FF2・PSP版(5)

2010-04-12 21:46:56 | ゲーム
秘紋の迷宮は明らかに本編攻略と平行して挑戦するよう調整されている。
ボスは段階に応じて強くなるし、最後まで行くと各キャラクターの専用装備がもらえるのだが、すぐいなくなるミンウやヨーゼフ、ゴードンに専用装備があるということは、そいつらが仲間にいる間に取れ、ということなのだろう。
この迷宮のヒントがバフスクやサラマンドで聞けるというのもある。

ただしミンウの専用装備は、ヨーゼフのものより強い。これはSORの序盤用だからと考えることもできるが、ミンウがいる時期に秘紋に挑戦するのは難しいぞ、という意味かもしれない。
まあミンウをミシディアに連れてくのは普通だが。

また、ここの各フロアはFF1のSOCとか時の迷宮とかと違い、FF2の世界観と逸脱したようなものが少ない。
不思議な迷宮、中の出来事は全て幻なのかもしれないし、過去のFF2の世界で起きたことなのかもしれない。だがとにかく、あってもいいと思うようなものである。
そして最後に現れる謎の人物デュミオン。この迷宮が守っているものは彼の過去そのものだ。
デュミオンは既に何度も再生産されてきたFF2に唐突に追加された人物だ。FFの歴史に突然現れた、存在しなかったはずの個人。
同じような例はほとんど無い。移植作品の追加要素といえば名前だけ出てた誰かだったり、なんとかドラゴンとかの個人性に乏しい魔物であったりした(クロノディアはこっちに含めたい)。例外はFF3の鍛冶屋だが出すのが面倒すぎる。
今後の関連作品にデュミオンが再登場する可能性は低いと思う。だが、彼のストーリーはわずかしか無いが、重い。
わずかな情報でもキャラ立てができている。
そのセンスがもったいないな、と思う。

善皇帝とかあんたのどこに善の部分があったんだよと今でも思う。あれこそひどい捏造キャラだ。あんまり言われないけど。
こっちもディシディアで全く触れられてなかったし、今後出てくる可能性は同様に低いかなあと思う。

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