歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

日本の今年の感じ一文字「安」だが世界は「爆」とか!

2015-12-17 12:18:38 | 難しそうだがいい歌です

 

  

 

 毎年今頃になると今年の世相を感じ一文字で表すイベントが、京都清水寺の貫主が、あの舞台で揮毫するのが寒冷になっていましたが、今年の一文字は「安」と決まったそうです。

  「今年の漢字」が「安」に決まり、清水寺の森清範貫主によって揮毫された=15日、京都市東山区の清水寺(志儀駒貴撮影) 「今年の漢字」が「安」に決まり、清水寺の森清範貫主によって揮毫された=15日、京都市東山区の清水寺(志儀駒貴撮影)

 なにかピンと来ない感じで、このイベントも流行語大賞とおんなじように、どうでもいいイベントになりそうです。漢字は何千字もある中、応募は12万9647票有り、「安」が5632票で全体の、0.043%を占めます。

 なにか他にぴったりの字が見つかりそうですが、今日産経新聞8ページ国際欄に載っていたコラム欄『湯浅宏の世界読解』欄にも、今年の世界の情勢を悪乗りして漢字一文字で表すと「爆」となると言っています。

  

 こっちの方は、何となくぴったり来ます。世界の動きが慌ただしく新しい新秩序を模索しています。EUがやっぱり思うほど上手くいかなくなり、テロと難民に脅かされています。経済も同じユーロ圏で、ドイツ独り勝ちになり破綻しそうです。

 対岸の火ではなく、日本の靖国神社も爆弾テロに会いました。メディアは「爆発音事件」などと問題を軽く見せようと懸命ですが、爆発しなかったのは犯人が未熟なためで目的は爆発だったはずです。

  

 今年も、メディアは相変わらずチャイナや韓国の味方をして代わり映えしませんでした。安倍政権の存在中に、日本再生の道筋をつけておかないと、チャイナの工作にしてやられます。

 

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【湯浅博の世界読解】 2015・12・16

   
  

今年の漢字、世界は「爆」だ シリア発の激震は「靖国爆発」の日本にも及ぶ?

 

 今年1年を象徴する漢字は、やや内向きの安保法制、円安の「安」なのだという。だが、世界を眺めればロシア機爆破、「イスラム国」(IS)空爆、自爆テロの続発からみて「爆」以外には考えられない。ちなみに、日本の安保法制も世界の変化に対応したものだ。

 「爆」の震源地はシリアの中東であり、激震は欧州から米国を揺さぶった。遠く離れた日本でも、危うく靖国神社の一部が爆破されるところだった。

 ロシアがシリア空爆を開始して以来、ロシア機が爆破され、ベイルートの自爆テロ事件で40人以上が死亡した翌日には、パリで同時多発テロが起きた。

  

 トルコがそのロシア軍機を撃墜すると、それまでの国家とテロ組織による「非対称の熱戦」が、国家と国家による「対称の冷戦」に飛び火した。

 もともと、中国による南シナ海の“独り占め戦術”や、ロシアによるウクライナのクリミア半島併合は、中露による米欧の自由主義秩序への挑戦であった。これにISが、両方の秩序をひっくり返そうと三つどもえの衝突が表面化した。

 欧州では、3つの「爆」によって欧州連合(EU)の統合そのものが危険にさらされている。

  最初にはじけたユーロ危機は2009年のギリシャから始まった。通貨としての信用が低下し、アイルランドが財政破綻し、ポルトガルの財政赤字が高まって域内の経済文化の衝突が表面化した。

 続く難民問題でも、寛容さの違いからEU分裂の危機が忍び寄る。ハンガリーは「キリスト教の欧州を守りたい」と難民を拒否し、ポーランド新政権は記者会見場からEU旗を撤去してしまった。

  

 そして、見えないテロの恐怖。不安は人々をなりふり構わぬ防戦に駆り立てる。フランスの地方選で極右政党が躍進し、米国で銃乱射事件が起きると、イスラム教徒の入国阻止を宣言した共和党候補の支持率が上がった。

 世界大波乱への不安は「非対称の熱戦」と「対称の冷戦」が、同時進行で起きているからではなかろうか。

 第二次大戦は国家対国家の「対称の熱戦」だったし、戦後は一転して米ソの「対称の冷戦」に変化した。さらに冷戦の終わりで、米国を頂点とする「覇権安定」状態が出現する。

 プリンストン大学のギルピン教授らが唱えた理論で、覇権国が他を抑止するに十分なパワーが存在している場合に、世界は安定するとの考えだ。

 ところが覇権国は、やがて国際秩序を守るためのコストが利益を上回り、優位が崩れて不安定化する。

 いま世界で進行する不安定要素は覇権安定が崩れて、中露という新たな挑戦者が、米国の秩序に反旗を翻す姿であろう。そこに第2の不安定要素として、カリフ国家を目指すISが名乗りを上げた。

 民主国家を認めないISに対しては、地上軍を送ってでも撲滅しなければ脅威の増大に歯止めがかからなくなる。米仏に加えて、

  

 ドイツのメルケル首相が、それまでの慎重な姿勢から戦闘参加を決意したのは、秩序の維持とEUの結束を図るためである。英国のキャメロン首相が空爆を決意したのもそうだ。

  

 オバマ米政権が欧州の決意に呼応して、IS壊滅にどう積極策をとるかが成否を決める。(東京特派員)

 

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 今日は韓国のソウルで産経新聞元支局長加藤達也氏の、ソウル地裁の判決があります。言いがかりに等しい裁判もどきですが、今年は朴槿恵大統領のヒステリックな反日行動で始まり、反日的裁判で終わりそうです。

  

 その間、ますます嫌韓は広まり、元に戻すことは至難の業でしょう。この点に関しては、安倍・菅コンビの揺るがないブレない毅然とした姿勢が、韓国を圧倒しました。乗ずる好きを与えない安定した政権とも言えます。

 その意味での「安」という字であるならば納得しますが、メディアがそんなふうに考えるわけがありません。最も安倍首相の「安」ならば、どういう感想を持つのでしょうか。


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