マタイによる福音書
22章
35 そして彼らの中のひとりの律法学者が、イエスをためそうとして質問した、
36 「先生、律法の中で、どのいましめがいちばん大切なのですか」。
37 イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。
38 これがいちばん大切な、第一のいましめである。
39 第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。
40 これらの二つのいましめに、律法全体と預言者とが、かかっている」。
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この聖句を、どのように感じられましたか?
S・ギフォード・ニールセン長老 ( 七十人 )は、
『 今はわたしたちの時代です!』
神は,……今,歴史上きわめて重要な時期に,私たちをここに遣わされたのです
というお話しの中で、次のように説かれています。
( 2021年4月末日聖徒イエス・キリスト教会の総大会の中で話されています。抜粋して引用します。)
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「良い選び」とは何を意味するのでしょうか。
ある人がかつてイエスに尋ねました。
「律法の中で,どのいましめがいちばん大切なのですか。」イエスはこう答えられました。
「『心をつくし,精神をつくし,思いをつくして,主なるあなたの神を愛せよ。』
これがいちばん大切な,第一のいましめである。
第二もこれと同様である,『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。」(マタイ22:36-39)
皆さんはどうか分かりませんが,いちばん大切なこれらの二つの戒めを読むと,第三の戒めが暗示されているのに気づきます。
「あなた自身を愛せよ。」
自分自身を愛することを戒めだと考えたことはありますか。
自分自身を愛していなかったら,ほんとうの意味で神とその子供たちを愛することができるでしょうか。
最近ある賢明な指導者が,何年もの破壊的な選びを克服しようとしている男性に助言を与えました。
その男性は恥じていて,自分はだれかに愛される資格があるのか疑問に思っていました。
指導者は言いました。
「主はあなたを御存じで,愛しておられます。
あなたのことを,そして,勇気を持って一歩踏み出していることを喜んでおられます。」
しかし,こう付け加えました。
「自分自身を愛するようにという戒めに耳を傾ける必要があります。そうすれば,〔神の〕愛を感じ,ほかの人を愛することができます。」
この兄弟はその助言を聞いたときに,新たな視点で人生を見つめました。
後にこう言っています。
「平安を見いだし,受け入れられることを求める人生を送ってきましたが,多くの間違った場所でそれらを探してきました。
天の御父と救い主の愛にのみ,慰めを見いだすことができるのですね。
御二方がわたしに,自分自身を愛するよう望んでおられることを知っています。
実際それが,御二方のわたしに対する愛を感じられる唯一の方法です。」
天の御父は,わたしたちが自分自身を愛することを望んでおられます。
高慢になったり,自分本位になったりするためではなく,御父がご覧になるように自分を見るためです。
わたしたちは,神の大切な子供なのです。
この真理が心の奥深くに染み入ったとき,わたしたちの神への愛が育ちます。
心からの敬意をもって自分自身を見るとき,心が開き,ほかの人にも同じように接するようになります。
自分の神聖な価値を認めれば認めるほど,次の神聖な真理をさらに理解できるようになります。
すなわち,神は,私たちが持っている才能や賜物を使って最大の善をなすことができるように,今,歴史上きわめて重要な時期に,私たちをここに遣わされたのです。
今はわたしたちの時代です!
(ラッセル・M・ネルソン「本物のミレニアル世代になる」〔ヤングアダルト対象のワールドワイド・ディボーショナル,2016年1月10日〕broadcasts.ChurchofJesusChrist.org参照。)
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※今日もお読みいただいてありがとうざいます。
第3の戒めが、暗示されているのですね。
自分自身を大切に、周りの人々も大切に今日も生きられますように。
2021年6月21日(月)