歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

日中外相会談、王毅外相「あなたには失望した」

2017-08-08 13:35:41 | 産経ニュースから記事を拾う

 

            

  

  今回の新組閣は手堅い仕事人内閣だという触れ込みですが、一番のサプライズは、河野太郎氏の外務大臣就任です。政治家にとって大臣という椅子は、魅力的な物だと言う事が今回もよく分かりました。

    

  河野太郎氏は、あの国賊的河野洋平氏の子息であり、その持っている政治姿勢は、殆どの日とは違うと庇っていますが、私の見るところ、まったく変わっていないかそれ以上に、東京裁判史観にどっぷりと浸かって、安倍政権の中では必ず浮いた存在に成ると見ています。

  河野外相には早速チャイナとの外交姿勢というそのイメージが試される場面を作られてしまい、就任早々であったためか、安倍首相の意向に沿った応答をしたと報じられて居ます。

  案の定、チャイナの王毅外相は、チャイナの期待した発言を得られず、「河野外相の発言には失望した」と、幸先のいい出だしを見せつけました。最初からチャイナに尻尾を振るなどという、馬鹿げた行動はしないとは思っていましたが、だいたい思った通りの展開です。

   会談に向かう河野太郎外相(左)と中国の王毅外相=7日、マニラ(共同) 

   会談に向かう河野太郎外相(左)と中国の王毅外相=7日、マニラ(共同)


  チャイナの本心は、河野太郎外相を、最も今回の組閣の中での、一番喜んだ部分であったと思いますが、河野太郎外相も、高揚した姿勢で張り切っては居るでしょう。自分こそ最も適役であると思っているかもしれません。そう思わせるのも安倍首相の進歩でしょう。

  【日中 南シナ海で応酬】【王氏「あなたに失望」河野氏「大国の振る舞いを」】という今日の産経新聞一面の見出しです。両外相会談の、一種の社交辞令みたいなものですが、今後の行方としてはチャイナの王外相に思いっきり失望させてやるというのもいい作戦かも知れません。

 

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【日中外相会談】産経ニュース・平成29年8月8日 付

王毅外相「あなたの意見を聞きたい!」 記者団の前で展開された日中外相の応酬(全文)

  河野太郎外相は7日、訪問中のフィリピン・マニラで中国の王毅外相と会談した。

   閣僚級戦略対話を前に、記念写真に納まる(左から)オーストラリアのビショップ外相、ティラーソン米国務長官、河野外相=7日、マニラ(共同) 

  閣僚級戦略対話を前に、記念写真に納まる(左から)オーストラリアのビショップ外相、ティラーソン米国務長官、河野外相=7日、マニラ(共同)


  河野氏が東アジアサミット(EAS)外相会議で南シナ海問題をめぐり中国を批判したことに対し、王氏は「失望した」「あなたの意見を聞きたい」と反発。河野氏は「大国の振る舞いを」と応酬した。記者団に公開された会談冒頭での発言全文は以下の通り。

【冒頭発言】

  王氏 「あなたを見て、あなたのお父さん(河野洋平元衆院議長)を思い出した。あなたのお父さんは正直な政治家で、中国を含む周辺国との友好関係を望む外交官だった。

  彼は当時、歴史の話をすれば(自らの)心の態度を表明した。慰安婦問題で発表した談話も日本の誠意を代表し、国際的にも日本の良いイメージを打ち立てた。

    

  あなたが外相になると知って以降、私たちの多くの人が期待を抱いた。あなたが国際的なデビューを果たし、初めて東アジアサミット(外相会議)で発言した。だが、発言を聞いて、率直に言って失望した。

  EASでの発言をうかがったが、完全に米国があなたに与えた任務のような感じがした。きょうは良い機会なので、直接あなたの考え方を聞きたい。

  お父さんの長年にわたる外交努力を重視することを望んでいる。彼(洋平氏)が経験した歴史の教訓と、正確な意見を大切にすることを望む。

 

  あなたは外交の重い責任を担っている。日本が今後進む道は、河野大臣の世代にかかっている。中国は長期的な友好関係をつくりたいと思っている。しかし、それは互いの努力が必要だ。だから私はあなたの考え方を聞きたい」

  河野氏 「王毅外相とこういう形でお目にかかれて光栄だ。私が当選したばかりのころから何度かお目にかかり、外相会談も、こういう形で先輩の王毅さんと面と向かって会えたというのは大変光栄だ。

  今回のASEAN(東南アジア諸国連合)関連外相会合に来て、私のおやじを知っている方が大変多い。いろんな方からおやじの話をされ、その息子ということで、いろんな方から笑顔を向けていただいた。親というのはありがたいもんだなと改めて思った次第だ。

  北朝鮮の問題もあるし、海洋をめぐる問題もあり、安全保障をめぐる環境が東アジアの中で急速に変わっていく。大変難しい時代に外相になったが、それだけにやりがいがある時期にこの仕事をやれることになったことに半面、喜んでいる。

    会談を前にティラーソン米国務長官(左)と握手する河野外相=7日、マニラ(共同)

 会談を前にティラーソン米国務長官(左)と握手する河野外相=7日、マニラ(共同)


  日本は戦後一貫して平和外交を進めてきた。戦後、一度も日本の自衛隊が戦火をまみえることなく、日本の平和がずっと維持されてきた。

  中国は戦後さまざまあったが、経済的に発展していこうとしている。中国には大国としての振る舞い方というのを、やはり身につけていただく必要があるだろうなと思っている。

こういう形で、これから何度も率直な意見交換をさせていただきたいと思う。よろしくお願いします」

(マニラ 杉本康士)

 

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  河野洋平という人は、日本の歴史においても汚点として、歴史に刻まれるべき人間ですが、日本の特定アジアに阿った、許しがたい人物であることは消しがたいことです。その河野洋平をチャイナは褒めちぎって交渉の場に臨んでいるのです。

  安倍政権が今、世界の中で注目されている一つに、チャイナに対して一歩も引かずに、立ち向かう姿勢が、日本でも高い支持率を生んでいる原因の一つです。しかも憲法改正にまで手を付け始め、チャイナを始め特定アジアを慌てさせ、その意を組んで日本のメディアが蠢く。

  情けない日本のメディアの姿は、TBSの捏造報道が満場に晒され、提供するスポンサーにまで、影響を与え始めています。こんな事は当たり前のことですが、今までの日本のテレビ業界は奢り高ぶり、視聴者を舐めきっていました。

   TBS・ひるおびのスポンサー「キユーピー株式会社」にネット民が抗議の電凸をした結果→効いてるwwwwwwwwww

  それらの根本にチャイナの工作というものがあります。テレビ業界の反日安倍潰しも、慰安婦問題・南京大虐殺などを通して、日本貶めプ、ロパガンダの一環として、日本向け工作の一環ですが河野外相は、それらを認識しているかどうかです。

  安倍政権の新組閣が成功するかどうかは、この河野外相のチャイナ観によります。チャイナと敢然と戦うか、チャイナの走狗と化すか、今後の行動が見ものです。