本日は代議士随行で広島入りしております。
8月6日、野球を見る事ができる幸せ
チャンネルはいつも野球中継。周りがカープ一色なので、選択肢がカープファンしかないのが広島の子ども達だった。
ところでこの「野球」という名前だが、名付け親を正岡子規だと思っていた。しかし本当は学生野球の育ての親である中馬庚という人物が野球と名付けたそうだ。正岡子規は「バッター」や｢ランナー｣といった野球用語を日本に紹介した人物とのことだった。
せっかく広島にいるので野球がなぜにここまで愛されるか少し考えてみた。思うに男の子の好きがいっぱい詰まったスポーツだからなのではないだろうか。古今東西、棒っきれを持たせておけば落ち着くのが男の子。これが本能から来るものかどうかはよくわからないが、なんだかそんな欲求が潜在的にあるのかもしれない。そんな男の子の本能と、ボールを叩いて遠くに飛ばす時のあの感触、野球をした事がなくても、バッティングセンターが気晴らしになるのがそれを物語っている。
キャッチボールもなかなか楽しい。ボールを投げてボールを取る。ただそれだけなのになんだか楽しい。相手の気心が知れるというのはこの事か、変な方向に投げないように、相手を気遣うあの感覚、そしてまたこちらにも気遣いが見えてとれる。相手が存在する単純作業、気心知れた人とのキャッチボールはそれだけでなんだか楽しい。もちろんサッカーでもバスケットでもいいのだが、あの小さなボールを、道具を使って投げ合うといった、ちょっとだけ高度なやり取り、それが大人になってもキャチボールをやりたくなる要因だと思ったりする。
あと単純ではないルールもいい。野球のルールはちょっと複雑だ。ちゃんと学ばないと理解できない。そしてチームプレーなのに個人の対戦が待ち構えるのも良い。9回に一度は１対１の勝負がメンバー平等に回ってくる。普段なかなか打てない子にも、必ず打順が回ってくる。1点ビハインドの9回の裏２アウト満塁、ボテボテのゴロが決勝打になり、いつも打てない子が一躍ヒーローに。確率論が幅を利かせるスポーツだが、そういった偶然が見る者を大いに楽しませてくれる。そして草野球をやるにしてもハンデが付けやすいし、大人から小さい子まで混じって遊ぶことができるのも野球の魅力だと思うのだ。
制帽かと思うほどに多くの子どもがカープの帽子を被り、選手の名前は誰もが大体知っている。何年か前にあった高校の同窓会では、同じ席に座った女性陣が今日の審判と投手との相性をしきりに気にしている。そんな野球が日常の広島で生まれ育った私だ、シーズン中はついプロ野球の経過が気になってしまう。
今日は、今年で16回目を迎える「ピースナイターの日。８月６日に慰霊の日に野球を見る事ができる幸せ、皆さん楽しんでくださいね！
神宮で野球見てた時に隣になった人が患者さんの娘だった、という8年も前のブログです^^;
カープファンにとって忘れられない伝説となった七夕神宮。
5点ビハインドの9回に2本のソロ本塁打などで2点差に迫り、現カープ監督の新井貴浩が19年目で自身初となる代打逆転3ランをバックスクリーンに叩き込んだ。
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