神宮外苑いちょう並木近く「おおした鍼灸院」のブログです

2004年神宮外苑いちょう並木近くに開院。痛みの無い浅刺接触の経絡鍼灸治療院です。

妊婦の不安は胎児の成長に影響を及ぼす

2007年11月16日 | 安産・逆子

不安な気持ちは「つわり」をより悪化させる。「つわり」がひどい場合、仕事や生活がストレスになっている場合が非常に多い。

逆に仕事をする事で気が紛れているような場合や、毎日の生活を楽しんでいるような方は、比較的「つわり」が少ないか、つわりを感じない場合が多い。


お灸をすることにより胎動が多くなった、足が温かく感じるようになり、なんとなくだるい感じが少なくなり、気持ちが晴れるようになった。よく眠れるようになった等々、やって良かったという返事をもらう事が多い。

逆にお灸を続けることができない場合は「続けてみたが効果を感じる事ができなかった」「時間が無くなった」「面倒くさい」といった場合がほとんどで、それも短期間のうちにお灸に見切りをつける場合が多いようである。しかしながらお灸により何か他に問題が生じたことは現在まで聞くことはできていない。


詳細は今後の追跡調査にゆだねられる事になるが、「医道の日本9月号」(07年)の特集が「妊婦と鍼灸」に、助産師であり鍼灸師である二木珠江先生の「鍼灸分野における産婦人科領域の妊産婦管理」という投稿があった。

その中に「産婦人科領域における鍼灸の活用は、今後ますます重要視されると思われる。薬の使用を避けたい妊婦や授乳中の母親にとって、鍼灸はより安全な信頼性の高いものとなりえるからである。また母体の免疫が胎盤を通して胎児にいくので、鍼灸をする事で消化器、呼吸器系が強くなり、風邪、下痢、発熱を起こしにくい体がつくられると思われる。よって手のかからない健康な育児が期待できるのである。」というくだりがある。

 

妊婦患者の免疫力は上がるものと思うことは多々あったが、その免疫が胎児にもよい影響を与えるとは考えていなかった。確かにお灸を続けてくれた患者は出産後の体調も良い場合が多いし、新生児の健康に不満を訴えることは少ないように思っていたので、最近は産後についてもリサーチするようにしている。

その他、妊婦患者の表情が変わるのも鍼灸治療を通して思う事である。治療を続けることでそれまでは不安を訴える事が多かった方が、前向きな話がみられるようになることはよくある事である。これは鍼灸治療が五臓のバランスを整えひいては五志(ごし)…(怒(いかる)笑(わらう)思(おもう)憂(慮)うれう恐(おそる))のバランスをも整えるからではないだろうか。

鍼灸治療により免疫系が活性化され、上記引用にあるような子どもへのよい影響が子育てを楽にさせ、ひいては2人目3人目の出産を決意させるものに近づくとすれば、鍼灸もなかなかどうして捨てたものではない。


最後に妊娠は特別な事ではなく、むしろ月経と同じぐらいの生理現象の一つに過ぎない。

だが、昔と違い妊娠そのものが女性にとって遠いものになっている昨今、それを難しく考えるあまりに不安が増し、性ホルモンのバランスを崩すこととなる。

妊娠期の不安感は胎児の成長に大きく影響を及ぼす。

ましてや最近メディアに多く登場する出産を取り巻くネガティブな現状を垣間見るにあたり、負のイメージを多く取り込むことを妊娠期はできるだけ行わないようにしたいところである。

 

人生で何度と無いマタニティーライフを楽しんでもらうためにも、おおいに鍼灸を楽しんでもらいたいものである。

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