。小さい頃に経験した原発事故と、その後の避難生活はとてもつらく悲しい思い出です。その後も学校で避難民はいじめにあったりしていました。
そんなとき、私は音楽に出会い、それからどんなにつらいときも悲しいときも音楽がそばにいて、私を励まし、勇気づけてくれました。
私は音楽のチカラを信じています。
その音楽のチカラで私が救われたように、私の音楽で励まされ、勇気づけられるひとがいるかもしれません。世界中の音楽家や文化・芸術に携わる人々は、そのことを知っています。
このたびのロシアによるウクライナへの戦争は、絶対にあってはならないことです。
それは、誰もがそう思うはずです。では、縁あって日本に来ているロシア人が解雇されたり、昔から親しまれているロシア料理店が嫌がらせを受けたりしているのはどうなのでしょう。(中略)
父親がロシア人で母親がウクライナ人という家族もたくさんあるのです。日本は、海に囲まれた国で、日本語を話し、独特の文化を持っていますので、欧州の複雑さが分かりづらいと思いますが、考えてみてください。(中略)
日本は平和という北極星を理想として掲げ、いつでも見上げることができる憲法を持っています。戦争が起こると星がみえづらくなるかもしれませんが、しばらくすると満天の星空にその星がまた輝くはずです。平和の実現にも忍耐力、努力、想像力が必要です。
戦時に文化・芸術は沈黙してはならない、の言葉があります。どういうことでしょう。
たくさん働いて体が疲れたときは、食べ物を食べ、ゆっくりと眠ることでまた元気になります。
辛く悲しいことがあったり、心配で眠れないとき、きっと音楽やいろいろな文化・芸術が
その心を癒やして安らぎを与え、また元気になれるのだと思います。
食べ物や睡眠、空気と同じくらい、人間らしく生きるには文化・芸術のチカラが必要なのです。
ナターシャ・グジー公式サイト

俳優 古館寬治さん
僕は、いろいろな理由があったとしても、武力行使を始めた側が絶対ダメだと思っています。プーチン大統領が軍隊を動かした時点で、終わり。先に手を出した方がダメなんです。
武力行使を始める側は常にうそをついて始めます。日中戦争を始めた日本もイラク戦争を始めたアメリカもそうでした。日本は、うそをいって始めた戦争を遂行した結果、国じゅうが焼け野原になって、世界で唯一の戦争被爆国になりました。
いままた安倍晋三元首相や橋下徹氏や日本維新の会が、「核には核」「9条改憲」と言いだしています。僕はプーチン氏も信用できないけれど、安倍氏も橋下氏も岸田首相も信用できない。
彼らに核のボタンを渡せますか。渡せないですよ。だから核を持ってはいけないんです。「戦争をできる国」にしてはいけないんです。
(「しんぶん赤旗日曜版」3/27)

僕もこの間、YouTubeに新しい動画をアップしたり、駅前でプラカードを持ってアピールをしたりしています。
一人一人の声は小さいけれど、みんなが声を上げることで世界を動かすことができると信じています。


YouTube

「平和」

これは1978年の作品ですが、ロシアのウクライナ侵攻という事態を受けて緊急に動画を作りました。
(動画は最近のTwitterから拝借したものです。)

「続く」

同じく15歳の作品。作った当時は具体的な戦争を扱ったわけではありませんでしたが、ウクライナ戦争が長引く中、早く停戦が実現できることを願い、音源化しました。
(動画は最近のTwitterから拝借したものです。スポーツ選手や放送ディレクターの勇気ある行動にエールを送ります。)

「HEIWA no UTA~A Song of Peace~」
宇治共同作業所のびのび班がつくり、歌い継がれている「へいわのうた」をこのたび英訳しました。
作業所がアップしている動画はこちらです。→https://youtu.be/_kfRA-GVt78


駅前でプラカードを持ってアピールする筆者


歌とスピーチで平和をアピールする宇治久世教職員組合・グッデイのみなさん(ギターは筆者)

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ウクライナに平和を

2022年03月24日 | 記事

宇治久世教職員組合は3月22日(火)の夕方、近鉄大久保駅にて平和アピール宣伝を行いました。毎月恒例で行っていますが、コロナ禍のため途絶えていました。まん延防止重点措置が21日で解除になったことでこの日に実施。退職教職員の応援も合わせて7名が参加し、アピールと歌で「ウクライナに平和を!」と訴えました。
一緒に歌を口ずさんでくれる方や、動画に収めていた方もいました。


 
【アピール】
 プーチン大統領とロシア軍によるウクライナへの侵攻は、主権国家への侵略であり、国際法違反です。軍事力によって他国の政府を転覆させることは許されません。私たちはロシア政府による国際秩序の破壊と人権侵害に強く抗議します。
 報道によると、現地では多くの市民が避難していた病院や劇場、学校が爆撃されているといいます。一般市民が犠牲になる戦争は許せません。
 犠牲者の中には多くの子どもがいることは悲しく、怒りを感じます。
 プーチン大統領は核兵器使用に言及し、国際社会を威嚇しています。このことは核兵器廃絶に向かう歴史の潮流を無視する行為です。今こそ核兵器のない平和な世界の実現が必要です。
 私たち宇治久世教職員組合は「侵略戦争を許さない憲法を持つ国の一員」として、また「教え子を戦場に送るな」のスローガンの下、ロシアの侵略を許すことはできません。平和を願うみんなの力で、核兵器を世界から廃絶すること、話し合いによる平和的解決に進むよう、強く求めましょう。

 

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