「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

カンの良い子は自分の体でたっぷり遊んでる!

2019年02月18日 | 小児はり、スキンタッチ教室
昨日午前中は参宮橋のオリンピックセンターで開催された、赤ちゃんの姿勢と発達についての勉強会に参加しました。




お子さんも一緒の和気藹々とした勉強会。

東京スキンタッチ会の勉強会はいつもこんな感じです。



講師をしていただいた理学療法士の中原規予さん、昨年10月に当会でお話をしてもらったのですが、それがとてもよく、また会員からの反響も大きかったので「ぜひ二回目も!」と、今回は鍼灸師向けの講座を開催してもらいました。


赤ちゃんの自ら遊ぶことを妨げない。その遊びを通して必要な動作の獲得を促す。

上っ面ではなく根っこの観察。
なぜそうしたいのか、そうしないのか。

この動作にこう結びつかない?こういう感じに環境を整えてみたら、そういう動きをするしかないよね!

少しの工夫で動きが変わる

うん、これなら子どもも楽しみながらできるじゃん!

そういうの、親が事前に何やらかんやら提供する前に、子どもの興味を観察することでわかるかも。

そして、赤ちゃんの動きの観察、その観察ポイントが増えたら、男親嬉々として子育てに参加するかも、、、なんて思った次第(お父さんが子育てに参加してくれない、って嘆きもよく聞くので、育児に巻き込むツールの一つとしていいかも)です。

首すわりから寝返りズリバイはいはい、、

つかまり立ちから歩くまで、赤ちゃんの動きの獲得を観察すると、それがいかに大変で、そしてそれができるようなることがどれだけ嬉しいことか、子どもの興味に乗っかって観察すると、それはなかなかに面白いものなのです。

で、最初の10ヶ月はおもちゃで遊ぶのではなく、赤ちゃん自身の体で遊ぶことが大切とのこと。

そういえば、最近は0歳児をおもちゃで遊ばせてる人多いけど、この時期自分の体で遊ぶことがとっても重要で、それをしっかりやった子は次のステージに難なくいけるわけ。

ちょっと大きくなった子だと、、

スプーンを持って、
食べものすくって、
それを水平に保ち口まで持っていって、、

その一つ一つの動作のどれだけ複雑なことなのか。
 
その動作の一つ一つに注目する。
その過程の一つ一つを親が意識して観察してみる。
 
「まだできない」を探すのではなく「できるようになった」に目を向けるようにすると、子育てちょっと楽しくなるかもです。


赤ちゃんは赤ちゃんなりに置かれた環境で育とうとする。

親が先回りすることで、子どもが必要とする育ちが妨げられることがある。
カンの良い子は自分の体でたっぷり遊んでる。

これも納得した話です。

子どもはどの家庭に生まれるか選ぶことはできません。
生まれた環境で、そこに適応して生きていくしかないのです。

もともと育つ力を備えているので、子どもに任せておけば良いのですが、最近は早期情操教育等々、先回りして子どもに色々と与える親御さんが多くなっているように思います。

小さいうちは自分の体で遊ぶことを覚えることが大切です。
自分の体で楽しんでいる時は放っておく。

この本を読みたいと思ってる時に、こっちの方が面白いから、その本を読むのはやめて、こっちにしなさい!って言われたら嫌ですものね。

子どもの「好き」、子どもの「興味」を妨げない。
これとても大切なことのように思います。
 

そういえば、ミルクをあげる時の話も面白かったです。

赤ちゃんが乳首を探す反射は後々スプーンを体に寄せる動作に繋がるとのこと。
食事をする時に必要な動作だから、そういった事まで思いを馳せつつ授乳すると、楽しくなるかも。

うちは混合
私もミルクあげてたけど、ホフホフ口でミルク探すから近づけたり遠ざけたり、、。

一所懸命探して、一所懸命飲むのです(だから当然愛おしくなる ^ ^)

その、子どもの全てに対する一所懸命さに胸打たれたのか、自分もミルクをあげる機会があったのも、子育てに積極的になった一因のように思っています。

だから混合まんざら悪く無いと思ってる派だったりします。

混合の話、そいえは以前書いたブログを思い出しました。
楽!って書いて批判も多々あったなぁ、、。

でも混合だと男親も参加できるんですよね。
男性を育児の世界に巻き込むにはとても良いツールのように思うのは私だけ??


そいえば早産おひな巻きの話も。

GCUのことを娘に聞いてみると、赤ちゃんギュギュっとするのが仕事とか(*^^*)
学びは至るところに転がってます。



みなさんありがとうございました。



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