外壁素材の話となり、漆喰
の特性について盛り上がって
参りました^ ^
漆喰は塩分濃度の高い地中海沿岸
の地域で、古くから外壁材として
使われてきました。
塩分と漆喰が化学反応をおこし
漆喰の強度がさらに高くなるからです。
※シチリア島などで見られるそれです^ ^
年間を通じて潮風が吹く沿岸部には、
とっておきの素材だと言えます。
日本では神奈川県が外壁漆喰塗り施工棟数
都道府県No.1というのがご理解頂けるかと
思います。
さらに耐火性能も高く、日本では
古くからお城や蔵といった、“貴重な
ものを守る建造物”の外壁に
使用されてきました。
もともと日本の住宅の壁は、
土や漆喰で塗られていたのはご存知
かと思います。
吉田兼好の著書、「徒自草」の
一節に次のような文章があります。
「家は夏を旨とすべし」
家を建てる時には湿気が多く、
蒸し暑い夏を少しでも快適に
過ごせるように建てなさい。
ということです。
また、お城の壁が何故漆喰かというと、
お城が沢山建てられた戦国時代の
初期の武器に「矢」があります。
この「矢」の先に火をつけて相手の
お城を焼いてしまうのです。
それを防ぐのにお城の壁には
漆喰を塗ってました。
昔の人は漆喰が防火性能が
高いことを知っていたのです。
そこに目をつけた江戸時代の商人は、
稼いだお金や集めた宝物を
収納するのに「蔵」を漆喰で塗り、
火事から「蔵」を守りました。
屋根のむくりといい、漆喰といい
一般家屋に使われるようになったのは
やはり商人達のお陰なんですね^ ^
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