歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

寒ーい夜には『産経抄』

2016-11-27 22:22:37 | 産経新聞の記事から抜粋

 

       

  

  谷沢永一氏は、私を自虐史観から救ってくれた一人でもあります。谷沢氏をやざわと最初は呼んでいましたが、(たにさわ)というのが本当だと知ったのも、何度も図書館であさって知りました。

  

  図書館で借りた本は数多くありますが、気に入った本は古本屋を探し回って手に入れます。本当に雀躍(こおどり)するような本に最近はあまりで会わなくなってきましたが、とにかく本は好きです。

 

  産経抄についている仮のタイトル「売れ筋でなくとも良書を売る」と出ていますが、山本夏彦翁がいつも言っていますがベストセラーというのは、普段読まないやつが読む本だと喝破しています。

  

  芥川賞作品など、初めから読む気がしませんし読む気もありません。本は本当に相性でしょう。久世光彦(てるひこ)氏の著作を探し回っています。読んでいたころはずいぶん知らない歌がありました。「マイ・ラスト・ソング」という本です。

  

  今なら、パソコンで検索すればほとんどの歌が出てきますユーチューブ入りで、その歌を全部再現して見せてくれます。こんな世が生きているうちに実現できるとは夢にも思いませんでした

 

 

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【産経抄】 2016年11月27日 付
売れ筋でなくとも良書を売る」書店…吉凶どう出るか 

  太閤秀吉がお伽衆(とぎしゅう)にたずねた。「世の中に一番たくさんあるものは何か」と。「人でございます」と答えたのは、知恵者の曽呂利(そろり)新左衛門である。秀吉はさらに問うた。「一番少ないものは」「人でございます」。

  ▼評論家の谷沢永一さんが昔日のエッセーでこの頓知話に触れていた。筆はこの後、明治期の人物評へと向かい、数人の名を挙げては谷沢流の一刀両断で斬り伏せている。新左衛門の言う「人」とは才知豊かな「人物」のことだろう。ペロリと出した舌が目に浮かぶ。

  ▼「本好き」を表題にした自著もある谷沢さんなら問答にある「人」を「本」に置き換えて、毒を吐くかもしれない。「一番少ないものは何か」「本でございます」。毎年、万単位の新刊が世に出る出版事情を重ね合わせると、良書と出会うにも幸運の手助けが要る。

  ▼知られた警句に「悪書にまさる泥棒はなし」がある。選書の目利き、つまり売る側のセンスも大事になる。「売れ筋でなくとも良書を売る」を掲げたこの書店の吉凶は、どう出るだろう。青森県八戸市が、公営の「八戸ブックセンター」を来月4日にオープンする。

  ▼「本のまち」を掲げる市の看板施策で、海外文学や芸術などの選書を手厚くするという。売れ筋を追えばコミックや流行作家の作品に偏り、売れなければ足が出る。推計年約4千万円の赤字を「読者」たる市民が「文化への投資」と、大目に見てくれる保証もない。

  ▼当座は世に埋もれているであろう「本」を掘り出しながら、読者の顔色をうかがう日々が続くだろう。谷沢さんが書いている。「雀躍(こおどり)する書物を探しだすまでの、僅かな忍耐が実は非常に重要」(『人間通』)だと。

  人と本との相性は男女の機微に似て実に難しい。良縁を祈ろう。

 

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  そう言えば、曾呂利新左衛門も、小学校の頃立川文庫で覚えた名前です。猿飛佐助や三好青海入道も、霧隠れ歳三や真田十勇士や、塚原卜伝もみんな講談本で覚えた名前です。

  

  今夜みたいな寒い夜は、夢中で炬燵の中で読みふけったものです。夢中で読める本はいい本です。いい本は夢中で読めます。時間を惜しんで読む本もいい本です。

  池波正太郎氏の『剣客商売』も全巻持っていますが、あのあたりが何遍読んでも楽しい本だと言えます

  


尖閣をそして沖縄を本気で狙っている国

2016-11-27 11:20:30 | 雑誌『Hanada』を読んで

 

  

  この地球という惑星に沸いた、人類最悪の生物、それがあの汚濁に満ちたユーラシアの東方に大きな面積を占めて、略奪に次ぐ略奪を繰り返し、現在チャイナ共産党北京政府という、自分勝手な独裁的独善国家というか王朝が存在しています。

  自分勝手で仲間だけを大切にし、国という概念など端から持っていない、ずる賢く、すれっからしの、強欲な連中が、環境をみんなで守ることなど眼中になかった連中が、今の荒れはてた国土を生んでいます。しかも住人の貧富の差など天文学的です。

  

  努力して、国土を改良しようという意識がまるで少数派のこの国では、無い物は奪ってくるという、昔ながらの手法を。ずる賢く考えています。チャイナにないものはすべて日本にある、喉から手が出るほど日本の水や技術が欲しいのでしょう、しかも従属して。

  その為には鄧小平時代から、じっくりと狙っていたことは間違いありません。日本を貶める反日慰安婦運動や、南京虐殺事件などでっち上げ、国際的に日本の立場を貶め、日本国内の世論の分断まで図って、親中派さえ育てることに国家予算を組んでいるでしょう。

  

  私がチャイナの指導者的位置にいたら、自分たちの仲間の生命と財産と既得権益を守るために、日本獲得の工作のためには何十兆使っても惜しくはないでしょう。その価値は有り余るほどあるからです。

 

 

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  月刊雑誌『Hanada 』2017年新年特大号より

 

 ≪FRONT PAGE≫   

 永田町 コンフィデンシャル

 習近平が本気で尖閣、沖縄を狙う理由

  

         九段 靖之介

   先の都知事選で、野党四党共闘が推薦した鳥越俊太郎は、安保法制に触れて、「いったい何処の国が日本に攻めてくるというのですか?」

  周知のように鳥越は惨敗、今はゴミと化した。しかしゴミを推薦した輩(やから)は国会や憲法学会にワンサカいる。彼らは中国や北朝鮮の挑発を見て見ぬふりをする。

  

  かってヒトラーはスターリンと密約、ポーランドを分断した。さらに突如、ソ連に攻めかかる。この「当方浸出策」についてヒトラーは言った。「わがドイツ民族のレーベンスラウム(生存権)を拡大するためだ」と。

  

  このヒトラーと同じことを、いま中国の習近平がやろうとしている。まさか嘘だと思うなら、百田尚樹と石平の対談本『「カエルの楽園」が地獄と化す日』(飛鳥新社刊)を読んでみるがいい。

  

  〈石平 中国のエリートたちが天下国家を論じるときに、よく出てくるのが「生存空間」が足りない。それが彼らの、最大の危機意識です。  

  生存の基本要素は水と空気と土地ですが、いずれも汚染が進んで回復不能な状態。結果、中国は中国大陸という生存空間は、人が生存できないようになってきた〉

  以下、石平は汚染の危機的実態について詳細なデータを示して明らかにする。

  水不足は全国六百六十都市のうち五百一都市に及び、しかも水質汚染は全国の地下水源の八十%と地下水の四十五%が汚染され、都市部に限れば地下水源の九十七%、地上水源の九十%が制御不能の汚染を受けている。

  

  大気汚染もひどい。全都市の三分の二が問題を抱え、北京など主要三十九都市の汚染度は「もはや人類が暮らせないほど」と中国人自身がいう。大気汚染が原因の死者は九十一万六千人(2013年)

  2030年には百三十万人が犠牲になると、精華大学の研究チームが警鐘を鳴らす。肺ガン患者は毎年27%ずつ増加している。

  

  土地はと言えば、森林破壊で保水能力が低下し、水と表土がともに流失する「水土流出」によって国土の荒廃は38%に及ぶ。

  おまけに砂漠化が進み、いまや「荒漠地帯」は国土総面積の三分の一を占め、このままでいけば十四億人の「生存空間」は残る国土の三分の一になってしまう。

  

  〈石平 当然のこと、中国人民は自国の外に生存空間を確保していかなくてはならない。これこそ二十一世紀の世界に突きつけられた最大の難題の一つです〉

  もう一つ、中国には安定した生活基盤を持たない二億六千万人の「流動人口」が存在する。共産党政権は農民から土地を取り上げ、都市部に「安い労働力」として駆り立てた。

  彼ら「農民工」は主に不動産バブルの建設現場で働いたが、都市戸籍者の四割以下の賃金しかもらえない。都市戸籍が無いために住宅も車も買えない。教育も医療など社会サービスも受けられない。

  おまけにバブル崩壊で職を失い、故郷に帰ろうにも土地がないから帰れない。都市部の底辺で極貧の暮らしだ。その多くは「鼠族」と呼ばれ、地下二・三階のマッチ箱のような部屋に相部屋で暮らす。

   

  この種の不満を抱える「流動人口」は「怒れる暴動予備軍」でもある。しかも、その数二億六千万人。

  さらにさらにもう一つ、永年に及ぶ「一人っ子政策」が生んだ歪みがある。後継ぎに男子を望む家庭が多く、妊娠中に女児と分かると中絶する。

  ために男女の比率が百二十対百となり、結婚できない適齢期の男性が三千四百万人もいる。となれば、余剰の男らを海外に押し出す必要がある。習近平政権が尖閣、沖縄を窺う背景には以上のような事情がある。

  

  〈石平 中国人から見れば、日本は一番侵入しやすい。ハッキリ言って台湾より沖縄を奪取する方が簡単です。日本には水もあるし、中国にないものが沢山ある。

  侵略する価値と侵略できる可能性が共に高い国は日本です。米軍さえ出てこなければ、軍事的に弱腰で、政治家も世論を怖れて反撃できない〉

  日本の資産やモノ造りの技術を手中にすれば、中国経済は当面は救われる。流民を送り込んで不満のはけ口を外に向け、男余りの人口問題も解決する。

  

  日本を屈服させれば歴史の清算も終わり、「中華民族の偉大な復興」も果たされる。中国が攻めて来ることなどありえないという幻想は、そろそろ日本人は捨てた方がいい。

  以上が中国人とは何か、中国共産党とは何かをよく知る帰化人・石平の警告だ。おりしもアメリカでは「日本は自分で守れ」と突き放すトランプ大統領が登場する。

 

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  日本のメディアはGHQのプレスコードがまだ生きていて、縛られています。それによって、チャイナ批判や朝鮮の批判をすることに微妙な反応で、あからさまに言えない空気を作り出し。メディアはそれに乗って日本の世論を勝手に動かしてきました。

  日本が危険な現在でさえ、お花畑のリベラルテレビ常連識者と称するものが、反日的言動を話すことを職業としています。ネットの出現までこれらの人たちがオピニオンだと信じ込まされてきました。鳥越俊太郎が消えても、まだまだ控えは何人も居ます。

  

  沖縄の基地問題に詰めかけて、日当までもらって本土や韓国やチャイナの運動家まで参加しています。それらの資金は何処から出ているか、それが分からないようなら日本はもうおしまいかも知れません。