テイルズ オブ デスティニーについて思うところ2

2011-08-15 20:10:35 | ゲーム
「デスティニー」は大変人気のあるゲームだったが問題点は多い。
一番の問題は難易度が低すぎることだと思う。ファンタジアやエターニアと比べて圧倒的に簡単。とにかく何が簡単か説明できないほど、何かに苦戦した記憶がない。特にボスが非常に弱く、本気を出すとあっという間に死んでしまうので技を見るために延命させる必要がある。
ラスボスはあまりの弱さにベスト版で大幅に強化される始末。こいつだけは何とか、若干苦戦する程度の強さになっている。
でもそれが支持された理由なのかなとも思うところもある。さほど労せずにクリアできるから誰でも最後までいけてしまう。難易度の高いD2やリメDの評価をやたら下げたがる人がいるのは、まさにそれが理由じゃあないのかと。

シナリオ面は古いゲームだからで済ませていい性質のものじゃないと思う。二部のリオンの扱いがノベライズ等の派生作品で原作と違っているのが全てを物語っている気がする。
派生自体、全部オチが違ってるというべきか。ゾンビリオンは当時のコミックとかでだいたい消されてる。ちゃんと残ってたのは「なりきりダンジョン2」くらいか。
かの怪書「ルーティのルール」なんかオチだけじゃなく何もかも違っていてリオンどうこういう問題ではない。

だいたいゾンビリオンは良い悪いの問題じゃなくて扱いがいい加減すぎる。
かつての仲間が操り人形になって出てくる。このような安直な悲劇的展開が問題というのではなく、急に出てきて倒した後セリフも無くパッと消えるのは何なんだと。リオンはソーディアンを持っていたように見えるんだが、戦闘後は何処へ消えたんだ。
「長く生きすぎた」ソーディアンたちは物語の終焉とともに全て失われなければならないのにシャルティエは適当。結局リオンといっしょに海に沈んでたことになってD2でようやく決着する。D2が発売した理由はリオンの適当な終わり方に対する回答だと思う。それが良かったのかは別として。
こういうのを出してくるミクトランという黒幕も小物感がぬぐえない。

「リオンが途中で退場して、スタンたちはその思いを継ぐ」物語だとすれば、ゾンビリオンは蛇足だ。実際はそんなにリオン中心でもないので最後に忘れさせないようにゾンビリオンが出てくる感じ。
必要かどうかで言うなら、自分は必要ないと思う。それよりもリオン自身の描写を増やしたほうがいい。退場後も。
ゾンビ戦の後リオンが消えていく描写をもうちょっとしっかりすれば、とも思うけど、そういうことを考える人はゾンビリオン自体を削除してしまうことを選んだから今の結果になってるんだろう。

そんな話を考えながら続く

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